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D・H  作者: ララ
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第二章二節「力」

第二章二節突入です★いろいろな関係上二節がたったの1ページに;;気にしないでスルーしてやってください;

ウミいわく力を使うのは簡単らしい。



僕の力は目覚めたからあとはそれを形にするだけなんだって。



病んでる現代人の心を盗るのは簡単なんだって。




「っていってもさー、僕力なんて使ったことないよ? どーやってやればいいかわかんないよ。 なんかコツとかできたってわかる印みたいのないの?」



「印はね・・・僕が悠里につかったときみたいに黒い煙みたいなものが手からでていればできたって証拠になるんだよ。 コツは・・・とにかく念じるのさ。 心をなくせ。闇に入れってね」




「ふーん・・・」



(なんか呪いみたい・・・。)



「まあ中にはかかりにくい人間もいるけどね」



「たとえば?」


「君だよ。 悠里。 あの時君の心の中に闇が生まれてなかったら君に僕の術はかからなかった」



「僕・・・? それって・・なんで? なんで僕かかりにくいの?」



「意思が強いからさ」



「ふーん・・・」



そーいや僕負けず嫌いだもんな・・・。


なんて思いながら気づいた。



「じゃあかからない人もいるってことじゃん! かかんなかったらどーすんの?」



「そのために君がいるんだよ。 僕と悠里2人の力を合わせるんだ」



「なるほど・・・」



こうやって世界を滅ぼす計画を立ててる間にも人間は生きててもうすぐ滅びることも知らないで笑ったりないたりしてるんだなと思うと少し切なかった。


僕の人間の部分が反応していた。



それでも闇の自分のほうが多いわけで、少し切なくなったからって何か変わるわけじゃないけど・・。


それでも感情のある自分が少しうれしかったり・・。



「したっけさー・・・練習なんてできないよね? ここ人間いないし・・・」



「ああ・・。 練習行く? いつでもいけるよ? ワープして」



「う・・・ん・・。 まだいいけどさ・・」



「じゃあもう少ししたらいこうか」



なんだかわざわざ練習に行くのも少し面倒に感じた。



力をあつかうのはたやすいことなのかな?



「・・・悠里、拓斗君・・あの子は手ごわいよ」



一瞬どきんって心臓が大きく反応した。



拓斗は手強い・・・。



ウミの口から拓斗の名前が出てくると思わなかった。



拓斗・・・。



確かにアイツは意思が昔から強かったけ・・・?



まあ・・大した気に留めることではないと思うんだけども・・。






拓斗を軽く考えてる僕に対してウミはもっと拓斗のことを重く見ていた。




今の僕は気づかなかったけど・・・。


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