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D・H  作者: ララ
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DARKHEART

拓斗が頑張ってる間悠太達はテントの側で聞耳をたてていた。




「う〜ん…。むずかしいな」



悠太が怪訝な顔をする。


「何が?想いは伝わったじゃない!問題はアリスの気持ちってこと?」


リンが首を傾げる。



「僕達の世界には両想いになった先があるんだよ」


悠太がひそひそ声で言う。




「ああ…。でも子どもは早いんじゃない?」

リンが少し難しそうな顔をした。



「子どもーー!?」



悠太は目をまんまるにして驚いた。



リン達の世界は両想いになったらすぐ子ども産むまで進むわけ!?


意外な事実に驚きながらも二人を見守ることにした。




「あのさ…俺のいってる意味わかる…?」




恐る恐る俺がきく。





「え?だから私のことすきなんでしょ?」




「そうじゃなくって…いや…そうなんだけど…」




ついとっさにアリスの肩を思い切りつかんでしまった。





どうしようどうしようどうしよう!!






このまま抱きしめちゃうとか?





…殴られるな…。






「な…なんなの?」




アリスがすごくびっくりしてるのがわかった。




いいや…!




俺はおもいっきりアリスを引き寄せた。





そして手を背中に回して力を入れる。





「えっ…?あ…?た…拓斗?」



「うあ〜〜〜っ!」



外で聞いてて予想外の展開に驚いた悠太はつい叫び声をあげてしまった。




「しずかにっ!」




リンがあわてて悠太の口を押さえる。





「ごめんごめん。びっくりしちゃって〜。まさか拓兄がここまでするとはね〜。意外!上出来上出来♪」





悠太は嬉しそうに小さく拍手をした。





「確かに意外ね〜」




リンも顔が笑っている。





「さ〜てアリスはどう返事するかな?」




悠太は少し真剣な顔になった。





その返事で世界の行く末がかわるかもしれない。





そう思ったから。



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