第3話/シャボン玉の様に消える
第3話/シャボン玉の様に消える
2人は森の中を出た
目の前には、大きい城が建っていた
「……………………おお」
と空音が小声で囁く
「確かねぇ、ここは、「アルクスアルトゥム」って言う街……じゃなかったっけ?」
碧羽はいい、城を見つめる
「いやぁ、まさか、ここに来れるなんてねぇ」
関心気味に言う碧羽
空音は首を傾げる
何かあるのでは、と
すると、後ろから声がした
「……こんにちは…………あの、貴方達は……誰?」
大人しい声がした
碧羽は驚いて後ろを向くと、灰色の髪の毛をした、小さい子供が果物の入ったカゴを両手で持って立っていた、よく見ると、髪の毛には朱色が入っていた
「………………こんに、ちは……ボク……は……」
と空音は言い出したが、子供が言葉を遮った
「……あれ?貴方…………見た事ある……もしかして、空から降ってきた…………」
と言い出す
矢張り、ニュースになってたか、と空音は思った時、頭の奥が痛くなった
「…………うっ……」
頭を抑え、バレない様にしようとしたが、ダメだった
空音は頭が痛すぎてうずくまってしまった
「……………………!!ご、ごめんなさい……!え、えーと……」
と子供は慌てる
「……と、とりあえず、こ、この街に入ってください!病院に連絡しますっ!」
と慌てながら子供は言った
碧羽は、急いで街へ入っていった
空音は、少し呻きながら、碧羽を「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と小声で、無意識に言っていた
碧羽は、
「待ってろ、直ぐに病院を見つけてやるからな……!」
と何故か少し嬉しそうに言った
第3.5章/現実は笑わない
空音は目を覚ます
見た事ない天井、木でできた部屋
「…………あれ……ここ……どこ……?」
空音は言う
扉が空く、空音は少し驚いて、目を見開く
「……あ!そ、空音!わぁ〜!良かった!」
と飛びつく勢いで碧羽が来た
そして、後ろにはしょんぼりした顔で、小さい子供がいた
「……あの、ごめんなさい…………私のせいで……」
という
空音は、首を振る
「…………大丈夫だよ、ボク、偏頭痛持ちで……」
と笑いながら嘘を言う
「…………それより……ありがとう、こ、こ……見つけてくれたの、あなたと碧羽なんだよね……」
と空音は言う
子供は自信満々に頷く
そして手に持ってたカゴを空音の近くへ持っていき
「……これ、あげる!」
と言った
空音が首を傾げると
「お父さん……とお母さんが……貴方にあげてって……言ってた、私もそうしたい……」
という
空音は「見ず知らずの人に渡してもいいの」と聞いた
子供が、コクと頷く
空音は、ありがとうと言った、そして、みんなで食べようといった
碧羽は少し嫉妬したのか、少し羨ましそうに見ていた




