表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽  作者: 姫宮 きら
3/4

草の匂い


土の匂い


そして太陽の匂い……


久々に感じる匂い


自分の部屋の甘ったるいバニラ以外の

香り……


人と誰も擦れ違わない道を歩く


車道を通る車……

1歩踏み出せば楽になれるだろうか


気が付けば右足を車道へ出していた

100メートル位先に車が見えた……


あぁ死ねる……そう思った


「何してんだよっ!!」


『っ……ちょっ…』


ものすごい力で歩道へと戻された


「お前なにやってんだよ引かれるぞっ」


『別に助けて貰わなくてよかった……』


「お前助けて貰っておいて…あーいーやっ名前は?」


『……坂木 亜弥です』


「俺は竹元 勇羽よろしくな」


久しぶりに笑顔を向けられた気がする

けれど今の私には

その笑顔が不快にさせる原因だったり……


『あの…今って平日の朝ですよね?』


「ん、そうだけど?」


『あの学生ですよね』


「まぁそうだなでも俺遅刻人だから」


『だからって……』


「それは亜弥もだろ?…お前こそいいのかよ」


『私は学校には行ってないから……』


「ふーーん……じゃあ今日は俺も休む」


『えっ!?…ダメですよっ』


「てか敬語いいから亜弥って何歳?」


『……13…』


「えっ!!じゃあタメじゃん!!」


『だね……タメだね』


「白井北?」


『そうだけど……』


「そっかなら今日このまま遊ぼうや」


『えっ金持ってないし……』


「じゃあ着いててってやるから遊びいくぞっ!!」


……この日良くわからない同級生と近くの街まで遊びに行くことになった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ