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勇者がいない世界で...  作者: たっち
こっちの世界
17/18

こっちの世界の主人公

「ふあ~~あ」

けだるげに布団からもぞもぞと這い出してきたのは今年で16歳になるこの家の愛娘l春日部遥≪かすかべはるか≫

は時計を確認すると少し安心した様子で着替えを始めた。

『-ピー  今日ハ2011年3月8日デス』

電子ロボット”エネミー”がいう。

春日部家はちょっとした小金持ちである。

彼女は着替え終わると荷物を整理してから玄関へと向かう。

「じゃあいってくるね、お母さんお父さん」

返事は帰ってこないが気にせず玄関をくぐって町の端にある電波塔を目指す。

森を抜けると電波塔が見えてくる。

上にはいかにも≪世紀末≫といった感じのモヒカン男が電波塔に何かを仕掛けていた。

それを確認すると遥はバッグ通話機を取り出す。

「んっんーえーこちらM-2目標を発見 射撃の許可を要請します。」

『了解、M-2、M2-Eの使用を許可する』

「了解」

そう答えると遥は持ってきた大きなバッグを豪快にバサッと開ける。

ガチャガチャと鉄の器具を組み立ててゆく遥

やがて完成したのはバズーカのような器具であった。

正式名称をM2-lE≪エネミー≫という

「”エネミー”」

遥がそれを叫ぶとM2-Eに青白い光が集まっていく

「”ショット”」

ズドン

青白い光が発射される。

電波塔にあたった光は電波塔に帯電したのちものすごい煙を上げた。

煙が晴れるとモヒカンたちは灰になって消えていた。

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