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#15 恋バナ~新たな恋の予感~

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「グループ恋愛がやばすぎる!!」をどうぞ!

合宿が終わり、大和の一大イベントである告白もあえなく失敗した……

前にも話した通り、琴葉はぎすぎすした関係を望んでいないようで

いつも通り積極的に大和に話しかけている。


咲良「……私さ、大和が好きだってことを琴葉に教えようと思うの……」

とある休み時間いきなり咲良が俺にそう相談してきた。

俺「……別に無理までして真実を伝えようとしなくてもいいんじゃないか?

  それに、咲良が今伝えたとこで琴葉が変えようとは思わないしさ……」


俺は静かな声でそうアドバイスをする。すると少しだけ咲良が考えて後に

咲良「……確かにそうだよね。私が間違っていたよ、ありがとう。

   それとさ前から思っていたけど朔ってなんでそんなに恋愛について詳しいの?

   朔自身は今、恋愛をしていないんでしょ」

俺「その通りで恋愛はしていないよ、言うほど詳しいかな?

  そこらへんのこと、あまり自覚がないんだよね」


咲良「……すごいね。恋愛経験がないのでここまで相手の気持ちを考えれるって

   もしかして、相手のことを思った行動をとるタイプだから

   そこまで適格なアドバイスを出せるのかもしれないね」


俺「そうかな?まあ、誉め言葉としてありがたく受け取るよ。

  それととりえずはみんなの恋愛の話は終わったかな?」

咲良「……このグループのメンバー忘れた?大和が告白した琴葉も

   好きな人がいるって言っていたでしょ」

俺「言われてみればそうだったな」


咲良「それと、唯人と杏あの二人完全にお似合いだと思うんだけどね~」

俺「だよな。二人がお互いの苦手なところを補い合っている感じがあるからな」

咲良「絶対あの二人って両想いな感じがしない!?」

恋愛スイッチが押されてしまったのか咲良は俺に詰め寄ってくる。


俺「おっ、落ち着いて。でも確かに両想いな感じはあるよな」

咲良「だよね!だよね!そうなったら私たちが愛のキューピッドにならないと!」

彼女が何をそこまで駆り立てるのかわからないが俺は咲良をなだめる。


俺「落ち着いて落ち着いて。まだ二人が両想いって確定したわけじゃないし」

俺がそういうと咲良が"でもでも"と反論し始める。

咲良「誰にも言わないでって杏に言われているけど実は唯人のことを

   ひそかに狙っているらしいよ!」

俺「まじ!杏が!!」


もしかしたらことがとても良い方向に動くかもしれない。

そう思って俺はつい、身を乗り出してしまった。

咲良「落ち着いて!うん、合宿の夜に恋バナをしていたらね!」

俺「……まじか、面白くなってきたな」


咲良「あれ、もしかして唯人も杏に気があるってこと!?」

俺「ちょっ、声がでかい!その通りだけど」

咲良「じゃあこれは両想いが確定したね。でもどうやって告白をさせよう?」

俺「そこなんだよな~……なんとなくだけど二人ともお互いに"片思い"

  だって思っている気がするんだよな」


咲良「確かにそうだよね。でも告白させるのは唯人にした方がいいんじゃない?」

俺「それは一体どうして?」

咲良「ほら、男性が女性に対して告白するのは当たり前というかさ

   ロマンチックというかさ、だから!」

俺「差別が問題になっている時期に言うのもあれだが、確かにその通りだな」


咲良「でもどうやって唯人を告白させる気にしよう?」

俺「ん~……いっそのこと、"杏が唯人のことを好きだ"ということを

  伝えるのはどうだ?そっちの方が唯人も積極的になるだろう」

咲良「いいかもしれないけど、それをやるには杏に許可を取らなくちゃね!」


そういうことで放課後、唯人には悪いが杏を少しの間借りることにした。

咲良「ということで杏ってもっと積極的になった方がいいと思うんだよね」

杏「………で、でも嫌がれるかもしれないし……」

咲良「大丈夫だって、唯人とは十年くらい同じなんでしょ?」

杏「うん、そっ……そうだけどさすがにゆっ、唯人のことがすっ、好き

  なんて本人に言ったら私顔合わせられないよ~」


杏にはまだ言っていたないがたとえ両想いが確定していても

好きな人だからこそ、緊張してしまう気持ちはわからなくもない。

咲良「そうやっていつまでも恥ずかしがっているとそのまま

   大人になって告白できずに終わっちゃうよ?」

杏「……でも、私が付き合うなんて無理だよ……ゆっ、唯人は

  私と違って周りを見れて積極的にいろんなことに参加するし……」


どうやら杏は一緒にいるあまり、唯人との正反対の性格が嫌らしい。

咲良「そんなことないよ。杏はきっと唯人とは釣り合わないって

   思っているかもしれないけど、私たちから見れば一緒に

   しゃべっている姿を見て二人ともお似合いだなって

   思ったんだからこうやって恋の応援をしようと思っているし」


杏「……ゆっ、唯人に迷惑かけないかな?」

咲良「大丈夫だよ!人に好意を寄せられて嫌な人なんていないよ!」

やっぱり女子の気持ちをわかるのは女子だけだななんて思う。

杏「……好きってことは言えないけど……積極的になってみる!」

咲良「お~!その調子だよ!頑張って!困ったら何か言ってね!」

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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