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D・H  作者: ララ
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その頃悠里は場所をかえ初めに銀髪少年と会った公園にいた。




「?なんで公園までくんだよ・・・? しかもここ・・・こないだの公園じゃん」




「あんな路地で行うよりいいと思って」



「行うって何を?」



「儀式」




「は!?」




やっぱコイツ危ねぇ;;



腹が立っていたのが一気にさめた気がした。



顔をしかめながら銀髪少年をじっとみているとしゅっという音と共に銀髪少年の手が僕のおでこにかざされた。



「うっ・・わ!? 何?」



僕はまたもやびっくりしてしまった。




「心の迷いをすてるんだよ。 すべてを恨んで。 今のままじゃまだ駄目だ。 まだ迷いがある。まだ家族を、友達をいとおしいと思っている。 君が世界を滅ぼしたいって願ってくれたおかげで僕はこうして君に力をおくれる。 君を完璧にできる。 さあ。 もう後戻りはできないよ。 心をにごらせて。 闇でいっぱいにして。 悠里」




銀髪少年が僕の名前を呼んだ途端銀髪少年の手から黒い煙みたいなものがでてきた。



それが僕の中にするすると入ってくる。



僕の心のスキマを通って心の真ん中にたどりつく。




僕はみんなを忘れてく。




みんなの顔と名前は覚えてるけどみんなへの感情がうすれていく。




どうでもいいものになっていく。




なんでだろう?




これは銀髪少年の力なのか?




抗いたいけど抗えない。






ああ・・・心が濁ってく。





心が・・・








心が闇でいっぱいになる。







僕にはそれがわかる。






何も感じないよ。







もうなにもみえない。




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