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43.リユースですよリユース

いつも以上に作者の性癖がつまった回

「さて、大体こんなものかな」


 俺は母さんの部屋、改め、翠姉ちゃんの部屋に荷物を運び終えた俺は深呼吸を一つ。


 あれから一夜明け、今日は土曜日。翠姉ちゃんの引っ越しの日である。


 引っ越しと言っても、あくまで今の住居を引き払う訳では無いので、身の回りの品を持ってくるだけの簡易的なものだ。段ボール数箱で終わった。彼女の家から、うちの車の荷台に積んで運んで一往復で終わる量だ。


 今日の俺の仕事はこれらを、新しく彼女の部屋になる母さんの部屋まで運ぶ事だ。


 ちなみに移ってもらうにあたり、今まで住んでいたアパートの家賃は、今後半額うちの両親が負担する事にしたらしい。やっぱり、お金の話はしっかり決めとかないといけないからな。トラブルの元だ。


「白兎、運んでくれるとは、ありがたいのぅ」


 部屋では翠姉ちゃんが、俺が彼女の部屋から運んだ荷物を荷解きしている。


「いや、一応俺も男だし、力仕事くらいはしないとね」


 外見は美少女と言っても差し支えないが、これでも俺も男だ。それなりに役に立ちたいという思いはあるのだ。


「そんな白兎にプレゼントじゃ」


 そんな俺をねぎらうように、翠姉ちゃんは段ボール箱の中から一箱を選んで、俺に渡してきた。


「プレゼント?」


「うむ。今日は荷物運びを頑張ってくれたからのぅ。前もって準備してきたのじゃ。そうでなくとも、普段色々と世話になっているしの」


挿絵(By みてみん)


 何だろう? お菓子か何かだろうか? ……でも、この叔母だしなぁ。妙なものの可能性もある。


 俺は、期待半分、恐る恐る半分で、段ボール箱を開けた。


「…………何、これ?」


 果たして、箱に詰まっていたのは、たくさんのブラやパンティーであった。それぞれ10枚づつくらいはありそうだ。


「見ての通り、下着じゃ」


「いや、それは見りゃ分かるけど。プレゼントって何? 姉ちゃん達の故郷の田舎には、好きな男にブラジャーやパンティーを贈る風習があるの?」


「そんな変な風習ある訳無いじゃろ。実を言うと、引っ越しを機に下着を買い替えようと思っていてな。それは廃棄する予定じゃった、全部古くなった下着達じゃ。別に捨てても良かったのじゃが、せっかくだし、何にとは言わぬが、白兎が使うかと思って持ってきたのじゃ」


「そういう風習も無いのに、ナチュラルにそういう発想が出てくるのは流石だよ」


「現役JDの汗や体液の染みこんだ、その手の変態には垂涎の品じゃぞ! ありがたく使うといい」


「何か言い方が生々しいよ! そして、遠回しに俺の事、変態って認識してるの?」


「だって白兎、洗濯機や愛狗ちゃんの部屋のランジェリーボックスから時々、あの子の下着を何枚か拝借しては欲望のはけ口にしてるじゃろ。口では儂らを拒絶するくせに、性欲は正直じゃのう」


 待て、何でそれを知っている?! ……げに恐ろしきは彼女のストーカースキルである。


「ハッハッハ! それともアレか? 白兎はもっと匂いや染みがついていた方が好きか。マニアックじゃのぅ。よし、特別サービスとして、今儂が身に着けている下着もサービスしてやろう」


「脱がなくていい! 脱がなくて良いから!」


「……いらぬのか? ならこの下着達もこちらで処分してしまうが……」


 そう言って、段ボール箱を取り返そうとする翠姉ちゃん。…………捨ててしまうのはそれはそれで勿体ない気もする。


「待て待て待て。いらないとは言っていない。それにまだ使えるものを無暗に捨てると、付喪神になって祟ってくるぞ。そうならない為にも、これは俺が有効に使わせてもらう」


 そう言って、俺は段ボール箱を抱えた。


「なんじゃ、いるんかい。このムッツリめ」


「もらえる物は病気以外もらっておけば良いんだよ。……それにしても、何というか、あざといよね。翠姉ちゃんの下着の趣味。全部子供用のやつじゃん」


 箱に入っているのは、全て小中学生が着るような、いわゆるジュニアブラ、ジュニアショーツというやつだった。可愛いデザインが好みの愛狗姉のそれと比べると、遥かに野暮ったい印象だが、何というか、これはこれで彼女が着たのを想像すると、下手にセクシーなのより逆にあざとい気もする。


「見ての通り、儂ゃ幼女体型じゃからのう。結局こういうやつの方がかえって落ち着くのじゃ」


 そう言いつつ、スカートをめくってパンティーをチラ見せしてくる翠姉ちゃん。うむ、あざとい。


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