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嘘つき

作者: 朝良

目を見たら わかるよ

声なんて いらないよ

逸らしてこない あなたの目

わたしも 逸らさない

知ってた 知ってた


でも わたしからは

聞かない

なんで? なんて言ってあげない

あなたの声で 聞きたいから

あなたの紡ぐ 言葉で

真実を。


心に ガラスのバリアを。

頑丈な バリアを。

決して割れることの無い バリアを。


このバリアを壊せるのは あなただけだけど


準備は出来た

いいよ いいよ

さあ 言って

真実を 真実を

おぞましい 本当を


嘘つきなあなたの言葉を ちゃんと聞いてあげるから。

これは あなたとわたしの

最後の 会話

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