第2話/夢は笑う
第2話/夢は笑う
2人は、森の中を歩いていた。
歩く度に、雑草が喋った。
「…………そういえ、ばっ、司書……さんの名前……きいて、ない、です……」
と空音が言った。
「ああ、ごめんごめん、忘れてた、あたしは、
天下咲碧羽、ま、みんなからは、
あお〜って呼ばれる事が多いな、まあ、気にしないで、呼び方なんて、分かればいいから」
と、司書は言う。
「あ〜、あと、あたし、今司書じゃないから、普通に名前で呼んで!」
と、元司書の、碧羽が言った。
その時に、声がした。
間違えなく人ではない、獣の声。
「……!空音、構えて、魔物が来る」
碧羽はそう言うと、隠していた魔導書を出し、魔法を使う準備をしていた。
空音は、危害を加える者は倒すと考えていた。
「……………………黒球/開(ブラック・ホール/展開)……」
空音は、気づいたら、魔術を口出しており、敵を倒していた。
碧羽は唖然とする
そんな事をしていると、更に集まってきた。
空音は、
「…………虚空/黒い雨(ヴォイド/フォールレイニ)……」
空から、黒い矢が落ちてきた、沢山の、数え切れない程のものが。
敵たちは、皆倒れ、無様にも、ひっくり返った。
「…………………………ボク……でき、た……」
碧羽はまだ口を開いている。
そして、
「……へ?そら、ね……?なんで……?魔法が……?」
空音は、「分からない」と一言言う。
「………………まだ、この世界、しれてない……から……ボク、できるかなって…………」
碧羽にはよく分からない、何故あれだけの魔法が使えるのか、魔力はどうなってるのか。
そんな碧羽を見つめた空音は、
「……………………行こう、まだ……いるかも……」
と急かした。




