第一章 夕と朝の月に優劣を
第一章
「次はー次はー新宿ー新宿ー」
このアナウンスと共に僕は起きた。
「やべっいかないと」
僕の名前は木谷 暁人(きだに あきと)高校一年生だ、今日は高校の入学式。今日からこの高校、木焼高校に通うことになった、僕はボカロpになることが夢で、音楽を作りながら通える高校にした、今日は入学式が終わったら帰ってもいいらしい。教室にいかないと、ええっと、4組か、式が始まるまで教室で待っておくらしい。教室について席についたまだ30っ分ほどあると、張り紙されていた、イヤホンをつけてしばらくボカロを聴いておこう、プレイリストを開くと、後ろからスマホを取られた。
「!?」
振り向くと大人目な人がいた、同級生らしい。
「なに」
その声を遮るようにスマホを取った人は言った。
「センスいいじゃん」
え、困惑が顔にでていたが続いて言った。
「私も好きだよ、ボカロ」
「え?」
「友達なろーよ、暁人君」
「なんで名前を?」
「ユーザー名だよ本名登録してるじゃん」
「え?、何で見たの!」
「いいじゃん、なかよくしよーよ」
と言うとスマホを返してどこかに行ってしまった。
「何だったんだ、、、」
プレイリストを見るとヘンな曲が追加されていた。
「アイコン可愛いな・・・」
消そうが迷ったが消さないことにした。なんか疲れたし15分くらい寝よう。タイマーをかけてそのまま寝た。
アラームがなって、起きると人が結構増えていた。それから少しすると教師が教室に春風と共に入ってきた、それから入学式の説明をしてから、体育館に行った。それから入学式で来賓の話を聞いたり式を行った。「これで令和x年度木焼高校の入学式を終わります。
それから、教室に戻り、教師の話を少し聞いてから帰る事となった。帰るため駅のホームで電車を待っていると、朝の同級生を見つけた、見ないふりをしながらイヤホンをつけたがこっちを見て、近くにきた、そして口を開くと。
「暁人君じゃん、いえどこらへんなの?そういえば私の名前言ってなかったか。私の名前は葛飾 綾華、よろしくねっ」
「よろしく、川越だよ、」
「だったら途中まで一緒に乗れるじゃん」
といいながら隣に並んできた、異性とこんな近くにいた事ないからドキドキしてきた
「私ボカロ作ってるんだけどきみも作ってるの?」
「え?、何で知ってるの?」
「音楽アプリ開いてたじゃん今」
「はぁ・・」
そのまま電車が来て隣に座ってきた。春の気温はまだ低いのに体温が上がっていく。
「次は池袋ー池袋ー」
「あっ私ここだじゃっまたね!」
「あっまたね」
苦笑いしながら手を振る。体温が一気に下がった気がする。
緊張したなぁ、そういえばコンテストに出す曲のピアノ作らなきゃ
そのまま1時間音楽作りに熱中していた。
「次はー川越ー川越ー後降りの際は足元にお気をつけてお降りください」
降りなきゃドアが開きそのまま改札を出る。そのまま家まであるいて行った。
「ただいまー」
誰もいない。今日は平日だったか。春の風音が遮られた家の中で独り言を言う。そうだあそこのカフェに行こう。
制服を着替え、鞄を持ち、財布を入れる。
「行ってきまーす」
誰もいないが挨拶はする派だ。歩いて10分読めないフランス語っぽい時の看板の下にカフェ 川越と書いてある。ここでご飯を食べてから曲作りをしよう、入って、テーブル席につき、ドリンクバーとパスタを頼んだ。するとメッセージが届いていた。
「綾華?」
そこにはリンクが貼ってあった。それを開くと有名なボカロが流れてきた。閉じるともう一通メッセージが来ていた
「この絵師私だよ」
衝撃だった綾華が絵師だなんて。
色々あった一日だったそうベットの上で思う
「今日はここぐらいにして終わろう」
それにしても面白くなりそうだ。
「初登校日は4日後か、色々できそうだな」
そう思いながらスマホを閉じた。
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