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第9話 突然の訪問者

ブックマーク20件ありがとうございます!!

思ったより皆、あのあらすじで読んでくれているのですね?

正直、作者なら即閉じしてしまうぐらいなのに、

それでも読んでくれた皆さんに、楽しんで頂けたらうれしいです。

1/31 ・・・⇒…… ?!⇒ ? !

2/3 所⇒ところ

2/8 無駄な人称減らしました

4/21 <封印中> 追加

コンコンコン


フラグを立てたから、誰か来たじゃないか、一体誰が来たんだろう?


「ティアよ? 入ってもよいか?」


「その声はお義父様、どうぞ入ってください」

「へ、陛下!? ティア様早く片付けてください!!! この部屋!! 見せられた物ではありません!!!」


「……あ~うむ~。土産をついうっかり忘れてしもうた。しばらくしたらまた来る!」


「陛下!!! お待ち下さい! 10秒お待ちください!」


 何か? メイドさんが慌てている?


((!!!!!!))


『おい!! 見たか!! あれ!!』

『見たわ!! 魔法よね?!』

『魔法はあるって言ったのに~。信じて無かったの~』


『『……』』


『『だって使えない』もん』


『まだ小さいから使えないんだよ~』


『それならそう説明してくれよ』

『そうよそうよ』


『規則だからごめんね~』


『神様も案外めんどくさいのね』


『そう~!! そうなのよ~』


ぺらぺらぺらぺら


 チノ達のお喋りを無視してメイドさんを見ている。


 メイドさんが右手を動かせば窓が全開になり埃が外に出ていく、左手を動かせば宝石や絵本に玩具などが、元の位置に移動している。


 それは魔女が魔法で片付けるような幻想的な風景だった。


「陛下もう大丈夫です。どうぞお入りください」


 誰かをメイドさんが招き入れてるようだ。


入って来たのは若い男女だ。後ろには兵士みたいな人がいる。


 男の方は肩に掛からない位の長さの金髪で、ルビーのような真っ赤な瞳のイケメン野郎だ。貴族みたいなちょっとフリルが過剰な恰好だが憎らしいことに似合っている。


 女の方はピンクの髪が床すれすれ迄伸びて、エメラルドのような深緑な瞳の美人さんだ。俺は興味ないが胸はでかい方じゃないかな? 服は薄桃色のシンプルなアフタヌーンドレスというのだろうか? 露出が少なくレースが少しあるくらいで、貴金属の類は胸のルビーのブローチぐらいのようだ。


『見た見た!!! ナシちゃん! ピンクピンク!!!』


『チノに見えるってことは、俺にも見えてるよ』


 まあこんな2次元のような容姿な奴らばかりだから今更驚くこともない。それに、


『【運命の子】の映像でわかっていただろ』


『え!!! なにそれ? わたし知らないわ!』


 チノに【運命の子】の映像を送ってやった。そういえば送られて来たときはなんでアニメなんだろうと思ったな~。『アニメじゃない~。6年後の皆よ~』


『ちょっとこの一番小さいのがわたし達なの?』


『よく見ろ()()()に小さいのが俺達だ一番は白髪だろ』


『へぇ~、これは確かにナシちゃんが悲しむ訳ね~。かなり可愛いわね。わたし達』


 言うな悲しくなる。しかし【運命の子】は殆どが女の子だ俺の異世界ロリロリパーティはこれからだ!!!


「魔導具まで使わなくとも、よかったのだがな」


「ティアは相変わらずのようね」


「申し訳ございません」


「別にエイドを責めた訳ではないのよ!? この娘の事は小さい時から知ってますもの」


「……はい」


「そうそうティア、はいこれお古のべビースリングになるけど使って頂戴」


「……お古?」


「そのなんだ……せめて息子が使っていた物を使ってくれないか?」


「あの子は父親を知らずに育つ事になるわ。だから私達の我儘だけどせめて父親が使っていた物を使って欲しいのよ」


「…………ラルム…………ぐすん、…………わかりました!!!」


「すまんのう、ティア」

「ありがとう、ティア」


 ん? 母さんが泣いているぞ何でだ?謎の男女と話していたら泣いたと言う事は、あいつらが原因だ。


 あの男女は夫婦だよな?貴族っぽい?今まで俺の父親は見ていない。そして俺の母さんは相当幼いつまり、


『俺の母さんは妾で、正妻に今イジメられているんだ!!!』


『え! 急に何言いだすの?』

『え~どうしてそう思うかな~?』


かくかくしかじか


『言われてみれば今まで父親は見てないし、おじいちゃんにしては若いわね? でもお兄さんやお姉さんかもしれないわよ?』


『そうだったとしても! 見ろよ!!! あの抱っこ紐あんなに身なりが良いのに古臭いもの使わせてイジメだろ?』


『そうかもしれないけど、もう少し様子を見ましょう』


『あ~もう3分たっちゃった~わたし結構忙しいから~また、明日ね~♪』


『またな!』

『また明日ね♪』




……




…………




「お~忘れるところであった、リョカイオの香水だ。今日寄付が在ったのでな、ティアはこの匂いが好きであったろう」


「わ~い、ありがとう、お義父さん」


チュ!


(おいチノ見ただろ! ほら今キ、キスした! キスした!!! あの野郎コロスコロスコロス……)


(ナシちゃん落ち着いて!!! な、仲の良い兄妹なのかも、それに西洋ではキスは普通でしょ? 聞いてる? ナシちゃん? …………も~まったく!!! 落ち着くまでわたしが表に出ているわ!!!)


「それで儂等の孫はそこで寝ておるのか?」


「メアちゃんならさっきおしめ交換したところだから、たぶん起きてるかな?」


 ッチ !変態犯罪者野郎が近付いてきた。絶対大きくなったらてめえの玉取ってやるからな!! 覚悟しろよ!!! 俺はお前を父親だと思わないからな!!!


「なんと可愛らしい赤ん坊か! ほれ、おじいちゃんだよ~ロワおじいちゃんでちゅよ~」


「あなた、ちょっと?!!」


「皆の者! 先程の言葉は聴いていない!!! いいですね? 「「はい!!!」」ロワ!!! 一応、皆の前ですよ!?」


「す、すまぬ。レーヌよ」

「わたくしは外で警備してまいります!!!」

「私も他の者に指示を出しに行く時間なので失礼します!!!」




……




「はぁ~、まあこれで身内だけになりましたね。それより私も可愛い孫を見たいわ!ちょっとどいて下さいロワ!!!」


「まだ儂10秒も見ていないのに……メアちゃんおそとをみたいでちゅよね~そうでちゅよね~」


 変態犯罪者野郎が俺を抱っこしやがった!!


(おい! 抱っこされたぞ)

「あなた! ずるいですわ!!!」

「ベビースリングて、どう使うんだろう?わかんないや」


(大丈夫よ、心配性ね? 良いから、裏で大人しくしときなさい!)

「ほれほれ、ティアがベビースリングの使い方を聞いておるぞ」


(どうなっても知らないからな!!!)

「教えたらすぐに変わって下さいね?」


(何も起こらないわよ)

「わかっておる」


 変態犯罪者野郎に抱っこされながら、部屋のあちこちに移動させられている。悔しいことに今の俺の力では、拒絶しても意味がないみたいだ。


 だがしかし、拒絶は無理でも攻撃はできる!!


(くらえ!俺の黄金の右足!!刈り取れ左足)


ゲシゲシ


(ナシちゃんやめなさい!!)


「メアちゃんはとても元気な子だの~そ~れ~たかい~たかい~」


(た、たかい、……こ、こわい)

(きゃあああやめてーーーー)

「うむメアちゃんは高いのが好きなようであるの~」


 流石に泣きそうになったのが、分かったのかすぐに、たかいたかいはやめてくれたようだ。

このうらみ晴らしてやる。


(くらえ!! 俺の灼熱の右手!!! 凍結の左手!!!)

(ッチ!!! この野郎わたしに何て事してくれたのよ! くらえ!! 鳩尾キック! 脇腹アタック!!!)


ぺちぺち! ガシガシ!!!


(チ!?? チノ???)

(ハートブレイク!! 顎砕き頭突き!! 失明拳!!!!)


ドッド!!! ゴン!!! スカ!


 ……チノから聞いた事の無い声が出ている。何か怖い。そして殺意が見える! 俺にこんな力が眠っていたのか?


(……チノ? お~い? チノ~?)

(死ねぇ!! 鼻蝶封月!!! 腹削ぎスラッシュ!!!)


スカ! ザッ!!!


「ほーらおそとでちゅよ~」

((さ、さぶいさぶい)さぶいさぶい(さぶいさぶい))


 どうやらバルコ(さぶい)ニーに来たみ(冷たい)たいだ。部屋の外には(さぶい)転生してから初めて出た。((さぶい))


 外の風景は想(さぶい)像とは違い(寒い)異世界っぽくない。(さぶい)太陽?は1個だけ(死ぬ)だし、その辺の木も見(死ぬ死ぬ)るからに普通で空に魔物が飛ん(さぶい)でることもない至って普通だ(さ・ぶ・い)


(さぶいぞこの野郎!!! いけ~チノ! やれ~チノ!!!)

(コロス!!!!!! 喉仏破壊!!! 聴覚封印!!!)


スカ! スカ!


 本当寒い!!!!!! ん? 柵の近くにどんどん近付いている?


「ほ~ら、城下町でちゅよ~」


(ぎゃああああああああ!!!)

(きゃああああああああ!!!!!!!)

「ウ”ギャア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」




……




…………




 俺達はあの恐怖体験でマジ泣きして(本当死ぬかと思ったわ!!)憎っき変態犯罪者野郎からイジメおばさんに抱っこされている。


 しかし、こいつらに何されるか分からないので母さんの所に行くためにガン泣きしているのだ!!(嘘泣きなんかじゃないからね!!)


「ちょっとロワ何したの?」

「オ”ギャア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」


「ちょっとバルコニーの柵の近くで外の風景を見せただけでの……」

「グギャア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」


「……あ~!! かわいそうにメアちゃんは高い所がキライなのね~」

「ム”ギャア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」


「そ、そんな事はないはず、たかいたかいは喜んでいたぞ!」

「ン”ギャア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」


「はぁ、あなたラルムの時も同じことしてませんでしたか?」

「ジュギャア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」


「メアちゃんお母さんですよ~」

「ギャ!!」


「まあ! 流石お母さんね! すぐに泣き止んだわね……はぁ~、ティア、メアちゃんをお願いするわ」


「わかりました。メアちゃん~ベビースリング使うからちょっと待ってね~」


「あぁ~、ティアそうではありません! こうするのですよ」


 そして、晴れて母さんの元に帰ってこれたのだ。(あ~やっぱりお母さんが一番ね!!)抱っこ紐のお陰ですごく安定している。これはありがたく貰っておくぜ!


ガシ!! ムギュウ!!


「メアちゃん今日は珍しく甘えん坊ね♪」


「あなたのせいでメアちゃんに嫌われたではないですか!! こんなに強く抱き着いて! あ~怖かったでちゅよね~」


「むぅ、す、すまぬ。ほれ、おじいちゃんを許しておくれ~メアちゃん~」


 くそ!! 俺達を恐怖のどん底に叩き落としておいて良くも笑顔で近付いてこれたな!!!


(チノいくぞ!!)

(ナシちゃんいくわよ!!)


((二重のスピリット(気持ち)!!!!!!))


「グワ!!」


 やったぜ!!! あの野郎の右頬にパンチがクリーンヒットしたぜ!!(わたしのうらみもこれで流してあげるわ!!!)


「エヘッヘッヘッヘキャキャキャ」


「笑ったわ。ほらあなたもっと殴られて!!!」


「い、いやかなり痛かったぞ」


「はぁ!? 何言ってるんですか? まだメアちゃんは生後2週間ですよ。それに普通の子より、こんなに小さいのに!!」


「(本当に痛いんだがな?しかし、何と力が強い事かこんな所がラルムに似たのか?)」


コンコン! コンコン!


「陛下、謁見の時間です。ご用意をお願いします」


「もうそんな時間か」

「ロワ、私は残ります」


「レーヌよ、今日の相手はそなたも一緒でないと失礼であろう」


「はぁ~分かっていますよ。冗談です! では、ティアまた来ます」


「はい、お義母様」


「ティア儂もすぐ来「あなたは忙しい身でしょう!! 次は1週間後にしか時間が無いのでしょう!!! ほら行きますよ!」」


「お義父様も元気で~」


「メアちゃんまたすぐに来るからの~……


 ふぅ~どうやら帰って行ったようだな。もう来なくてもいいからな~。(もう来ないでね~)


「ウキャキャキャ!」


「メア? お母さんと2人きりで嬉しいのかな?」



イベントクリア報酬

ゲットスキル

【勘違い+】 ⇒ 【勘違い++】

かわいそうなお爺ちゃんとお婆ちゃん

補正 HP+1 抵抗力+1 たまに運UP <new>クリティカル時、相手の防御力抵抗力50%無視


【迷(名)推理】 ⇒ 【迷(名)推理+】

真実はいつも1つ。しかし推理は無数にある 訳:メアの推理は外れる

補正 器用さ+1 <new>クリティカル時ダメージ15%UP


【呪詛】

コロスコロスコロスコロス……

補正 魔法力+1<封印中> 詠唱時間-5% 


【怖がり】 ⇒ 【怖がり+】

高い所は無理ムリむりです

補正 回避率+1%UP <new>素早さ+3


【殺意の波動】

謎の技オンパレード?

補正 攻撃力+10%UP


【甘えん坊】

見た目8歳にしがみつく0歳児しかし中身は……

補正 TP+1


【一心同体】

1+1は2ではない心が重なれば何倍にも!!

補正 特定条件下で補正


リョカイオ⇒よいかおり またアナグラム

名前に困ったらアナグラム!!

創作日記:言葉が分からないと正確な情報は分からないと思うんです(建前

勘違いて、ネタの宝庫だったよ~(本音

ネタに困ったら勘違いこれは使えるよ!! 皆も小説書くときは覚えといて損はないよ

え? そんなのとっくに知ってる。そ、そうですよね。まだ、俺執筆歴1ヶ月だもん


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