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2話 意外と魔法使えるらしい

 家に帰ってきた、のはいいんだけど何から説明すればいい?

 「えーっとー、まずお母さんが放心していたのは何でかな?」

 ちょっとフィヨルドにいさん 来月結婚するんだしそんな怖い顔出さないの

 「あ、あぁ、それについてはフォルトがま、魔法を使ったからよ」

 「魔法!?フォルト魔法が使えたの!?」

 「あっうん、その通りだからフィヨルドにいさん笑顔で近づいてこないでこわいこわいこわい」


 しばしの沈黙が流れていく


 流れすぎじゃない?


 「それでフォルト、何の魔法が使えるのかな?」

 「そうそう 私も見たけどどんな魔法かわからなかったわ どんな魔法なのかしら」

 「雑草を抜く魔法」

 「「ううん すごいのかどうかわからない(わ)」」

 すっごーい 母ちゃんと兄さんシンクロしたー


 「それにしてもそんな魔法あったかしらかしら」

 「母さん!?語尾が変になってますよ!?」

 「かしらかしらかしらかしら…………」

 「かあさん!?」

 フィヨルドにいさん大変そう

 かあちゃんの介護でもしとってくれやフィヨルドさんや

 ?おっさんっぽいな

 この喋り方はやめるか


 そっから一悶着二悶着三悶着色々あってうちの蓄えを使い帝都で兵隊さんしているお父さんに魔法の本をもってきてもらうことになった

 ありがとぅーす 父さん 母さん

 ちなみにとおさんが帰ってくるのが1ヶ月後

 その頃には麦も収穫の季節のため農村から来た兵隊さんは家に帰れるんだって

 父さんに会うのが待ち遠しい


 とうさんが来るまでの1ヶ月間、魔法の練習をしながら畑仕事をして過ごした

 作業中『暑いなー、水入りたい』と思ったら水に包まれた

 危うく溺れるところだった

 ただそのおかげで水魔法が使えることがわかった

 水魔法を細く強くビームみたいに発射するとクマを貫通し木をも貫通するすごい威力になった


 晩ご飯のおかずをとってきたフィヨルド兄さんに『足の小指ぶつけろ』と願ったらフィヨルド兄さんはその後の1日で足の小指を28回以上ぶつけた

 足の小指が紫になって小指の感覚がなくなったらしい


 他にも暗いなーと思いながら道を歩いてたら自分の斜め右前に握り拳くらいの蝋燭くらいの明るさの光が出てきたりかまどの火おこしめんどくさいなーって思って魔法で何とかできないかなーって思っていたら火の玉ができて危うく家が火事になりかけたりしたけど私は元気です

 ちなみにどっちも雑草を抜く魔法よりは使いやすく使える量もすごく多い

 使えば使うほど上達するのかこれまで雑草を抜く魔法を使った時根っこには土がついていたけど今は土がついていない

 しかも慣れたのかは知らないけど使える回数も150回に増えてる

 だけど火とか水とか光とか、どれだけ使っても限界がわからない魔法もある

 だけど暴走はしないようにしながら限界を知ろうとするのは難しい

 寝たら全回復するし

 暴走はしないように、脳内イメージやコントロールはしっかりと

 これ今日の教訓ね

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