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色館  作者: 雪華97/Sekka Kuna
第一章
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第三話

案内人と呼ばれていたその人物は、目の前にいる少女の部屋から出ると廊下を少し歩き、扉の前に青薔薇が飾られている場所で止まった。そしてすぐに扉をノックする。


コンコンコン


これはまた応答がない。しばらく繰り返すとその人物が居る目の前の扉が開いた。

開いた先には青色の髪に瞳は白。髪には白の大きなリボンに、銀の鈴がついている物を二つ付けていて、姿は白の少女と同じくらいの8.9歳に見えた。


「こんにちは。青の少女さん。今回も会議の時がやってきましたよ。覚えていらっしゃいますか?」


その人物は扉の奥にいる青の少女と呼ばれた人物に語りかける。その少女は少し考え込むような素振りを見せた後、口を開いた。


「もう数年経ったんですか....?....案内人さん、私は何番目?皆来てないから呼んでるんでしょ?」


目の前にいるその少女は問いかけられたものに対し、曖昧な答えを言ってから、今度は目の前にいるその人物に対し問題を問うてみた。

その問いに対し、その人物は答える。


「二人目ですよ。はい。よくわかってますね。皆さん来ていないんですよ。」


「.....。皆覚えていないからね...。」


「おや、何か言いました?」


「別に何も言ってないです。分かりました。何時ですか?」


「*&時$#分までに来てください。それでは。」


その人物はその少女と少し会話をすると時間を言って扉の前から去っていった。


青の少女と呼ばれたその少女は、先程まで会話していたその人物が去っていったのを確認すると、扉を閉めて鍵を付けた。


部屋の奥にその少女が入っていくと、金の鈴を取り出し鳴らした。


リーンリーン


鈴の音が部屋中に響く。次は髪につけていた銀の鈴を外しまた鳴らした。


シャンシャンシャン


その少女が金と銀の二つの鈴を同時に鳴らすと、部屋の奥、大きな本棚が置かれている場所から、1つの道ができた。


その少女はその道の先に入っていってしまった。


コツコツコツ


その少女がしばらく歩くと、少し開けた場所に出た。そこは、沢山の大きな本棚が置かれている場所だった。その少女が暫くそこで何かを待っていると、一人の人物が奥の道からやってきた。その人物は白い髪に金色の瞳をした少女だった。

同時に、二人の少女が通ってきた道は消えていて、跡形もなくなっている。

白の少女は本棚から一冊の本を取り出し、それを開いて床に広げた。

二人の少女はその本を覗き込み、何か調べている。


「やっぱりこの部屋は私たち以外誰にもバレてないみたいだね。」


二人の少女のうち、青の少女が口を開いた。


「そうだね。ここは私たちの力を使わないと来れないから。」


その言葉にのって、もう一人の白の少女も口を開く。

二人の少女は少し小さな声で会話をしなが様々な本を覗き込んでいた。


暫くするとその部屋から出ていき、部屋から出て行った。




『**探索日記1』


12**年、*月**日*曜日


私は山の奥地にあった古びた館に入った。

中は外と違い、とても綺麗で埃一つないことに私は驚いた。

外から見ると、とても大きな館だったが、中には誰もおらずただただ静かなだけ。

そんな館に入り私は興味を持ったので今日からこの館を探索することに決めた。

一日目である今日は、取り敢えず外が暗くなってきたので寝ることにする。

丁度いい部屋を見つけたのでここで寝るとしよう。

一冊の白紙の本であったこれに、今私が文字を書いているのはもしもの時の為である。万が一の場合、今これを読んでいる君に私が書いたこの探索日記を託そう。





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