現実に引き戻す酸味料の味
『甘酸っぱいお話』ではありません。『酸っぱさオンリー』です。
もどかしいような、なんとも言い表しがたい。甘く酸っぱい。そんな感情を表現する場面は非常に多いかと思います。そんな気持ち、私も多く経験してみたいものです。まだまだ経験が浅い身、いろいろな体験をしていろいろな感情を体験してみることが、この書き物をすることにおいて非常に有効に働きますからね。
今日はそんな話を長々とはせず、ストレートに酸っぱい話です。詳しく書くと私がよく使っている酸味料に関してのお話です。よくよく話されている酸っぱい物の代表格「クエン酸」や皆さんも飲む飲み物のほとんどに含まれている「ビタミンC」、酸味料のマイナー格「酒石酸」についてお話ししようかと思います。口をすっぱくしては言いませんが、貴方の口は酸っぱくなるかもしれませんね。
「クエン酸」
もうストレートに酸っぱいやつです。レモンからフルーティーさを完全に取り去り、後味を強化したような、そんな味です。しかも水に薄めても全然酸っぱさは消えないという、劇物のような一品です。罰ゲームにどうぞ。
「ビタミンC」
最初に大丈夫そうだと思わせておいて途端にマッハパンチのようなジャブを繰り出してくる酸味料です。しかし酸味料にとってのジャブはそこまでのダメージが出ません。口を酸っぱくするような酸っぱさはありません。むしろビタミンCがクエン酸ぐらい酸っぱかったら、すべての人類が飲んでいる飲み物はすべて恐ろしい酸っぱさを誇ります。それぐらいの酸っぱさです、ちなみにビタミンCは保存料として使われています。
「酒石酸」
聞いたことがない人が多数である気がしますが、クエン酸と混ぜると劇的に使いやすい酸味料と化す、合わせ酸味料のエースです。しかし単体で味わってみると、酸っぱさ以上に刺激力というべきな痛烈な一撃が口内を襲います。そのため他の酸味料と合わせなければ刺激の方が勝ってしまいます。ですが、他の酸味料と合わせることによって、程よく刺激、程よく酸味を加えたものに与えることができる、そんな合わせ酸味料になります。
いかがでしょうか、この文章で少しでも「酸味料」に興味を持っていただければ幸いです。酒石酸はあまり見つからないので通販を利用しなければいけないと思いますが、クエン酸やビタミンCに関しては薬局などで300円ほどで購入することができます。一度は酸味料の火力を体験してみてはいかがでしょうか。