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D・H  作者: ララ
105/137

3日前

狂った魔術師の言う通りにするっていうのもなんだか嫌だったんだけど俺(拓斗)らは大切な人に会いに行くことにした。




家族とかに。



っていってもこっちの世界が滅ぶんだし…あれ?



狂った魔術師は両方の世界を滅ぼす気なのかな?



まぁどちらにせよ大切な人に会いに行くのは俺と悠太君とリンの3人だ。



他の四人はお留守番。


焔は明日俺の母さんに会いに行く。


今日は気をきかせてくれたんだ。


良い奴だよなぁ…。




それじゃあいくか…!!



って時にアリスが俺らを呼び止めた。




「待って…!!」






みんながアリスに注目した。




「あの…悠里のことなんだけど…別に大した事じゃないんだけどね、悠里は…悠里はもう一人の私なの」



「「「「「「え!?」」」」」」


みんなが反応した。


まぁアリスがもう一人の悠里だからといって何かあるわけではないんだけどね。


所詮別人だし。(ウミと俺をみればわかるように)



「まぁどうでもいいことなんだけどね、なんか嬉しいって言うか…あれがもう一人の私なんだって思うと…」



アリスは少し興奮気味だった。



「なんか私兄弟とかいないし…なんか一人じゃないみたいな…」



兄弟…俺もいないよな。


もう一人の俺…ウミ…。


う〜ん…兄弟かぁ…;;


どっちかといえば悠里がやっぱ俺の兄弟ってかんじがするなぁ;;



多分ウミも同じ事を考えてると思う。


さすがもう一人の俺なだけあって悠里と仲良くなったりアリスと仲良くなったりするとこは似てるよな…。




「あ、ごめん!ひきとめて…!もういっていいよ!」


アリスが少し顔を赤らめる。


俺はアリスのこういうとこに弱い。



「いや…。じゃいってくるよ」



いってくるよって言っても夜にはこっち戻ってくるんだけどね。



これから世界滅亡まで一回大事な人にあったらもうその人のとこには行かないと俺らは誓った。



世界は絶対守る。



また大事な人たちに会うために!!



完全に全部救えなくても俺が奇跡の力を使って元に戻す。



大丈夫。



できる。



だってみんなだっているし。



だから今日大事な人に会いに行くのはちょっとした…そう、勇気付けみたいなもん。


そうさ。


だからなにもしんみりなることないんだから。


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