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番外編
番外編なので本編とのストーリーとは関係ありません。
私は優の"ある一言"を聞いて思考を停止させていた。
その"ある一言"とは、「俺は"お前の事が好き"だ」
私は、"神"。それで優は元"人間"。――でも、今は神。……これって、好きになってもいいよね?
「優。私ね、優の事が好きなのっ!」
「だからね……」と私は言って、優に"強引にキス"をした。
「優奈、ちょっと!」と優が言ってくるが、そのうちに目がとろんとして、眼が据わり顔を上気させて、私を見つめている。
静寂の中で舌と舌がつくりだす、水の滴る音が響く。
「んちゅ……」
私はいったん離れてゆぅ、と甘い声で名前を呼んだ。
その時だった。優が私を押倒したのだった。
身体じゅうが甘い刺激に襲われ――思考が快感に支配されて、それ以外の事を考えられなくなってくる。
「ゆううぅ。……ぁん」
「ぁぁ。すぅき! ぃぁああ!」
そこで、私の意識は失った。
ふと感じる。――ここはベッドだと。
私は上半身を起こして周りを見渡す。
そう。あれは夢だったのだ。
ピンクシーンを試験的に使ってみましたが、僕にはまだ早すぎたみたい……。