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おはよう

ここは異能力を持っていることが当たり前の世界

その中には優れた能力もあれば劣ったものある

劣っている者は秀でた者を妬む

それは仕方がないことである

生まれながらにして得る異能力に誰も逆らうことはできない


まあ俺はその点素晴らしい異能力だ

俺の異能力は「前途自決」と呼んでいる

すべてのことが自分の思い通りに行く、という類稀ない異能力である

早い話が神だ

俺は齢17にしてこの世界の神なのだ

この異能力はすごい

俺は努力なんて一度もしたことがないし、苦労なんてものも一度も経験したことがない

嫌な奴は元からいなかった事にできるし好きな子とどんな事だってできる

俺は神だから


朝、目が覚める

これからつまらない学校に行く

勉強なんかしなくてもテストはできるのに

授業なんか聞かなくても学年トップに君臨できるのに

仕方なくも学校に着いた

さあ、寝ようか


「おいやすひろ 次の授業は移動教室だぞ 起きないと遅れるぞ」

こんなことをほざくのはひろと 俺の忠実な僕だ

「物理の先生遅れると超怒るから早くいこうぜ」

うるせえ

「うるせえじゃないよ やすひろさっきの授業中早く終われってずーっと考えてただろ」

べつにいいじゃねーかよ

「だめだって ノートも取らないでぼーっとして」

あの先生嫌いなんだもん

「先生嫌なのは知ってるけどもし先生が僕みたいに人の思考を読み取れる異能力持ってたらどうするの?」

あいつが持ってるわけねえだろ

「たしかにwww 先生の異能力はコードの絡まりを瞬時に直す異能力だもんねwww 

あ、でも意外と便利かも 僕昨日からイヤホンのコードが絡まってて やすひろ直せる?」

当たり前だろ


俺は静かに目をつぶりまた開いた

目の前には綺麗にまとめられたイヤホンがおいてある


「これでいいか」

「いやーすごいねー相変わらず なんでもできるんだもんね」

「別にすごくないし ふつうだし」

「照れちゃって」


きーんこーんかーんこーーん

こーんかーんきーんこーーん


「やば いくぞ!やすひろ うへー怒られる」

俺は再び目を閉じるそして開いた



「先生!遅れてすみません!!」

「遅いです 18秒遅刻です」

「すみません!!ってやすひろお前裏切りやがったのか!!!」

俺は一足先に第一物理室にいた

瞬間移動だって簡単にできるのだから

「うるさいですよ 遅刻は遅刻なのですから減点しておきます 早く席に着きなさい」

俺はまた窓の外をぼーっと見つめながらうとうとした


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