感じる身の危険
初めまして!暁沢そうです!初投稿なので誤字脱字が多いですが、見てもらえると嬉しいです!
「ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ」
今日もまた忌々しい音がなってしまった。今日は月曜日、だれもが面倒だと感じる日だろう。
今日からまたいつもと変わらないごくごく普通な学校生活がはじまる。「ラノベやアニメのような異世界に行ってみたい。」最近の口癖はいつもそう。もう俺はこんな生活に飽きてしまっているんだ。学校に登校し、授業を受け、休憩時間は友達と話し、笑い、下校する。休みの日は友達とカラオケで歌ったり、大型ショッピングセンターに行ったり普通の人からしたらいい生活をしているのだろう。でも、もう俺は飽きちまった。理由?んなもんねぇ。
そんなことを言っておきながら今日も学校に足を向けてしまった。
今日、その願いが叶うとは知らずに…
俺の通う青豊高校は家から30分ほど電車に乗り、学校の最寄り駅から20分ほど歩いたところにある。駅からは山登りなんだが慣れちまうとちょっとしたハイキングのようで楽しい。
山を登りきるといくつもの校舎が見える。俺の所属するクラス普通科1-B教室は山を登って一番最初に見える1校舎にある。階段で4階まであがり西へ少し歩くと1-B教室だ。
俺が教室にはいると10人ほど集まっていた。ちなみにうちのクラスは19人クラス。いつもはこんなに集まっていないんだが…この時点で俺は少し嫌な予感がした。10人のうちの1人和馬がすぐに話しかけてくる。「おい、ノン今日転校生がうちのクラスにくるらしいぞ!」すぐに俺も声が出た「は?なんでこんな時期に転校生が来るんだよw11月だぞ?」ちなみにノンってのは俺のあだ名だ。なんでこんな名前になったのか自分でもよくわかっていない。他の奴らも続々と声を出し始める。「めっちゃ美人のcカップらしいぞ!あ~めっちゃ楽しみだな!おい!」と彼女もちの雄太がいう。ホームルームが始まるまでこのガヤガヤが止まることはなかった。
8時50分担任が1人の銀髪の美女を連れ教室に入ってくる。「ファーーーーー!」そんな声がとまらない。俺の左隣の席にいる智樹にいたっては目をこすりだしたwそんな中で一人だけ身の恐怖を感じ震えている人間がいた。俺だ。俺のカンが騒いでいる「この女とかかわるとろくなことがない」と…まあ、あくまでもカンだ!そんな変なことはないだろう。と胸に言い聞かせていた。担任が声を上げる。「はい静かに!皆も知っての通りうちのクラスに転校生がきた。まず最初に自己紹介をしてもらうからしずかにしろよ。わかったな相馬?w」教卓のすぐそばに座る相馬が名指しされる。「なんで俺だけなんすかww」と笑いながら相馬が言う。すると、転校生も少し微笑みながら声を出した。「南校から来ました!八坂千尋です!みんなーよろしく!」…人は見かけによらぬものだ、こんな元気な娘だったとは。より身の危険を感じてしまった。「じゃー八坂にはどこにすわってもらおうか…」といい教室全体を見回す担任。「あ、じゃあノンの後ろの席にすわってくれ!」と俺の目を見て微笑みながらいった。八坂は「わかりました!」といい俺の後ろの席へ歩き出した。後ろを見てみると八坂は満面の笑顔でこちらを見ているではないか…