悲劇の前夜と説明タイム
魔力検査
魔力検査とは、一般的に想像するような目力を検査するものではない。(まぁ、魔力測定もするのだが・・・)魔力検査とは、南都魔法警備隊という組織に入隊する際にする、試験のようなもので、魔法警備隊になりたいという願望があるものにしか知らされていないものだ。
そんな王の問いにウルベルはこう返した。
「魔力検査ってなんです?」
「「・・・」」
「「まぁまぁ、それは知らないか。ウルベルよ!魔力検査とはな、(以下省略)」
---2分後---
「というわけなのだ。」
ウルベルは、理解力がなかった。
「あー、なるほど!魔力検査ですか。どうしたら受けられるのですか?」
「魔力検査はまず、魔力の操作を出来るようにならなければ受けることが出来んのだ。」
魔力操作
この世界には”マナ”が充満している。
魔力とは”マナ”を体内で練り上げた物である。
魔法を出すにはその魔力を体内から出すことで発現する現象である。
「つまりは魔力を操作できるようにしないといけないのですか?」ウルベルが言う。
「そうじゃな、先ほども言うたように魔力操作を出来るようにしなくてはいけないのぉ。が、しかしこの世界事体魔法が使えるものがあまりいないからのぉ。」
「じゃあどうやって、魔力操作を習得しているんですか?」
「魔力操作を出来ているものは三タイプほどじゃな。
1つ 師匠をとって習得していくタイプ
2つ 生まれつき魔力を使えるというタイプ
そして最後に
人から魔力を奪ったというタイプ
の三つじゃ。」
「人から魔力って奪えるんですか?」
「儂は魔力のことはあまり知らぬのぉ、じゃが、人から魔力を奪い利用するものを抑制、捕縛するために
我が南都では、南都魔法警備隊がいるのじゃ。」
「なるほど、考えてみます。」
「考えてみてくれたまえ。」
そうして、その夜は分かれた
---悲劇の知らせが南都に届くのは次の日であった.---




