第22話 昔話――弐
ルビ振りで文字数水増しですが
とうとう10万文字を突破してしまいました
総合ポイントも100を超えました
ありがとうございます
前話の昔話部分の漢字を、ひらがなに表現を色々変更しました。
申し訳ございません
4/24改行追加 本文微修正
再び庭に行く為に、俺達は廊下を歩いている。横を見ると、母さんが両目を擦りながら歩いているようだ。
「いち~、に~、いち~、に~」
「い~ち~、に~に~、い~ち~、に~に~」
なあ? やっぱり誰かに見られてない?(自意識過剰じゃない?)『(あれは~、3人組のメイド~?)』
ん? エイドさんが一瞬、居なくなったような(向こうの方が騒がしくない?)『(エイドさん~、こわ~)』
「メア様頑張って下さい、いち~、に~」
「……つかえちゃあ~、……い~ち~、に~に~」
「いち~、に~、いち~、に~」
「い~~ち~~! に~~に~~!」
つ、疲れた~(エイドさんはスパルタ~)『よく頑張ったね~、ん~チュ!』音だけ出されても実際にしてくれないと。な! チノ!(メアちゃん物凄く漏れているよ? 嬉しすぎでしょ!? 感情のコントロールしないと)――! チノもな!(――! えへ☆)
エイドさんが靴を脱がしてくれて、母さんに乗せてくれた。母さんは絵本を読みたくてうずうずしている。
「メアちゃん続きを読むよ」
「あい」
……
木こりの男たちはとなり町の町長にあっていました。
「どうか某たちの村をたすけてくだされ」
「う~む、むずかしいはなしじゃ。あいては異界の魔物、ワシらがいってもなにもできぬはずじゃ」
木こりの男は土下座をしました。
「いまも某たちの仲間が村をまもろうとして、たたかっておる。このまま、たすけがなければしんでしまう」
木こりの男はなみだをながしました。ほかの村の人々も土下座をしました。
「町長あれなら、もしかして」
「なるほど。あれなら」
酪農家の一家は王様にあっていました。
「村に異界の魔物がせめてきたのです。どうか我らをたすけてください」
「なんと、異界の魔物が。すぐに聖騎士をあつめて村にむかうのだ。いそげ」
王様はおおきなこえで兵士たちにめいれいしました。
「おそれながらもう一つおねがいがありまして」
「もうしてみよ」
怖い竜はブレスをはきました。
「汝らにまける、わらわではない」
はん日もたたかいつづけて怖い竜はからだがボロボロです。それなのに異界の魔物はたおしてもたおしてもちっともへりません。
「キシャー」
一ぴきの異界の魔物が怖い竜にこうげきしました。
「しまった」
怖い竜はじめんにたおれてしまいました。
「もはや、ここまでか」
怖い竜はあきらめてしまいました。そして、仲間のことをおもいだしていました。竜がいまよりおおくいたときを、仲間と空をとんでいた日々を。しかし、その日々はもうきません。怖い竜に異界の魔物がいっせいにおそいかかってきたのです。
そのとき、
ぐぅ~
「ごめんにゃちゃい」
良い所なのにお腹が鳴ってしまった。母さんは何故かテンションが高い。
「エイドちょっと休憩しよ?」
「わかりました」
エイドさんが毎度の事ながらどこからかティータイムの道具をすべて出した(テーブルに、椅子に、ティースタンド)『ケーキ~♯クッキ~☆ポット~★カップ~♪』この世界にはアイテムボックスがあるのか?『お答えできません~』(知ってた)
「これと~、あれと~、それも~」
母さんがケーキ2つとクッキーを指さすと、それをエイドさんが皿に移している。
「では、これでいいですね。ケーキ1個で1回ですね♪」
「いただきま~す」
エイドさんに抱かれて、哺乳瓶を口につけてきた。鼻歌が良い感じで、紅茶とケーキの香りでリラックスできる。……食べれないけど(わたしはケーキ1個で売られた赤ちゃんなの)『チノちゃん達には~、被害がないからいいんじゃない~? ん~、メアちゃん聞いてる~?』ああ、うん、そうそう『ぶ~』
「けぷ、おいちにゃた」
ケーキを黙々と頬張りながら、クッキーを母さんは食べている。一体口の中はどうなっているんだ。エイドさんはそれをにまにましながら見ている『そして~、メアちゃん達も~、にまにましながら見ているよ~』ロリコンだからね。仕方ない(可愛いは正義よ)
……
「メアちゃん読むよ?」
「あい!」
……
そのとき、
「またせたな」
怖い竜は目をひらきおどろきました。そこにはかつての仲間の竜がいました。最強のウロコをまとい何者をも貫き引き裂く爪と牙をもった仲間がいたのです。
「たすけに、きて、くれたのか」
「某たちがまにあいよかった。竜どのはまだ、だいじょうぶのようですな」
怖い竜はビックリしました。竜にしてはやけにかるいこえだったのです。目がハッキリみえると、そこには村の人々がいました。
「ああ、わらわはまだしんでおらん」
「すこしやすんでいてくだされ。あとは某たちが」
そういうと木こりの男は二本の刀をぬきました。その刀は竜の牙と爪で、つくられたものでした。
「二天一流、初太刀≪地返し≫」
木こりの男が二本の刀をふると、じめんにおおきなあなができ、百の異界の魔物はきえてなくなりました。
「麻呂もまけておれぬでおじゃ。≪四神招来≫」
服屋の店主がおふだをなげると、空にへんな魔法陣があらわれ、青いヘビ、赤いトリ、白いネコ、黒いカメがでてきました。その魔獣たちはあっというまに異界の魔物をけしさりました。
「おお、すごいでおじゃ。異界の魔物に麻呂のこうげきがきいているでおじゃ」
「つぎは、わたしね」
道具屋の店主は竜のウロコをつかったあやしいくすりビンをとりだしました。
「名づけて≪原初の炎≫」
道具屋の店主がなげたくすりビンが一ぴきの異界の魔物にあたりました。すると、村五つのばくはつがおこりました。
「≪守るべき場所≫」
大工の大将は怖い竜と村の人々をまもるきょだいなカベをだしました。
「なにしやがるオレがいなかったらどうなっていたか。オレのたてた家たちは、ぶじだな」
大工がたてた家はそれっぽっちのばくはつではキズひとつ、つきません。しかし、異界の魔物はまだすこしもへっていません。
「まだまだ、これからということですね」
道具屋の店主はおそろしいえがおをつくると、さきほどのくすりビンとはちがういろのビンをなげようとしましたが、木こりの男にじゃまされました。
「またれよ。そのビンはたいへんキケンなもの、ここぞというときにとっていてくだされ」
「まあ、いいでしょう」
村の人々はにがわらいをしました。
「では、のこりもすばやくかたづけるでおじゃ」
「ぼうぎょはまかせろ」「ふっふっふ」「刀のサビにしてくれよう」
「「「「おーー」」」」
村の人々のむちゃくちゃなこうげきに、さすがの異界の魔物もどんどんかずをへらし、おくれてきた町の人々のてつだいもあってほとんどいなくなりました。
もうかてる。そうみんながおもったとき、空が黒いくもにおおわれて、次元の狭間ができました。
「ずいぶんとたのしいことをしてくれたようだな」
次元の狭間から異界の魔王があらわれ、うでをふりました。すると、次元の狭間ができて異界の魔物がでてきました。これにはみんなおどろきました。
「まずい、はやくふさがねぇとヤバイことになるぜ」
「わたしにまかせなさい≪原初の炎≫≪多重次元連鎖破壊≫」
道具屋の店主はもっているすべててのくすりビンをなげました。そのすべてが次元の狭間にあたると、異界の魔物も次元の狭間もけしさりました。
「ザコではむだのようだな。これはしつれいした」
異界の魔王はじめんにおりてきました。しかし、みんなうごけません。
「そちらからこぬなら、こちらからいくぞ」
異界の魔王はちいさい火の玉をつくりだし、怖い竜にむけてはなちました。
「≪守るべき場所≫」
大工の大将はふたたびカベをつくりましたが、ちいさい火の玉があたるとくだけてしまいました。異界の魔物にたいしてビクともしなかったカベがいともかんたんにくだけたのです。
「二天一流、弐ノ太刀≪水流れ≫」
木こりの男はたくさんの剣閃をくりだしました。そのあまりにもはやい刀さばきはしゅういのくうかんのおんどをさげくうきちゅうにあったすいじょうきを水にかえるほどです。(ちゅうい よくわからなかったよい子のみんなはお父さんお母さんにきいてみよう)
「なにかしたか」
異界の魔王にはきいていません。さきほどよりおおきい火の玉をつくり、それを大工の大将にはなちました。
「≪守るべき場所≫、うわーー」
大工の大将はふきとばされてしまいました。異界の魔王は雨のようなかずの火の玉をつくります。
「クッハッハッ、きえされ」
異界の魔王がうでをふりさげると、火の玉が村や町の人々、怖い竜にはなたれました。
「きゃあー」「ぬー」「わー」「ぎゃあー」
みんなたおれてしまいました。
「なぜ、わらわはいたみをかんじぬ」
怖い竜はふしぎにおもい、まわりをみると、村の人々がまもってくれていたのです。
「なぜ、わらわをまもった」
怖い竜は村の人々にききました。道具屋の店主がそれにこたえます。
「竜さんは、わたしたちの仲間だからよ」
怖い竜はおもいました。仲間の竜たちのことを、そしてあたらしくできた仲間のことを。怖い竜は、異界の魔王にむきました。
「ふっはっはっ、わらわは竜、神代のじだいよりいきる神竜ファフニール。たかが異界の魔王ごときにわらわのたいせつな仲間をこれいじょう、キズつけはさせぬ」
怖い竜、いいえ。神竜ファフニールは地獄の業火のようなヒトミで異界の魔王をにらみつけ、仲間とおなじ黄金のウロコをかがやかせます。そして、天空の覇者たるツバサをひろげ、何者をも貫き引き裂く爪を異界の魔王にくりだしました。
「滅せよぉぉ」
コクン
「メアちゃん眠いの?」
「ふぁ~、にぇむ……くにゃ……い」
折角、良いところなのに睡魔が挨拶しにくる(わたし達は出来る子、神技≪無敵≫でなんのその)『チノちゃん達~、無駄遣い~!』ふっはっはっ(あ~はっはっは)『笑ってごまかさな~い~!』
「にぇむくにゃい! てゅづき」
「ふぁ~、ティア眠く……なっちゃった」
「まだ、昼までには時間がありますからね♪すぐに用意します♪」
え~(そんな~)母さんが俺を抱き枕にして今にも寝そうだ。エイドさんが何処からともなく部屋のベッドを出している。
母さんが、嫌がる俺をベッドに運んで一緒に布団に入ると、エイドさんも続いて入ってきた。
「おやすみ……なさい……メアちゃん」
「おやすみなさい。メア様」
「う~、おにゃちゅみなちゃい。マ~マ、エイド~」
チュ!
「~~~~♪」
母さんがキスをしてくるとエイドさんは子守歌を歌い出した。
おやすみイスナー(おやすみイスナーちゃん)『寝る前のキスはないの~』チュ!(ぶちゅ~!)『音だけじゃない~、ぷんぷん~』――!(イ、イス、キ、キス、OK?)『じょ~、冗談よ~、そんなに恥ずかしがらないで~』
じょ、冗談か~(じょ、冗談か~)『おやすみなさい~。メアちゃん~、チノちゃん~』
母さんとエイドさんにお休みのキスをすると俺はこの森のさざめきが聞こえる青空の(うるさい!)チノ! 急に……むて……き……きる……な――
イベントクリア報酬
ゲットスキル
【努力】
努力とは日常である。イラ☆
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メアちゃん~、チノちゃん~、チュ!
補正 魔法力+10%UP 抵抗力+10%UP 特定の対象の消費量が激減 <new>MP+10 神気系成長率+10%UP
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便利だからって無駄遣いし過ぎよ~
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エイド
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エルフや獣人より耳が良いです
補正 器用さ+10 <new>音に関するスキルの補正を2倍にする
ティア
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泣いてないし、エイド~のば~か~、うえ~ん
補正 魔法力+5 <new>特定の条件下でMPの消費を2倍にして魔法力を2倍にする
お父さんお母さん「そんな事は起こらん」
創作日記:縦書きPDFを初めて使いました
なろうでアレ使う人いる?
記号はともかく。、なんで左下!?
糞見にくいけど使い方間違えているのかな?
!?と!?どっちがいいかな?
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