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D・H  作者: ララ
128/137

前日

二人をみてたら悠里を思い出して、そうしたらなんだかやる気っていうか勇気っていうか…そんな感じの感情がでてきた。



絶対悠里を連れ戻すっていう最初の強気な俺。



そうだよ。



みんながいるんだから俺はひとりじゃないんだから、俺が悠里を連れ戻せないわけないよ!!



そう思ったら心に余裕ができてきて…俺もゲームをしたくなってきた。




「俺もゲームしようかな〜」



そういうとアリスが俺のほうを向き「私もしたい!!」といった。



だから俺が選んだゲームは音ゲー(音楽ゲーム。ポップ○みらいな)だった。




なのにアリスはゾンビを撃ってくゲームをしたがった。




だからゾンビのゲームをすることに。




焔と悠太がゲームを終えた。



俺らは銃をもらいコインをいれる。



後ろを振り返るともう焔と悠太は別のゲームをしようとしていた。(車の)



それに怜もウミもリンも加わって5人でしようとしている。



俺らは二人になった。




軽くゲームの説明を終えたとこでゲームスタート。




ずどどどどんっ!!!




『HELP ME〜!!』



ずどどんっ!



『助かりました。ありがとう』




ライフポイントゲーット☆




…したのはアリス。




つっ…強い;;



めっちゃ強いよアリス!!!;;



俺助けられてばっかじゃん!!!;




ゲームは結局ラスボスまですすめなかったけどそれなりなとこまでたどり着いた。




「あ〜面白かった」




アリスが満足そうな笑みでのびをする。




「確かに」



俺もその意見に賛同してのびをした。





「ねー拓斗?」




アリスが不意に俺のほうを向き話しかけてきた。




「ん?」



俺がのびをしながら返事をする。




「もし明日拓斗が危ない目にあってもわた私が助けるから!」




そういってアリスはにっこり笑った。




いきなりどうしたんだ?




そう聞きたかったのにでてきた言葉は「なんで?」だった。




その質問にアリスは即答した。




「そんなの拓斗が好きだからに決まってんじゃない!」




あっけらかんとアリスは答える。




一瞬かなりどきっとした。




だけどさー…なんかがっかりもした。




だってアリスの好きと俺の好きは明らかに別物だもん。




俺は正直アリスを少し恋愛対象としてみてる。



だけどアリスはぜーったい俺を友だちか仲間としてしかみてない。




どっちかといえばアリスはウミを恋愛対象としてみてる…気がする。




なんか…自分で分析しといてなんだけど悔しいな。






「っていうか…いきなりどうしたの?」



どうしていきなりそんなこと言うの?



そういう意味で俺はアリスに聞いてみた。




「だって暗い顔してんだもん」




アリスがあっけらかんと答える。



そして一言付け加えた。




「もう直ったみたいだけどね!」




そしてにこっと笑う。




その顔に俺はまたどきっとして。




ああ俺なんかもう駄目だ…。



おかしい…。



ってかなんか普通こんなに一緒にいたら恋愛対象になんないはずなんだけどな〜…。




「なぁアリス〜…」



思い切ってアリスに告白しようかと思った。




「何?」




アリスが少し首を傾げる。




「うん。あのさ…俺…」




途中まで言いかけてやめた。




駄目だ;;



まだそんな勇気はない。




だけど明日すべてが終わったら…その時は勇気だしていってみようかな。




アリスに。




だけどアリスはウミを好きかもしれない。




それでもいいや。




アリスがむこうの世界に帰って…そして全然会えなくなってしまう前に。




後悔しないように伝えよう。

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