第三章一節「友達」
悠里が俺(拓斗)の前から消えて1日たった。
俺の周りではすごいことになってる。
警察は出るし悠里の家族はすごく心配そうで・・・。
おじさんは会社休んでる。
弟の悠太君も。
あんなにケンカしてた悠里と悠太君だったけど、今は本当に悠里が心配そうだ。
あの晩公園で悠里は消えてしまった。
銀髪の奴と共に。
この話は誰に言っても信じてもらえなかった。
途中までは信じてもらえた。
(銀髪と公園で話しているとこ)
その後の一緒にフっと消えたとこや悠里がかわってしまったっていうとこらへんは夢でも見てたんじゃないかっていわれた。
まあ・・・それも仕方無いんだ。
俺はあの後2人が消えてすぐに気絶してしまった。
情けないって思うかもしれないけど・・でもあまりにも非現実的だったから・・・。
でも今はこうしてあのことと向き合える。
そして誓うんだ!
俺・・絶対悠里を取り戻す!
俺はアイツと喧嘩別れなんてしたくない!
それに・・・なんか嫌な予感がするんだ。
悠里は何か大きな事を大変なことをしようとしてるんじゃないかって・・・。
俺、あの銀髪を見たときなにか違う気がした・・。
人間じゃないって思った。
少なくとも普通の人間じゃないって・・・。
だからこそ悠里を取り戻さなきゃいけないと思うんだ。
今取り戻さなきゃ・・今俺が行かなきゃ一生あえなくなっちゃいそうで・・。
でもどうやって見つけたらいいんだろう?
解決策が浮かばない。
でも・・・俺らの前からいなくなったけど悠里はきっともう一回俺らの前に現れる!
そんな気がする。
その時がおそらくチャンスだろう・・・。
でもどうやって連れ戻そう?
説得・・・してもきかないだろうな〜・・。
アイツ頑固だもんな。
昔から・・・。
・・・・俺らっていつも一緒だったな・・。
最近の悠里はむかついたけど・・でもやっぱ悠里は俺の親友だって俺はそう思ってるんだ。
でも悠里はきっと俺のことそういう風には思ってないだろうな・・。
・・・・なんであんなひどいこと言っちゃったんだろう?
なんでもっと優しい言い方できなかったんだろう?
もしあの時俺がもっと違う言い方できてたら悠里は遠くへいっちゃわなかったんじゃないかな?
そう思うんだ。
皆はそんなことないって言ってくれるけど、本当にそうなのかな?
俺は絶対に間違ったことをしたんだ。
悠里がいなくなったのは俺にも原因があるんだ。
毎日こんな考えばかりがうかんでくる。
もやもやしてる。
心が曇ってる。
痛い。
ねぇ?悠里。お前は今どうしてる?
やっぱ悠里も心痛めてる?
なぁ悠里、あんなこといってごめん。
傷つけたよな?
ごめんな、悠里。
みんな心配してる。
みんなお前が大事なんだよ?
ねぇ、だからさ・・・・・
戻ってきてよ。
また遊ぼうよ。
ねぇ?今どこで何してるの?
第三章突入です(*´▼`*)もう少しで新キャラ登場いたします★