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#34 カラオケバトル

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「グループ恋愛がやばすぎる!!」をどうぞ!

そういうわけで、なぜか琴葉と里香のカラオケバトルが始まった。

琴葉「じゃあまずは私から!私が歌う曲はこれよ!」

琴葉がそういって選曲した曲は一昨年くらいに流行したK-POPだ。


個人としてはK-POPがあまりわからないため歌うことはない。

それに日本語ではないため何を言っているのかがわからないのだ。

里香「フフッ、かなり前の流行を持ってきたわね。でも流行だけじゃ

   勝てるわけがないわ。浅はかだわ!」

あれ、里香ってこんなお嬢様系のキャラだったっけ……?


琴葉「もちろん、流行で乗り切ろうなんて一切考えてないわ!

   この曲は私が最高点をたたき出した曲だわ!」

里香「……なるほど、一筋縄ではいかないわけね!面白いじゃない!

   なら、あなたの実力がどれほどか見せてもらおうじゃない!」


完全に二人の世界に入っている琴葉たち。

その様子に俺たちは苦笑いしながら見守っていた。

そして琴葉が歌い始める。出だしから早速どんな意味の歌詞を

歌っているのか知らないが、琴葉は余裕な笑みを浮かべながら

ペラペラと歌いだす。やっぱり得意な曲なだけあるな。


画面上部に表示されている音程バーにずれが目立たない。

そしてサビに突入する。すると、琴葉の歌う声の大きさが上がり

サビの部分だけで見れば一切音程がずれることはなかった。

その間、里香は少し唇をかみしめながら彼女のことを見ていた。


ラスサビに入るまでの間、サビと同様に音程を崩さすほぼ音程バー

通りの音程で歌っている。"さすが"と言うしかない。

曲が終わり、琴葉が一呼吸おいてドリンクを飲む。

そして画面に表示された点数はなんと94.397。脅威の94点!!

自然と周りからは拍手が起こった。さすがだな。


琴葉「フフッ!どうよ、私の点数を超えることができるかな?」

挑発するように琴葉が言う。それに乗っかる里香。

里香「もちろんよ、超えて見せるわ!私が歌う曲はこれだわ!」

そう言って里香が予約した曲はあまり聞きなじみのない恋愛ソングのようだ。


琴葉「知らない曲ね、それで私たちの目を欺こうなんて考え捨てた方がいいわ」

里香「そんなわけないじゃない。この曲は琴葉ちゃんと同様私の過去最高点を

   出すことができた曲よ。すぐに追い抜かしてあげるわ!」

琴葉「フッ!さてそれが果たして本当にできるのかな?勝負といこうじゃない」

琴葉も琴葉で全然いつものキャラじゃないよな……

そんなことを思いながらマイクを握る里香を見た。


しかし、そんな里香の様子は少し変だった。マイクを握る手がわずかに震えている

ように見えた。そして琴葉は、琴葉で祈っているような感じだった。

お互い、あれだけ余裕があるように見えたが実際はハラハラしているのでは

ないだろうか。そう思っていると里香の選曲した歌が流れ始める。


里香は少しだけ息を吸って歌いだす。一番最初の歌いだしがミスった感が

あったが、最初の方はおおむね音程バー通りだ。

そしてサビに入ったとたん、この曲聞き覚えがあるなと思い出す。

どこで聞いたか忘れたが聞いたことのあるリズムで自然と体が左右に揺れる。


サビの部分は、琴葉と同様音程に一切のずれがなく難なく突破していく。

ラスサビに入るまでの間、何回かやばそうなところがあったが

それ以上に巻き返せるくらいうまいところもあった。

これはいよいよどっちが勝つかわからなくなってきたな……


曲を歌い終えた里香がホッと胸をなでおろしてマイクを置く。

琴葉「やるじゃない。正直、どっちが勝手もおかしくない点数だわ」

里香「ええ、それは私も思ったわ。琴葉ちゃんもよかったわよ」

少しだけ空気が和んだ気がした。そして里香の点数が画面に表示される。


その点数は94.392。琴葉と里香は驚きながらさっき琴葉の点数が

出ていた画面の写真を探す。琴葉の点数は94.397……

まさかの千分の一の位で勝負が決まるなんて誰が想像したことだろうか。

俺を含めて全員が"お~!"と同時に拍手が巻き起こる。


里香「……ありがとう、悔しいけど私の負けだわ」

琴葉「私こそありがとう、でも私の方こそ負けた気がした。

   また別の機会で勝負したら今度こそわからない点数になっている

   気がするわ。本当にありがとう」

二人はそう言ってお互いを称賛し合った。


咲良「えっと……しんみりしたムードで悪いけど普通にカラオケしない?」

里香「えっ、ごめん!どうぞ!」

琴葉「集中しすぎてみんなのこと忘れてた!」

10分程度の出来事なのにかなり濃い内容だった。


というかなんで二人はあそこまで熱くなれたんだ?

そんな疑問を持ちながら俺たちは再びカラオケを楽しむ。

点数も重要だけども俺としては楽しめればなんでもいい気がした。


残りの時間はあっという間に終わってしまい解散時刻となってしまった。

会計を済ませて俺たちは建物の外に出てくる。

俺「じゃあまた来週からも頑張りるか!」

琴葉「そうだね、これからは体育祭もあるし!またみんなでどっか行こう!」

咲良「だね!じゃあまたね~!」

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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