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#12 合宿~後編~

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「グループ恋愛がやばすぎる!!」をどうぞ!

数分後……俺たちは物音がなくなったことを確認し布団から出てくる。

大和「……危なかったな……」

唯人「だな。先生たちもこの時間は寝ずに見回りか」

宿泊学習では一番危険なのは夜のこの時間帯だ。

こっそり部屋を抜け出す人もいるため先生たちが見回りに来る。


もちろん、寝ずにしゃべっていることも注意される対象になるだろう。

まあ、こういうことも宿泊学習のだいご味でもある。

そしてその後も俺たちは話し続けていた。気が付けば時刻は深夜1時を

回っていた。一時は、深夜テンションによっておかしくなっていたが

今はだいぶ眠たくなってきた。大和たちも同じ様子だ。


俺「………そろそろ寝るか………おやすみ」

大和「だな。おやすみ~」

そうして俺たちは就寝した……


どれくらい時間が経っただろうか。目が覚めた。一瞬、知らない天井を

見て"ここはどこだ?"と思ったがそういえば合宿に来ていたな……

時計に目をやる。するとまだ5時になるかならないかくらいだった。


二人が起きているか確認するが二人とも寝ている様子だった。

一人で起きているだけじゃつまらないな……

ぼーっと天井を眺めながら時間が経過するのを待つ。


そして三十分後……大和の寝ていた布団の方からガサゴソと音がした。

大和の方に目線を移動させると完全に寝起きの大和がいた。

大和「………おや……よう」

俺「おはよう。眠たいなら寝ていていいぞ」


大和「……俺、一度起きると二度寝とかできないタイプだから」

俺「そうなのか。それはそうと、唯人は全然起きないな」

大和「もしかしたらぐっすり眠るタイプかもしれないよ」

俺「確かにその通りかもな……大和、告白頑張れよ」


大和「……はっ!今日、告白すると思ったら緊張してきた……」

さっきまでの眠気は完全になくなりいつもの大和に戻っていた。

俺「大丈夫だって!いつものガツガツ系の大和なら!」

大和「そうなのかな……振られそうで不安だよ……」


その後、俺たちは一か所に集まってトランプをやり始めた。

時刻が6時を過ぎると、唯人も起きてきた。

唯人「……おはよう。二人とも早いね」

俺「まあ、宿泊学習だと俺は毎回こんな感じだよ」


唯人が参加して計3人でトランプが始まった……

途中、熱中しすぎて声がうるさくなってしまった。

それでもなんとか先生に注意されることなく終わった。


時刻が7時を超えると、布団をたたんで三人で朝食の場所へ向かった。

すでに何グループかがおり、バイキングを楽しんでいる様子だった。

そして一時間後、完全に荷物をまとめ終えた俺たちは宿泊施設を後にした。


先生「さて、昨晩はぐっすり眠ることができたかな?今からは

   皆さんお待ちかねの"宝探しゲーム"をやりたいと思います!」

先生がそう言うと、周りからは拍手や歓声が飛び交った。

先生「はいはい、落ち着いて……ルールとしては昨日、各クラスで行った

   宝探しゲームと同じでお題となっている宝をより多く

   手に入れたチームが優勝だ」


先生「それで、今回集めてもらうお題のものはこれだ」

そう言って先生は握っていたものをみんなに見えるようにする。

俺の予想通り、昨日より二回り程度大きい"宝"と書かれた球だ。


先生「制限時間は三時間。隠されている個数は教えることができない。

   チームで協力して、優勝を目指せ!それではスタートだ!」

スタートの合図とともに一斉にチームで合流し移動していく。


大和「よしっ!優勝目指して頑張るぞ!」

朝からテンションMAXな大和に比べて琴葉は寝起き状態。

琴葉「………朝から元気がいいわね………どこから行くの?」

咲良「琴葉ってやっぱり朝が弱いんだね。部屋でもそうだったけど

   みんなの中で起きるのが一番遅かったわよ」


どうやら琴葉と咲良は同じ部屋だったらしくそういう。

琴葉「……朝が苦手だから仕方がないでしょ……眠い……」

眠そうにあくびをしながら言う琴葉。苦笑いをする咲良。


山の中を歩き回りながら球がないか探す俺たち。

しかし、一行に見つかりそうになかった……

大和「……全然見つからないな~、昨日より難易度下がっているはずなのに」

琴葉「確かにそうだよね~……どこにあるのかな」

完全にいつものテンションに戻った二人がそういう。


杏「あっ!!これじゃない!?」

いきなり杏が大きな声を出してビビる一同。そして杏の元に駆け寄る。

杏の言った通り、そこには球が置いてあった。

唯人「お~!ナイス!!」


やっとの思いで一つ目の球を発見した俺たち。他のチームもかなり

苦戦しているようで、"見つからない"や"ない"がずっと聞こえる。


唯人「ちょっと休憩するか……疲れた~」

歩き続けること一時間程度。俺たちは休憩することにした。

咲良「にしても、全然見つからないね」

杏が見つけた後からまだ一つも見つかっていなかった。


少しだけ休憩をし、体力が回復した俺たちは再び移動し始めた。

しかし、一つや二つ見つけるだけで大量に見つけることはできなかった。

そしてあっという間に三時間は過ぎていった。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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