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D・H  作者: ララ
116/137

三日前

「それじゃーいただきまーす!!」



カレーを一口食べる。



おいしいww



カレーってみんな市販のルー使ってるから味かわらないと思うけどやっぱ違うんだよね〜。



ルーをブレンドしたり牛乳足したり工夫してるからかな?



やっぱうちのカレーが一番おいしいやww




「そーいや今日なんで悠太は家で食べたがったんだ?」



父さんが不思議そうな顔をする。



「なんでって…なんとなく」



だってさー…僕これから兄ちゃんと戦ってくるんだよ?



考えたくないけどさ…もしかしたら世界を守れないかもしれないじゃん?



そう考えたらさー…。



ちょっと泣きそうになったケド我慢した。



だって心配かけたくないもん!



兄ちゃんもいなくなって心配してるのに僕まで心配かけれないじゃん?



家族を元に戻せるのはぼくしかいないんだから!



「昔は悠太よく外食行きたがってたよなー。まぁ昔って程前じゃないな…」



父さんがぽそりと話をはじめる。



きっとこれから皆があまり触れたくない話題につながる。



そんな気がする…。




「悠太と悠里はいつも意見がくいちがわなかったよな。お前はパスタ系が好きだったけど悠里はご飯ものがすきでさー…」




やっぱり…。



兄ちゃんの話…。



一気に家が暗くなる。




「悠里…どこにいっちゃったのかしら…?」



母さんがスプーンをおき、ポツリとつぶやいた。



「厳しくしすぎたのかなー…?だからいなくなったのか?」



父さんも暗くつぶやく。



「そんなんじゃないよ」



僕は二人を慰めた。



そんなんじゃなくないのかもしれないけど…。



「そんなことよりさー、僕久しぶりに映画みにいきたいなー!」




「映画かー…」



「たまにはいいかもね」




少し無理があるような気もしたけどなんとか話をそらせた。




「うん!僕見たいのあるんだー♪」



それから僕らは昔みた映画や今見たい映画について語った。



そしてその後父さんとゲームをした。



今日は父さんも母さんもなんだか少し機嫌がよくなって…お菓子やジュースを食べたり飲んだりして本当に楽しい時を過ごせた。



さっき(っていう程でもないけど)悠里の話題がでたのにあまり落ち込んでいないみたい。



なんでか僕は少し考えてから気付いた。



それは僕の能力のおかげだ。



『そんなんじゃないよ』っていうあの時いった言葉に能力が発動したんだ。



だから二人とも安心できたんだ!



こういう使い方もできるんだな〜…。



僕は元々この能力が気に入ってたけどますます気に入った。



心理的にも通用するなんて…!



これで…この能力を使えば皆の精神的にも安心させることができる。




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