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#2 恋バナ

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「グループ恋愛がやばすぎる!!」をどうぞ!

俺「おはよう~」

登校してきて朝一番、俺はいつものグループに声をかける。

大和「おはよう朔。この後みんなでどっか行かない?」

俺「いいな、いつものショッピングモールでどうだ?」

大和「了解、唯人たちにも伝えておくよ」


その日も、昨日と同じで学活だけで早く学校が終了した。

琴葉「新しい人も増えて初めて出かけるね~」

大和「だな、このメンバー楽しそうだし」

笑いながら大和が答える。唯人たちも楽しみな様子だ。


唯人「みんながいつも行っているショッピングモールは

   あの近くのところか?」

俺「ああ、こういった半日の日とかでの暇つぶしにもってこいだよ」


俺たちが向かっているショッピングモールは県内で最も大きい

ところだ。学校から徒歩10分程度と立地もよく今日みたいな

半日の日などはよくここに通っている。


二時。ほぼちょうどにショッピングモールに着いた。

俺たちは中を歩き回りながらどこへ行こうかと相談をしていた。

咲良「やっぱりいつものゲーセンでもいいんじゃない?」

琴葉「それもいいけど、お金あったっけな……」

そう言いながら彼女は財布を探り始める。


このメンバーでかなりの頻度でどこかへ遊ぶため俺たちはいつも

金欠の状況だ。まあ、それよりも楽しいから何よりだが。


琴葉「朔~、ちょっとこれ持ってて」

そう言って差し出してきた紙切れを受け取る。その瞬間

琴葉「あっ!」

と言っていきなり手をひっこめた。どうやら手があたっていたらしい。


俺「ごめん」

琴葉「わっ……私こそ、ごめん……」

彼女が顔を赤くしながら謝る。俺もほのかに頬を赤くする。

咲良「二人ともイチャイチャはそれくらいにして行くわよ!」

俺・琴葉「イチャイチャなんかしていないし!」

息ピッタリでそういうと周りが笑いだした。


しばらく進んで咲良がある提案をし始める。

咲良「こうやって歩いているのもあれだから恋バナしない?」

杏「いいですね!」

これまであまり話していなかった杏がいきなり口を開く。

咲良「でしょ!みんなは好きな人いる~?」

咲良がかなりニヤニヤしながら回りに問いかける。


しかしみんな恥ずかしがって誰も何も発さなかった。

咲良「も~……じゃあ、せーので言おう!」

明らかに男女の高校生が昼間からする話の内容ではなかった。

咲良「せーの!」

咲良がそう声をかけた瞬間一斉に声が聞こえた。


俺「いない!」

大和「いる……」

琴葉「いる……」

咲良「いる」

唯人「……いる」

杏「いっ……いる」


まさかの俺以外全員、いるだと……衝撃過ぎる事実に固まる。

咲良「あれ?もしかして朔以外全員いる……?

   朔、もしかしてウソついていたりしないよね?」

俺「してないよ……あれだけ自信満々に言ったんだから」

咲良「そうね……で、だれなの!?」

彼女自身も好きな人がいるというのにどんどんと周りの人に

詰め寄っていく。ほんと、彼女の取柄って恋愛なのか……?


そんなことを思っていると俺と咲良以外が顔を赤くしていた。

あれ?もしかして……俺の予想が間違っていなければこれは

多くの人がこの中に好きな人がいるってことなのでは……!!


つまりこの中に近い未来リア充になるやつらも現れる……

あるいは三角関係というものすらできてしまうのでは……

妄想を広げているうちに桜が一人一人に詰め寄る。

琴葉「もっ……もうこの話は終わり!みんな行くよ!!」

少しだけ大きな声で言い先頭を歩いていく。


その後に、咲良が続いて琴葉の腕をたたく。

なんだかやばいことになったな……と思いながら先を着いていく。

そこからゲーセンにたどり着くまで会話はなかった。

目線がお互いを行ったりきたり……これガチで俺の予想があたって

しまって気まずくなったパターンとかではないよな……


少し心配になっていたが、ゲーセンへ着くといつも通りへと戻っていった。

よかった……さて、今日も目いっぱい遊ぶぞ!!

そう意気込んでメダルカウンターへ足を運ぶ。


手持ちメダル数は200枚……ここからどれだけ増やせれるかが勝負だ。

手始めに子供機からやり始める。このゲーム機だと、勝ったときの

もらえるメダル数は少なくなるもののかけるメダル数も少ないため

時間つぶしにはこれがちょうどよい……なんかパチンコみたいでいやだな……


ちなみに琴葉たちは向こう側にあるメダル落としの方で遊んでいた。

そしてショッピングモールに来てから一時間程度が経過した……


琴葉「あ~……かなり粘っていたのに終わった~」

咲良「だね……相変わらず朔はプラスそうだね」

俺「ああ、やっぱりこういうのはコツコツやった方がいいからね」

最初のメダル200枚からこの一時間で約400枚くらいに増えた。


増やすのがかなり得意だが、今回はフィーバーが何回も来たため

運がとてもよかったのもあってこの枚数だ。

ちなみに、大和たちも買ったメダルがすべて尽きたようだ。

俺「じゃあ、暇もつぶすことができたし帰るか」

俺はそう言ってメダルバンクにメダルを預け入れた。

これでまたメダルが使えるようになるのだ。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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