表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
D・H  作者: ララ
22/137

「同盟」

もうあいつ…ウミって名前もらったんだっけ…?


ウミの奴信じられない!!


本当に世界を滅ぼそうとしていたなんて!!!


昔はあんなに闇の多い奴じゃなかったのに!!


私がおかしいの!?


あの世界を見ても世界を滅ぼそうと考えるくらい憎くならない…私が変なの?



…うんん。


変だっていい!!


私はあの世界を守ってみせる!


たとえウミと…もう一緒にいれなくなっても。



そのためには私も仲間が必要。



でも都合よく仲間に適した人間いるかな?



とりあえず日本へいってみよう…。



あっちの世界の私がいたところはこっちの世界の日本だった…。



もしかしたらもう1人の私がいるかもしれない…。



そうしたらきっと意思は同じ。


話をすれば協力してくれるはず…。




急がなきゃ!



取り返しのつかなくなる前に・・・。




すべての希望をもって。








私の故郷。



もとは一つだった場所。




日本へ…。











日本へ着いた。



…はいいけどうまく適合者がみつかるだろうか?



もう一人の私の気は感じられない。



私の力はワープと「気」を感じ取ることなど。



これがまた難しくて集中しないと「気」を感じ取ることができない。



さぁ…。神経を集中させて。



私を見つける。







…いない。




みつからない。




…!?




30分たってようやく見つけたのはあいつ…もう一人のウミだった。




力強い目をしてる…。



なにか目的があるみたい。



でも…でももう一人のウミってことはアイツも世界を滅ぼそうなんて考えてるんじゃ…?





…まずは話してみよう。





とりあえずもうひとりのウミと話すためにワープしたところは偶然にも悠里のいた町だった。





(話しかけたい…けど駄目ね…。他にも人間がいる)



その時もう一人のウミは友だちと一緒だった。



しかしその目は虚ろで心ここにあらずといった感じだった。



(何か思い悩んでるみたい…)



とにかく夜を待つことにした。



そしてこのもう一人のウミが一人きりになったときに話す。



夜がまちどおしかった。



今まで生きてきた中で一番時が過ぎるのが遅かった。



…というよりもこんな風に時を感じることすら珍しかった。







その夜は世界にとって救世主が現れた夜となった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ