いい夢見た...
文字通り「ガバッ」と飛び起きた
額からにじみ出る汗の量が「なんじゃこりぁ!」
久しぶりに見たないい夢...
常に明るかった、眩しく照り付けるような太陽の光のように
俺に向けるその笑顔とやら
「うえっ」
そして鼻腔をつくこの所謂「美味しそうな」香りとやら
「うぁっ」
これから宴でも始めるのか、大量にある
人はこんなにも食べるのか
小さい手が触れた
「にやり」
しかしうまくいかない
いつもならこの手を...
いい夢のせいだ
俺に背を向けて歌ってやがる
「がら空き、ラッキー」
いい夢のせいでうまくいかない
全部うまくいかない
いい夢のせいだ
さっさと覚めやがれ
後ろから抱きつかれた
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
文字通り「ガバッ」と飛び起きた
くそが、なんて夢だ
非常に機嫌が悪い
今日はたくさん奪ってやろう
いい夢見せてくれたお返しだ
悪魔より