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犬をなでるだけの簡単なお仕事です  作者: maochoko
第二章 犬をなでるだけの簡単なお仕事
21/94

21 別の部屋へ


日間ベスト100の末席に入りました。

応援ありがとうございます!


本日1話目です。





 あれから三日間。

 私は毎日午前中三時間、犬を撫でるお仕事を続けていた。


 今日はおにぎり持参で、初の一日勤務となる。


 明日はお休みにする予定で、それで早一週間が過ぎようとしている。




 体調の方は、短時間のお仕事にしてもらったことと、たぶんお金の心配が減ったことで、思った以上に楽になっている。病院から抜け出してきた時は倒れそうなほどフラフラだったというのに、現金なものだと自分でも思う。


 昨日までの三日間で二万円以上の報酬があったので、溜まっていたガス代も支払えたし、今日の報酬も合わせれば水道代も払えると思う。とりあえずライフラインは繋げられそう。


 お仕事の方も、毎日通うことであの部屋のわんちゃんたちから警戒されることもなく迎え入れられるようになったので、一日に四十から四十五匹くらいのわんちゃんと触れ合うことができた。

 少しペースアップできたおかげで、あの部屋にいたわんちゃんたちは一通り全員を撫でられた。まださすがに全員の名前を覚えたりはできてないが、初日から触れ合っていたミミちゃんやチョコちゃんたちとは、随分打ち解けて仲良くなれたと思う。


 まだまだ他にも八百匹以上の犬のお友達が待ってると思うとワクワクしてくる。


 私は飽きずにこのお仕事を続けられそうだなぁ、なんて楽観的に考えている。



 ◇



 そんな私が、今日も光に案内されつつワンワンパラダイスへと向かうと、


「本日はこちらでお願いします」


 いつものメイドさんに、いつもと違うドアへと案内された。


 ドアの向こう側には、やはり体育館くらいの広さがある。サンルームと言うのだろうか? ドーム型のテラスとでも言うのだろうか?

 庶民の私にはわからなすぎる、室内なのに屋外のような部屋へと通された。


 床は芝生になっていて、天井はガラス張りで暖かい。壁際には木が生えていたり、あちらこちらにベンチが置かれていたり。

 しっかりドッグランだ、これ。


 そこを元気に走り回っているたくさんの犬、犬、犬。ここには大型犬もいるようだ。


「みんな人には慣れていますし気性の荒い子もおりませんので、ななさんなら大丈夫だとは思いますが、今までのお部屋の子たちよりはやんちゃな子もおりますから。事故など起きないように、無理なさらずお願いしますね。ここの子たちは気になったら自分の方から寄ってくると思いますので、甘えたがってる子と程々に触れ合ってあげて下さい。では、お願いします」


 メイドさんはいつものように自分の仕事に向かってしまった。


 広い室内? を見渡すと、それぞれ思い思いに駆け回ったり、転がったり、匂いを嗅いだりと元気に過ごしている様子。


 大型犬もけっこう混ざっているし、広いスペースを自由に走り回れるように配慮されてか、この部屋にいるのはざっと見て五十匹ほどだ。


 前の部屋よりは犬密度が低い。

 一匹のモフモフ度は高そうだけど。




 さてと、どこから取り掛かろうかな?






お読みいただきありがとうございます。


ブックマーク、評価をしていただきありがとうございます。皆様の応援のおかげで昨日、日間ローファンタジー82位に入ることができました。一日で消えちゃいましたが(笑)


なんか感動! 感激!


この嬉しさをエネルギーにこれからも更新頑張ります。応援よろしくお願いします。


続きは19時に更新します。

引き続きお楽しみください。



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