3話
皆さん、久しぶり! 佐村 優だよっ!
いやー、昨日はひどい目に会いましたよ……。
身体が壁に埋まったからね。あれは痛かったぜ。
あれから俺が優奈を見ると、視線を逸らして頬を赤らめていた。
あれ、フラグ立てましたっけ?
さてと、魔法の練習でもするか。
俺は優奈に中庭で魔法の練習をしてくる、と言い残してから中庭に出た。
俺は魔法の練習をしてい…なかった。
一人だとなぜか上手く出来ないのだ。俺が優奈にこんなにも依存しているとは……はあ、情けないや。
仕方がない…日本刀の方を鍛えるか。
こう見えて俺はあっちでは、剣道をやっていた―やらされていた。
ふう、と息を整えて一閃する。
俺は、唖然してしまう。…だって刀を振ってただけなのに、裂け目が出来てるんだぜ。
「これって、すごい刀なのか?」
だったら、気をつけないとな。振るう度に空間が裂けてしまっていたら、(高確率で)大変な事になってしまうかもしれなからな。
――とりあえず、優奈に謝らないといけないな。母さんが女の子が怒っていたら、まず男《自分》から謝れって言ってたもんな。
俺は、部屋に戻る。優奈に謝るために。
優奈は…部屋に居るな。俺は気配を探して部屋に居る事を確認した。
ドアを開けて、優奈の前に行く。
「あ、あのさ。優奈…」
「な、何かな?」と、どこか落ち着きなく更に頬を朱色に染めて言う。
「ごめんな」
「えっ?」
「…胸を触ってしまって」
「あっ……」思い出したのか、さっきより更に朱に染まる。
「ごめん!」
「ううん。気にしないで」と笑顔で言ってくれた。
その後、俺達は一緒に魔法の練習した。
優奈の顔ばかり見ていたのは内緒だ……
ネタ探しをしてきた宮原葉月です。
さて、今回も短かったですね。
ネタが無くて停滞してました。すみませんでした。
お気に入りに登録してくれた人に申し訳ないです…という事で投稿しました!
痛い! 物、投げないでっ!
4話どうしよう………