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色館  作者: 雪華97/Sekka Kuna
色館
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1話

「色館って聞いたことある?」


そう話しかけてきたのは、私も所属している都市伝説や噂について調査する調査団の団員の一人だった。色館…?色館とはなんだろうか。


「聞いたことない…かな。」


私は少し聞いたことがあったような気がしたものの、思い出せなかった。


「色館はね、最近巷で有名な建物のことなの。噂で埋め尽くされてるから、何が真実なのかはわからないけれど。調べてみたくなったから。」


そう言われて思い出した。最近、街中でよく聞く噂だ。


ある人は「お化けが住んでいる」と。

またある人は「不思議な世界に迷い込む」と。

またまたある人は「ただの()()()()」だと。

またまたまたある人は「色館についてしゃべろうとすると亡くなるから()()()()」だと。


様々な噂が飛び交っている信憑性のない色館という建物。


「聞いていたら私も興味が湧いて来た。私ももっと知りたい。」


「なら今から色館に行かない?」


「行く...?場所が分かってるってこと?」


「う〜んと、正確には色館だと思われる場所かな..。でもどう!?何かありそうじゃない!?」


「思われる場所....?うん。確かに何かありそうだ。行ってみるのもいいかもしれない。嘘だったなら直ぐに帰って来ればいい。」


「やった!そうと決まれば色館へレッツゴー!」


そう言って私たちは準備し直ぐに色館へと向かった。

そして少し時間をかけて山を登り、森を抜け、大きな橋を渡り、ようやく色館だと思われる建物の前に着いた。ここまでかなり時間をかけてきたので噓だとしても何か一つくらいあってほしいところだが…


「かなり大きな建物だね…。館に見える。昔、貴族でも住んでいたのかな....?」


「あ!この扉から入れそうだよ!」


「本当だ…。鍵が開いてる…。」


「折角ここまで来たんだから入ってみようよ。何かあるかも!」


「そう…だね。行ってみようかな。」


そういって私たちは建物の中にへと入っていった。入った先は外の古ぼけた感じとは打って変わって、()()()()()()()()()()だった。入り口の扉は大きく、大きなガラスのシャンデリアが吊るされている。とてもきれいに輝いていて、まるで別世界に来たように変わっていた。


「すごくきれいだね。外とは大違いだ。見比べてみようかな。」


そういって扉を開けようとした瞬間、先ほどまでは開いていたはずの扉には鍵がかかっており、外に出られなくなっていた。私は急いでほかのところから出られないかと窓の外を見たが、見えた景色は私たちが元いた場所とは大きく変わっている。ここはどこだ。まるで異世界にでも来たみたいだ。


異世界....?あれ....?目が…開けてられな…い…?


その時一つの声が聞こえた気がした。ぼやける目で声が聞こえたほうを向く。そこには高すぎもなく、低すぎくもない背丈をした、執事のような恰好をした人物が立っていた。


???「色館へようこそ。お客様。」


声も中性的で性別は判別できない。掠れた目でその人物の顔を見ようとしたが、辺りはいつの間にか真っ暗で何も見えなくなっていた。姿も見えていたはずなのに、真っ暗で認識できない。


そして私はいつの間にか完全に目を閉じていた…。





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― 新着の感想 ―
誰か、誰でもいいので語りたいです。 私はたまたまこの方を見つけたんですけど、面白くって、でもあんまり知られてないが故に語れる人がいなくて…。なので私はここに感想を残します! この物語はとても美しく恐怖…
2026/02/01 11:41 名無しの語りたい人
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