71話 アマジョッパ石
風を切る音が聞こえてる
衝撃波で木が薙ぎ倒されてる音も聞こえてきた
そんな速度で起動する地面の上で僕は平気で立っている
怖さで内臓飛び出そう
風圧とかは自己シールド付けてるから大丈夫
ただそれでも高速移動は怖いね
特に風圧で削れていく地面とか
抵抗で赤くなってく地面とか
色々と ね
あ もうそろそろ街だし速度弱めるか
そうして弱めたら真っ先に穴からリュアが出てきた
「何なんじゃ今の速度は 飛べばいいと思っていたが絶対今のは追いつけなかったぞ!ものすごくすごい速度じゃ 妾が保証しよう」
? まあありがとう
「2人も出てきていいよー」
「いいの?」
そう言ってメラトゥニーはちょこっと穴から顔を出す
「うん もうそんな早く飛ばないから」
「ぅゎー 怖かったーー」
穴から体を出しぐったりと項垂れてしまった
「早すぎですよー」
フェリアスも同じだった
「それより…… ワーォ あんなに遠かった街がこんな時間でこんな近くなるとはのう」
そう 実は高速運転をしていた時間は5分にも満たないのだ
………
つまり街が意外と近かったんじゃない?
………
……
…
まあいいか
「もう間も無く目的地まで到着しまーす 着陸の振動に備えるためどんな姿勢でもかまいませーん」
「え?じゃあこんなポーズしても?」
「いいですよー」
「じゃあこれはどう?」
「うん いいよー」
「じゃあこれはどうなのじゃ?」
「……… いいよー」
「…………………今の間はなんじゃ」
「さ、さあ?僕はわからないなー それよりもご飯食べない?」
「今日のご飯何?」
「今日のご飯はねーー どーうしよっかなー」
「わたし ビーフストロガノフが食べたいです」
「じゃあそうしよっか」
「はーい」
「おおあれか あれ美味しいんじゃよ」
「じゃあ手伝ってよ」
「「「はーい」」」
「あ メラトゥニーはごめんけど休憩してて」
「どうしてーー」
「それはーー、、そのーーー、ね?」
「本当にどうしてなのぉぅ 私ケルトブェワイリスの肝臓もネクトグラムテグルスのモルトバス液も持ってるよ?」
「それだよそれ そんなの使うからきっとまずいんだよ」
「えーー?でもこれはアマジョッパ石って味がするしこれは腐って流って味がするんだよ?」
「まあまあまあ 空でも眺めながら待っててくださいな」
「えーーー」
非常に不満げだったが何とか納得してもらった
追記:全然納得してなかった 目を離した瞬間になんか入れられたせいでアマジョッパ石っていう味がした




