03「ステータスはヤバかった」
「俺はアスラ。アスラ・ヴェータだ!」
訓練場に現れたのは一人の男であった。この男こそが今後俺たちの先生として戦闘やこの世界の知識を教えてくれる存在になる。
「俺の名前は鬼瓦将だ! よろしくたのむ!」
「僕の名前は…玉城秀太です。よろしくお願いします…。」
「俺の名前は神川龍二。よろしく」
「わたしの名前は姫命雫…です。よろしくお願いします。」
「私の名前は山吹花よ。よろしくね。」
軽い自己紹介が終わった。
「そうか。よろしくな。ではいきなりだが…」
そういうとアスラは水晶のようなものを取り出した。下部には装飾した台座のようなものもセットになっていて、高そうだ。値段が。
「皆。コレはステータスのチェックができる特別なクリスタルだ。コレでステータスのチェックをしてほしい。異世界人は協力な能力を持つと聞いている。期待しているぞ。」
アスラはそういった。なんか緊張するな。それに俺は神様本人から作られている。しかも最強のリクエスト付きで。強すぎないか、逆に不安だ。神界でチェックしたものの、この世界の基準を知らないからな。
「では俺からやろう。こうやって、手をかざすだけだ。」
そういうとアスラはクリスタルに手を近づけた。何やら文字が浮かび上がっている。
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個体名、アスラ・ヴェータ
種族名、人間
年齢、 28
職業、 騎士
スキル、〈剣術Lv.80〉〈騎士道Lv.62〉
〈防御術Lv.35〉
魔法、 〈◎火魔法Lv.5〉〈回復魔法Lv.12〉
体力、 5000/5000
魔力、 1200/1200
攻撃力、6500
防御力、3200
魔攻力、1500
魔防力、3000
速度、 3500
運、 40
称号、〈街の英雄〉〈ダンジョン踏破者〉
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ほぉ〜。強いな。
「次は俺だ!」
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個体名、鬼瓦将
種族名、人間
年齢、 17
職業、 侍
スキル、〈刀Lv.1〉〈刀鍛冶Lv.1〉
〈回避術Lv.1〉〈溜め攻撃Lv.1〉
〈真打Lv.1〉
魔法、 〈◎火魔法Lv.1〉〈強化魔法Lv.1〉
体力、 560/560
魔力、 200/200
攻撃力、480
防御力、300
魔攻力、340
魔防力、360
速度、 600
運、 60
称号、〈異世界人〉〈異国の剣士〉
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侍か。鬼瓦もええやん。強そう。
「次…僕するね」
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個体名、玉城秀太
種族名、人間
年齢、 17
職業、 魔道士
スキル、〈魔力自動回復Lv.1〉
〈魔法詠唱短縮Lv.1〉
魔法、 〈◎水魔法Lv.1〉〈土魔法Lv.1〉
〈錬金術Lv.1〉〈補助魔法Lv.1〉
体力、 300/300
魔力、 600/600
攻撃力、150
防御力、200
魔攻力、800
魔防力、650
速度、 220
運、 55
称号、〈異世界人〉
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おぉ!魔法特化か。結構良さげだな。
「お! 詠唱短縮はレアだぞ」
アスラもそう言ってるしな。
「次は私がするわ」
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個体名、山吹花
種族名、エルフ
年齢、 17
職業、 魔法剣士
スキル、〈剣術Lv.1〉〈魔法付与Lv.1〉
〈飛行Lv.1〉
魔法、 〈◎風魔法Lv.1〉〈回復魔法Lv.1〉
〈幻影魔法Lv.1〉
体力、 500/500
魔力、 320/320
攻撃力、400
防御力、300
魔攻力、600
魔防力、320
速度、 400
運、 75
称号、〈異世界人〉
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キターッ! エルフキターッ! 異世界っぽい。非常にいいッ!
「じゃあ、龍二君。先するね」
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個体名、姫命雫
種族名、人間
年齢、 17
職業、 聖女
スキル、〈加護Lv.1〉〈結界Lv.1〉
〈お祈りLv.1〉〈聖女Lv.1〉
魔法、 〈◎聖魔法Lv1〉〈精霊魔法Lv.1〉
〈光魔法Lv.1〉〈火魔法Lv.1〉
〈空間魔法Lv.1〉
体力、 1000/1000
魔力、 800/800
攻撃力、520
防御力、480
魔攻力、950
魔防力、860
速度、 450
運、 80
称号、〈異世界人〉〈聖女〉
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え? めっちゃ強いやん。
「お! 聖女! 勇者とか大賢者に並ぶ最強クラスの職だぞ! しかもスキルも良い。良かったな!」
「雫やったね!」
「つえー」
雫が顔を真っ赤にして照れてる。可愛い。すると突然コッチを向いてきた。何か俺も言えと言うことか?
「すごいと思うぞ」
俺が言った途端雫が顔は下を向いた。お気に召さなかったかな。次からコメントに気を使おう。
「最後は俺だな。」
俺がそういうと、
「ドンマイ!」
そういう声が帰ってきた。
「え?」
俺は聞く。言ったのは鬼瓦だ。
「聖女の後だからな。結果がしょぼく見えても気にすんなよ」
そういうことか。まぁ、気にする必要はない。なんたって俺は創造神自ら作り出した者だからだ。
そして手をかざし写った情報に周りの者は驚愕した。
「「「「「え??」」」」」
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個体名、神川龍二
種族名、半神人
年齢、 17
職業、 ???
スキル、〈聖魔混交者Lv.1〉〈神眼Lv.1〉
〈ステータスブースト(発動済)〉
〈武器の才〜極〜Lv.1〉
〈神拳Lv.1〉〈自動再生Lv.1〉
魔法、 〈◎創始Lv.1〉〈◎終焉Lv.1〉
体力、 45000/45000
魔力、 60000/60000
攻撃力、26000
防御力、30000
魔攻力、60000
魔防力、42000
速度、 55000
運、 95
称号、〈異世界人〉〈神の子〉〈聖魔混交者〉
〈半神人〉〈ツヨキモノ〉
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「お前…一体何モンだ!?」
設定の補足説明です。
まず、スキルのことについて。スキルにはノーマルスキルとレアスキル、オリジナルスキルがあります。
ノーマルスキルは世界で数多くの人か所持していることが確認されているスキルを指します。例としては、剣術など。ノーマルでも、極めればかなり強くなります。
レアスキルはとても発現しにくいスキルを指します。歴史上稀に見るスキルで、強力な物が多いです。例としては、魔法詠唱短縮など。
オリジナルスキルはその人にしか発現していないスキルを指します。例としては、聖魔混交者。初期から最強クラスの強さがあります。
また、スキルには複合スキルというものもあります。その名の通り、色々なスキルの効果を合わせ持つスキルのことです。
次に魔法について。◎表記がある魔法は、魔力を体外に噴出した時に出る魔力の種類です。よく漫画やアニメで、キャラクターにオーラのようなものがありますが、この設定で、あれは体内の魔力を体外に噴出している設定で、火魔法に◎があれば、その人のオーラは火の色になります。すなわち赤っぽい色。稀に青。
また、魔法にもノーマル、レア、オリジナルがありますが、基本的にはスキルと同じなので説明は省きます。
同じく複合魔法もあります。同様に説明を省きます。
次に称号です。
称号にも二種類あって、効果があるものと無いものがあります。例えば〈異世界人〉は、言語理解の効果があります。
今後出てくる可能性がある〈〜の護衛〉〈〜ギルド所属〉などには効果はありません。