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短気な女神様と一緒に転生!

どうもはじめまして!

Ryosukeと申します。

拙い文章ですがどうか温かい目で見てください。

「ふぁ……怠い」


目を覚ましてすぐに起きる時に毎回言っている台詞を癖で言う。そして周りを見渡すと、360度真っ白な所に居た。


「メンドくせぇ……」


そう言って俺が再び惰眠を貪ろうと、横になった瞬間後ろから声をかけられた。


「あの~、普通この状況で寝ますかね?」


先程周りを見渡した際に誰もいない事を確認したにも関わらず声をかけられた事に俺は一種の幻聴だと思い、惰眠の再開しようとすると今度は肩を叩かれる。


「私も忙しいので早く話を進めたいのですが…」


内容だけを聞けば穏便に話を進めようとしている様だが心なしかちょっとキレているようにも聞こえる。


「………zzz」

「寝るな!!」


見事なボディブローが俺の腹に直撃する。


「痛ぇな……」


不機嫌だと、主張するように言いながら振り返るとそこには人間離れした美女がいた。


「いい加減にしてよ!!こっちはまだ仕事が残ってるのよ!!」


なんというか見た目とは裏腹に短気な性格なようです。


「そんなに怒るなよ、メンドくさい」

「だ・か・ら!!私は忙しいんだって!!早く仕事終わらせないと上司に怒られるんだって!!」

「うるさいなぁ、怒りっぽいのはちゃんとビタミンとってない無いからだよ。なんならこれ要る?」


そう言って俺は服の内ポケットからヤクルトを取り出し




美女に投げつけた。


「それを言うならカルシウムでしょ!!しかもこれは乳酸菌だし!!それと投げつけないでよ!!」

「それでアンタ誰だよ」

「話を聞きなさいよ!!!」


どうやら自己紹介も碌に出来ないらしい。


「はぁ…私はアンタ達人間から女神って呼ばれているわ」

「で、女神は俺になんの用なの?」

「やっと本題に入れる…」


いきなり女神はどこかのボクシング漫画の主人公みたいに燃え尽きたように真っ白になりながら俺に告げた。


柊 亮哉(ひいらぎ りょうや)、貴方には異世界に行って魔王を倒して平和な世界にするか、地獄に行くかどっちか選びなさい」

「地獄?」

「えぇ、地獄に行く罪状として虫を殺したりすると一応等活地獄に行くようになってるから」

「ふ~ん」

「で、どっちを選ぶの?」

「どっちでもいいよ、メンドくさい」

「へっ?」

「……zzz」

「寝るな!!っていうか、えっ?アンタ地獄行ってもいいの?」

「だからどっちでも」


口をあんぐりと開けて驚いている女神。


「……まぁ、いいわ。じゃあ貴方には異世界に行ってきなさい」

「あ、そうなんの」

「転生特典に何か欲しい物あるかしら?」

「特に無いけど」

「……じゃあ、もう異世界に飛ばすわよ」


そう女神が言うと、何か呟き始める。すると俺の足元にアニメなんかでよく見る魔法陣が現れ、体が光に包まれる。


「それじゃあ行って来なさい」

「メンドくせぇ…」


そう言った直後、視界が光で覆われた。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「はぁ…、送り込むならちゃんとして欲しいね」


視界から光が消えると、そこは完璧な森林だった。

しかも持っている物は今着ている服だけ、どうしようも無く詰んでいた。


「とりあえずこの森抜けるか…」


そう考え、ジャングルを抜けるために歩き出した。







「あらら、もう完全に詰んだわこれ」


森の中を歩き始めて約10分後俺は目測で約2mの狼、5体に囲まれていた。

流石に武器もなにも持っていない俺が戦える訳がない。という訳で二度目の人生終了となった。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「なんでまた来てんのよ!!」

「死んだから」


平然とした態度で言うと、女神は頭を抱えた。


「もう最悪、完璧に仕事終わらないわ」

「で、俺はどうなんの?」

「………」


なんか黙り込んだけど何かあったのか?


「………!!」


あ、なんか閃いたみたいだ。


「そうよ!!私がアンタと一緒に異世界に行って暫く生活の手助けをしてました。って言えば仕事を免除してもらえるはず!!」

「あ、なんかメンドくさくなりそう」

「それじゃ、行くわよ!!」


女神は喜々として何かを呟くとまたも足元に魔法陣が現れ、俺と女神が光に包まれ二度目の異世界転生が始まった。

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