第11話 生後1ヶ月――中
中編です。メア達の会話は基本的に【神話】を使っています。文章表現的に『』だらけになるので今の方法にしています。
初めて誤字報告がありました。
ありがとうございます。
誤字脱字等を減らせるようにがんばります!!
2/8 無駄な人称減らしました
2/15
3/30 Edge仕様変更の為小さい文字変更
コンコンコン
「ティア? 入ってもよろしいでしょうか?」
「お義母様! エイド、入って貰って大丈夫だよね?」
「今日は大丈夫ですよティア様。これからも毎日綺麗に片付けて置いて下さいね」
タッタッタッタ ガチャ
誰か来たみたいだ?(あの声はケチお姉さん)
……チノも大概ヒドイよな(なによケチ以外の特徴が、美人位しか無いから仕方ないじゃない!)美人お姉さんで良いんじゃないか?(メイドさんも美人だから個性がないわ。だからケチお姉さんでいいのよ)『君達~、もう少しあの人達に優しくした方がいいよ~』((別に悪いことはしてない!)わ!)『そっそう~』
「どうぞ入って下さい」
「ありがとうティア。今日はケーキを持ってきましたよ。それとお風呂セットを使って貰おうと思って、ロワ持って来て下さい」
「今日のケーキは、儂が料理長に用意させた特別品だ。エイドの分もあるので、先に食べようではないか」
「(ふはは、ケーキを皆が食べている間に、儂はメアちゃんと遊ぶぞ! 儂は甘い物が苦手だからな)」
「(ロワがまた、くだらない事を考えていますね)」
「用意いたします。少々お待ち下さい」
ッチ!!(ッチ!!)変態犯罪者外道ウザイ野郎が居やがる(変態ペドキモイが居る!!!)『(……泣いてもいいよ~、お爺ちゃん~)』くそおぉ今日は最悪な日だ(同感よ)『許してあげたら~』無理だな(無理ね)
大体あいつまだ3回位しか来ていないのに、遣らかし過ぎなんだよ! 俺の尻にキスしたり(わたしが使っていたおしゃぶりを取り上げて、自分で使ったり)その後、それを俺に使わせようとしたり(わたしのファーストキスを奪おうとしたり)俺のベビーベッドで、一緒に寝ようとしたり他にも……
『(どんまい~! お爺ちゃん自業自得ね~)』
メイドさんがティータイムの準備をしているみたいだ。……あっという間に準備できたようだ。この世界の住人は超人ばかりなのか? それともあのメイドさんが特別なのか?
……
みんなで談笑しながら、ティータイムをしているみたいだ。う~ん、とっても良い香りがする。絶対、これ高級品だな!!
あまり気にしていなかったが、この家は絶対金持ちだよな? メイドさんが居るし、部屋も所々に美術品があったり、母さんが宝石を無造作に散らかしている。
このベビーベッドもかなり気持ちいい物だし、ケチケチおばさんが持ってくる物も、アンティークなのか? 豪華な物ばかりである。(古いし所々傷んでいるわ)まあどこかの貴族なのだろう。
(ごきげんよう)……貴族の真似事か?(ごきげんよう)ごきげんよう『ごきげんよう~』
「ふむ、儂はあまり甘い物が好きではないからな。これは、ティアに譲ろう」
「ありがとう!お義父さん!!」
「……ところでメアちゃんは起きておるのか?」
「あむあむ、お腹一杯みたいだから、もう少しで寝ちゃうかな~?」
「そうかそうか、ならば少し顔みないとな~♪ レーヌ達はケーキを食べておいてくれ」
「(愚かなロワ。自分1人だけで、メアちゃんを独占しようとしているわね。でもあなたメアちゃんに嫌われているから、きっとメアちゃんは泣くわ)」
「ふぅあ~」
お腹が一杯になったから、眠くなってきた。赤ん坊は寝るのが仕事だからな! 魔法使いの部屋に行って、イスナーに加護を授けて貰わないと。
俺は眠るために目を瞑った……
「メアちゃん~。起きてるかな~?」
うげ~(うげ~)こいつは何時も最悪なタイミングで来るな!!(緊急事態よ! 必殺技を使ってこの危機を乗り越えるのよ)わかってる!
「ウギャア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」
「あ~ら! メアちゃんが泣いちゃったわ」
「レーヌ!? いつの間に!!!」
「メアちゃんはおじいちゃんが嫌いなのよね~」
「ワギャア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”」
俺は変態犯罪者外道ウザイ野郎から守られるように、ケチケチおばさんに抱っこされている。(お母さんは……ケーキに絶賛夢中ね)母さんは育ち盛り?だから、2皿分食べようとしている。(時間が掛かりそうね)仕方がない。ケチケチおばさんで我慢してやろう。
このまま善行を積めば、ケチケチおねえさんと呼んでやる。
「むむむ、何故レーヌが抱いたら、泣き止んだのだ?」
「私はメアちゃんに嫌われる事は、何もしてないですからね。あなたは、これまでやってきた事を思い返して下さい」
「???」
「ロワ、2人も子供を育てたのに、全く成長してないのですね? 因みに、メアちゃんと何をして遊ぼうとしたのですか?」
「いないいないばあっ! をしようと思っておる」
「やってみて下さい」
「いないいない~~ばあっ~~!」
「ヒッグゥ!!エ”エ”エ”エ”エ”エ”エ”」
変態犯罪者外道ウザイ野郎が俺に対して、人を殺すような狂気な顔をして、何か喋っている。ケチケチおばさんは、俺をそれから守ってくれている?(ほ~ら、やっぱり優しい人じゃない!)
……今まで悪口言って、本当にごめんなさい!!! これからは心を入れ変えて、ケチケチおばさん、違う! 天女様に尽くします!!!(ケチケチおばさんからだいぶランクアップしたわね)チノも言ってほら!(天女様! どうかわたし達を変態ペドキモイから、守ってください!)
……
それにしても泣いた位であんな顔するなんて、何て心の狭い奴だ。お陰でびしょびしょだ。(不可抗力よ!)『(……会話が出来るようになるまでは~、これは無理ね~? 負けるな~、お爺ちゃん~)』
「はぁ~、子育ての時を思い出しますわ。ロワ、その顔をして一度でも子供達が、笑った事がありますか?」
「……なかったような……気がするような……」
「ありませんでした!! 毎回毎回泣かして、大変でしたのよ!!!」
おお~、天女様が我らをお守りしてくれておる(そのまま帰らしちゃえ~)もうひと押しですぞ(頑張って~)
「儂だって頑張っていたのに、それにメアちゃんは女の子だ。息子達とは違うかもしれぬ」
「いいですかロワ、あなたはそこで見ているだけでいいのです。2m以内に近付いたらまた、メアちゃんが泣くかもしれません?!!」
「殺生な! エイド~、儂を助けておくれ~」
「陛下、恐れながら申し上げます。私の推測が正しければ、改善はできるかと思います」
「改善とな?」
「メア様は大変、臆病で御座います。今の陛下はメア様にとって、恐怖の対象になっています。なので少しずつ、その恐怖を取り除けば大丈夫かと思われます。(ラルム様はまだ自分が、転生したことをバレないようにしているはず。陛下は【真眼】を持っているので、警戒しているのですね。任せてください! 私が何とかします!! このエイドに任せてください!!!)」
「恐怖の対象?!!……」
「まずはそうですね、おしめ交換をしましょうか?」
「???あら?メアちゃん、いつの間に漏らしていたのかしら?」
漏らした事にメイドさんが気付いたのか、おしめ交換の準備をしている。流石、優秀なメイドさんだ。天女様がベビーベッドに、連れていって下さる。(変態ペドキモイ! こっちチラチラ見るな!)
……
「陛下、メア様の顔を見ないようにして下さい。メア様はその鋭い目が怖いのです(【真眼】は対象の目を、30秒見ないと発動しないはず。これで大丈夫ですよ。ラルム様!!!)」
一体、何が起きているのだ?
メイドさんが俺に対してしてウインクしている? 天女様は変態犯罪者外道ウザイ野郎を、恨みの籠った目で見ている。そして、変態犯罪者外道ウザイ野郎が俺を全く見ないで、おしめ交換している(妙に手際がいいわね?)
……何が起きたのだ?(変態ペドキモイは、雑用にランクダウンしたのよ)なるほどさすがチノ鋭いな!『(全然違います~)』
「エイドの言う通りにしたら、メアちゃんは泣かなかったが……メアちゃんの顔もみたいのだが……」
「目を合わせなかったら、大丈夫かと思われます」
「そ、そうか! 仕方がないそれで我慢しよう。む?雪が降っておるな」
「もうそんな時季ですか?……ロワ、今度は私がメアちゃんを外に、連れて行きますからね」
「いや儂が「あなたはおしめ交換したでしょ!」……わかった。しかし儂もついて行くからの!」
「では行きましょうか」
「すぐ用意します」
メイドさんが暖かそうな毛布を持って来た。それを天女様が、俺に巻き付けていく。(凄くいい肌触りね)どうやらバルコニーに、向かっているようだ。変態犯罪者外道ウザイ野郎と違って、防寒対策をしてくれるみたいだ。(天女様は、変態ペドキモイとは格が違うわね)『気配りは大事よね~』((ね~!))
……
(雪が降ってる?)
(綺麗ね~)
「あ~ま~ま~」
外では雪が降っていたみたいだ。しかもこの雪、薄くピンク色だ!
まるで、桜吹雪が舞っているようだ。しかし、太陽の光によって雪本来の透明性や、冷たさを感じさせるような。少し物悲しくなりそうな風景がそこには広がっていた。
『ポエム~?』(ナシちゃん、ナシちゃん食べようよ! ね? ね?!!)別にいいじゃないかイスナー! 台無しだよチノ! でも俺も興味ある。
「む~む~あ~」
(とれたぞ!)
味は普通の水だ。(残念、味がすると思ったのに)『この場所の魔力で、この色になるんだ~』(食べて大丈夫なの?)『大丈夫だよ~』
……雪を取るのに夢中になっていたから気付かなかったが、皆して俺を見ている。恥ずかしいから見ないで欲しい。ニヤニヤしないで欲しい。俺は天女様に逃げる様に顔を埋めた。
「メアちゃんは恥ずかしがり屋なのかしらね~」
「メア様、先程の行動とても可愛らしいです」
「メアちゃん、何時まで目を合わしたらダメなのだ」
天女様は母さんとはまた違った、温かさを感じられる。聖母のように俺を包み込んで……くれるような……そんな温かさを…………
「メア様はお眠りになられたいようですね」
「そうね。部屋に戻りましょうか?」
……心地良い振動が、俺を眠りに誘う……毛布の温かさと、人の温もりを感じて……ベビーベッドに着いたみたいだ…………そんな皆して、俺を見ないで欲しい…………よいしょ…………もう限界だ…………おやすみ…………ス~~ス~~
「神童いや天才か」
「みんなケーキ食べないの~。ティアが食べてもい~い~?」
「「「……」」」
「私の分も食べていいですよ」
「ティア様、太りますよ?」
「大丈夫! メアちゃんの為に、粉ミルクが要らないくらい一杯出るようにしないと!!!」
「「粉ミルク?」」
「あ~!!(ティア何て事言ってしまったの!!!)」
創作日記:ちょっとロワは作者の餌食でひどい目?に合っていますが。ロワは将来報われるから安心してください?
小説の書き方を見て?!の後は空白を開けるらしいです。後・・・は……にするらしいですよ。
そんなん知らんかった。小説はハリーポッターぐらいしか読んだ事ないし、後はなろうを6ヶ月読んだだけ……
まあ?!の後の空白はあった方が見やすいからこれはやったほうがいいですね。
今から小説書く人ちゃんと調べてから書いた方がいいですよ。