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最強の魔女は化物少女?  作者: 天之幽
3/16

3話

説明会です。

今回は、ストーリーでもっとも重要になる魔術だけですが( ̄▽ ̄;)

「お~い、セレネや。薪を持ってきてはくれんか」

「もう準備してあるよ。足りそう?」

「おお、十分じゃ。ありがとのう」


私がお婆ちゃんに拾われてから一年が経ち、五歳になった。今は、毎日お婆ちゃんのお手伝いをしながら、いろんなことを教えてもらっている。主に、常識と歴史を。最近は、算術も教えて貰えるようになった。お婆ちゃんはとっても物識りなの。


「今日は何を作るの?」

「そうじゃのう。確か、ヒーリングポーションの在庫が少なかった筈じゃ。それを作ろうかの」


お婆ちゃんは魔女だ。魔法薬を作って、それを売ってお金を稼いでる。

……私はまだ作らせてもらえないけど。そろそろお婆ちゃんが使ってる魔術も教えて貰いたい。

そこで私は、古ぼけた鍋にすりつぶした薬草と水を入れてかき混ぜているお婆ちゃんに頼んでみることにした。


「お婆ちゃん、私も魔法薬を作ってみたい」

「……セレネにゃ、まだ早いのう」

「じゃあ、魔術を教えて。私もう5歳だよ?お婆ちゃんのお手伝いがしたい!」

「………はあ、仕方がないのう。私ゃ、両方ともまだ早いと思うのじゃがな」


お婆ちゃんは、もう一度深くため息を吐きながら「これが出来てからのう。もう少し待っておれ」と言ってくれた。やっぱりお婆ちゃんは優しい。……何か準備するものはあるかな?

その後お婆ちゃんは、普通は三十分ほどかかる(らしい)魔法薬作りをたった一分で作ってしまい、「外じゃ外じゃ、室内ではやれん」と言って外へ言ってしまった。私も追いかけるけど、年寄りを自称する割りにお婆ちゃんの足は速い。

家から少し離れた辺りの広場でお婆ちゃんは止まった。家が森の中なので、家からそう遠い場所じゃないし、広場と言うには狭い。


「まあ、ここで良いじゃろ。セレネや、魔術についてどれくらい知っておる?」

「う~ん、変な模様に言葉を言えば、模様から火や水が出てくる……くらい?」

「随分と、大雑把じゃのう。まぁ、いいわい。あながち間違ってはおらんしのう」


私にとってはそんな感じだ。お婆ちゃんが使っているところを見ていたくらいだから。

私の目の前で、手頃な小枝を拾って丸い複雑な模様をささっとお婆ちゃんは描いていった。複雑そうに見えるのに、描く速度はすごく速い。


「これが、"魔方陣"じゃ。セレネの言う変な模様じゃな。魔術には、この魔方陣が必須で、魔術の規模に応じて大きさが変わってくるのじゃ。規模が大きいほど魔方陣も大きく、そして複雑になっていくのう。これに魔力を通す事によって、魔術が発動するんじゃ」

「絶対必要なの?」

「うむ、絶対じゃ。後で、魔方陣に使うルーン文字について教えてやるわい。それとな、大半の魔術師はこれを魔力で描くんじゃ。そうすれば、一々魔方陣を描く必要も持ち歩く必要もないじゃろう?セレネも直ぐに出来るようになるじゃろ」


魔力で描くってどうするんだろう。確かに私は、お婆ちゃんが今まで一度も地面にこうやって描いていたところを見たことなかった。


「まぁ、後で教えてやるわい。安心せい」

「……本当に?」

「本当じゃ。私が、セレネに嘘を言ったことがあったか?」

「ううん、ない!」


私は、首を横に振る。この一年間、お婆ちゃんは私をからかいはするけど、嘘をついたことはなかった。


「よし、次は詠唱じゃな。これがセレネが言うところの言葉じゃ。これは発動したい魔術に応じて決められておってな。自信の魔力を発動したい魔術と魔方陣に適した形に変えてくれるんじゃ」

「これも絶対いるの?」

「うむ。じゃが、これは短くしたり改変したり出来るのじゃ。大抵、1節詠唱まで短縮するのう。私程となれば、こんなことも出来るようになるのじゃが……」


そう言うと、足元に描いていた魔方陣に手を着いて一言「――――燃えよ( L a )」とだけ言った。すると、魔方陣の中央に大きな炎の塊が現れた。熱さを感じるから、本物の炎みたい。少しして、お婆ちゃんが指をパチンッと鳴らすと炎はフッと消えてしまった。


「……まぁ、こんなものじゃ。短縮・改変を合わせて使えるようになれば、1言、1音でも発動できるようになる。相応に難しい技術じゃが」

「……わあ、お婆ちゃん凄ーい!」

「そ、そうか?よし。見ておれ、お婆ちゃんはこんなことも出来るんじゃよ!」


私の感想になんだかテンションの上がったお婆ちゃんは、地面に大きな白い魔方陣を一瞬で作ってしまった。これが、魔方陣を魔力で作るってことなのかな。

直後、「――――凍り咲け( L aー )!」と言うと、辺りの気温が一気に下がった気がした。とても寒いと思っていると、辺り一面が氷で出来た花に覆われていた。今までに見たことのない幻想的で綺麗な光景。


「わぁ…………!」


私は言葉が出てこない上に、驚きで口が塞がらなかった。……まるで、物語の中には迷い混んだようなそんな光景に。


「……はぁはぁ、流石にこの規模となるとしんどいのう!気温も高かった故に魔力を想像以上に消費してしもうた。…………はぁ、セレネや魔力には限界がある。時間が経てば自然と回復するが、魔力切れを起こすと最悪命が危うくなるのじゃ。よく覚えておくのじゃぞ」

「………はっ、はい!で、お婆ちゃん」

「ん、なんじゃ?」


私は、お婆ちゃんの造った大きな魔方陣を見た直後に思った事があった。それは……


「家まで巻き込んでない?………裏庭の薬草って確か寒さに弱いものじゃなかったけ?」

「……薬、草……?はっ!セ、セレネや、急いで暖めに行くぞ!?」

「えっ、これどうするの!?」

「……し、暫くすれば溶けてなくなる筈じゃ!全て氷じゃからな」


家に急いで戻ろうとするお婆ちゃんに、思わず聞いてしまったけど………お婆ちゃん、そこまで考えて無かったでしょ、絶対。



そのあと、結局凍りかけていた薬草を避難させる羽目になった。家の付近まで地面まで凍ってしまっていて、私の初めての魔術練習は暫くお預けになってしまった。でも、魔術は思っていた以上に楽しそうだ。


私セレネ5歳、魔術を頑張ります!



考査が警報で来週に延期され、やるせない気持ちで書いてました(笑)

えー、この世界では魔術と魔法には明確な違いがあります。この辺りの設定はまた次か次の次当りで書ければ良いなぁ、とは考えてます。因みに、まだセレネは魔法の存在を知りません。

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