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第188話 冒険者は騎士団を救う

「お待たせしたよぅ! きたよぅ!」


 会議室の扉が開き、重苦しい空気を吹き飛ばす、元気で明るい声の挨拶と共に、三人の人間が入って来た。リックは入って来た人間を見て驚く。


「ココ! それにミャンミャンにタンタンも? どうしたの?」

「へへ。厄災の地竜が現れたから助けてくれって、カルロスから私達冒険者ギルドにも出動要請があったんだよぅ」


 作戦会議室に入ってきたのは、ココとミャンミャンとタンタンの三人だった。カルロスが冒険者ギルドに応援を要請くれたようだ。リック達はカルロスの行動に感謝した。捜索やもの探しは冒険者の得意分野だ。


「うん!?」


 リックの視線が、ミャンミャンの手元に向かう、彼女は見慣れない、黒い箱を手に持っていた。ココにポロンが近づいて声をかける。


「シーリカがいないのだ」

「あぁ。シーリカはね。厄災の地竜を鎮める聖女の祈りがあるから、教会で祈ってるって言ってたよぅ。聖女業務優先だからねぇ」


 得意げな顔してココ達は、エルザとロバートの前まで歩く。二人の前に立ち止まった、三人は横に並び敬礼をした。


「エルザ様。グラディア冒険者ギルドは厄災の地竜討伐に協力いたします」

「ありがとうございます。ココさん。あなたの腕には期待します」


 ロバートとエルザが嬉しそうな顔してココと握手していた。エルザ達が現在の状況を説明し始めた。四体の厄災の地竜がグラント王国の主要な町にむかっていることをつたえると、ミャンミャンとタンタンは顔がこわばり、ココは真剣な表情で話を聞いていた


「わかったよぅ。あたしらは探し物は得意だからねぇ。その唐揚げという食べ物の捜索は任せくれよぅ!」


 エルザ達に明るく答えるココ。厄災地竜の話しを聞いて、怖がるタンタンとミャンミャンの二人に、ほほ笑みかけている。ココの笑顔を見た二人は安心したのか表情が緩む。こういうとろこはさすがギルドマスターといったところだろう。

 

「お願いします。ココさん達の技量に期待します」

「へへっ! 任されるよぅ! じゃあ、エルザさん達とリック達は町の防衛を頼んだよぅ」

「はい」


 会議室からココが笑顔で手を振ってで行った。

 冒険者達は町へ散ってカラアゲを探すことになり。防衛隊とビーエルナイツで各町を守備することになった。エルザは参加した冒険者全員にテレポートボールを支給していた。リックとソフィアとポロンの三人は、ベッスポ砦に残りここの防衛に参加することになった。

 現在の距離を考えると厄災の地竜が、最初に到達するのは、ここベッスポ砦か南のローズガーデンだという。メリッサ達はローズガーデンへと向けてテレポートボールで移動していった。珍しくローズガーデンが危ないと聞いて、ゴーンライトがやけに気合が入っていた。ミャンミャンとタンタンはココに連れられ、ベストウォールの町の唐揚げの捜索をしていた。

 リックは城壁に上って厄災の地竜が、向かってきてるという方角を眺めていた。少しずつズシーン、ズシーンという足音が近づい来ている。リックの横には不安そうな顔し、ポロンとソフィアが一緒に立っている。


「あの辺に厄災の地竜さんがいるんですね?」

「うん。そうみたいだ」

「大丈夫なのだ! ポロンがやっつけるのだ!」

「そうだね。俺達は負けないよな」


 力強く負けないという、ポロンの頭をリックは撫でる。彼女は嬉しそうに目をつぶっていた。


「リックさーん!」

「うん!?」


 声をかけられて振り向くと砦の扉から、ミャンミャンとタンタンがリック達に向かって駆けてきた。タンタンが片手に袋を持ち、ミャンミャンはまだ黒い箱をもっている。


「はい! リックおにーちゃん。ベストウォールの町で見つけたよ」

「おぉ! さすがだ」


 リックの前にタンタンが袋の口をひろげながら中をみせる。その中にはさっきロバートさんから、見せてもらった唐揚げと同じものが入っている。

 タンタン達がベストウォールで、唐揚げを見つけて持ってきてくれた。


「じゃあ、これを処分すれば! ソフィア! お願い!」

「はい」


 ソフィアが床においたカラアゲを炎の魔法で燃やした。魔法でカラアゲは袋ごと燃えて灰になった。


「これで厄災の地竜の動きが止まるはず……」


 リックは視線を厄災の地竜が居る方角へ向けた。だが…… 厄災の地竜の徐々に近づいてくる足音が消えない。


「足音が消えませんね……」

「近づいてくるのだ!」

「どうして? リックさん?」

「うーん…… わからない。まだベストウォールに唐揚げがあるのか、唐揚げのにおいとかが残ってるからかも……」

「くそ! もう時間がない」


 別に唐揚げがあるとしても再度探している時間はない。ここでまた厄災の地竜を迎え撃つしかない。リックは意を決して燃え上がる唐揚げをじっと見つめていた。


「唐揚げ…… うっ……」


 リックは燃える唐揚げを見てたら、さっき食べた時の味を思い出してしまった。彼は思わず口を手で覆い腹を押さえる。心配そうにミャンミャンがリックの背中をさすって声をかけてきる。


「大丈夫ですか? リックさん」

「ありがとう。さっきの食べたカラアゲの味を思い出しちゃったよ。そのカラアゲはまずいんだよね……」

「そうなんですか?! わかりました、リックさん! お口直しに私のお弁当食べてください」


 ミャンミャンが手に持っていた、黒い箱をリックの前に差し出してきた。リックはミャンミャンから黒い箱を受け取って開けて中身を見た。


「(これは…… また肉まんか? いやでも少し小さいような……)」


 黒い箱の中には、白い丸く肉まんを小さくしたようなものが、綺麗に整列されて何個も並んでいた。それは肉まんよりも外の皮が薄く、皮がうすいせいかうっすらと中の肉が透けて見えたシューマイだった。


「うん!? これは? 肉まん…… じゃないよね?」

「はい。肉まんと同じ私達の故郷の料理、シューマイって言うんです! 食べてみてださい」

「へえ……」


 ミャンミャンの故郷の料理と聞いて顔がほころぶリック。


「ありがとう! じゃあ、さっそく!」


 リックはミャンミャンに礼を言って、シューマイを一つ、つまんで口に放り込んだ。


「ミャンミャンのシューマイ! これは…… うっ……… まっまっ……」


 シューマイを噛みしめていくリックが目を大きく見開く。ミャンミャンは目を輝かせ期待した顔で彼を見つめていた。


「まっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 眉間にシワを寄せ顔を歪ませたリックの叫び声が砦に響く。ソフィア達の視線がリックに向かう。ミャンミャンは呆然としていた。


「何だよこれ!!! 生臭くて塩辛いし!!! いやしょっぱいのを通りすぎて苦いし…… しかもなんか乾いてるのかバッサバッサだし!!!」


 あまりのまずさに、作った本人が目の前にいようが、お構いなしに味の批判をするリックだった。


「このまずさは…… さっき食べたカラアゲといい勝負で…… いや! これはカラアゲ以上にまずいぞ!!!! なぜかカラアゲと似てない形してるのに味が似てて…… その上でまずさが超えてるからな…… ある意味すごいよ!!!」


 リックはシューマイのあまりのまずさに口を押さえてしゃがみ込んだ。


「(まずい…… 異世界の料理よりまずい…… カラアゲでおびき寄せてる…… !??!?!??!?!!!!!!)」


 何かが脳裏に浮かんだリックは立ち上がった。


「これだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 リックは笑顔で嬉しそうにミャンミャンのシューマイが入った箱をさす。


「どうしたんですか? そんな嬉しそうな顔して? やっぱり美味しいですか? リックさん?」


 しゃがみ込む俺にうれしそうな顔してミャンミャンが覗き込む。


「ソフィア、ポロン! もしかしてこれなら使えるかも?」


 ミャンミャンが声をかけるがリックは興奮しているようで彼女の言葉が届かない。彼はシューマイが入った箱を持ってソフィア達の元へと駆けていく。ミャンミャンは何が起きたかわからず彼の後をついていく。


「何が使えるんですか?」


 首をかしげるソフィアにミャンミャンのシューマイを差し出すリック。

 

「ミャンミャンのシューマイのこのまずさだよ!!!!!」

「えっ!? まずさが!?」

「いいから食べてみて! ポロンも!」

「ふぇ!?」


 首をかしげてるポロンとソフィアに、リックはミャンミャンが作ったまずいシューマイを勧める。ミャンミャンはまずいと言われ悔しそうにし、なぜかタンタンは彼女の横で、嬉しそうに口を押させて笑っていた。

 ポロンとソフィアはシューマイをつまんで口へと入れた。シューマイを口に入れた瞬間は、笑顔だった二人の顔が即座にゆがむ。


「ほんとだまずいです! カラアゲと同じくらい塩辛くて…… 蒸してるはずなのにバサバサして口当たりも悪いです!」

「なっ!? ちょっとソフィアさん!?」

「ほんとなのだ! 超げろまずなのだ! これならさっきのカラアゲの方が美味しいのだ」

「えっ? ポロンちゃんまで!」

「ププ…… だから僕が作るって言ったのに…… うわ!」


 タンタンが笑いながらミャンミャンを指さしていると、彼女はタンタンの首根っこを捕まえて締め付けだした。


「それでリック? このまずいシューマイをどうするんですか?」

「うん? えっとね。ソフィア! 魔法で厄災の地竜の前まで行ける?」

「えっと…… 大丈夫です。確か厄災の地竜を監視してるビーエルナイツさん達が転送補助魔法道具を持ってるはずですから!」


 転送魔法は本来町や村にしか飛べないが、転送補助魔法道具があれば、その魔法道具を持ってる人や置いてあるところまで、転送魔法が使える。


「ポロンはここで砦を守ってくれるかな」

「わかったのだ」

 

 ポロンの頭を軽く撫でてリックは、ミャンミャンのシューマイを持って、ソフィアと一緒に転送魔法を使い、ベッスポ砦から厄災の地竜の元へ向かうのだった。

 ビーエルナイツ達は三人のチームで、厄災の地竜の前を馬に乗り、距離をうまく取りながら監視していた。転送魔法でやってきた、リックとソフィアは厄災の地竜へ向かって走っていく。


「やっぱり大きいな……」


 町など簡単に踏みつぶせそうな、大きな体の竜が四本脚でゆっくりと歩いている。リックは厄災の地竜に向かって黒い箱をかかげて蓋をあげる。ミャンミャンの作ったシューマイの香りが充満する。

 厄災の地竜は臭いに気付いたのか、顔を俺の方に向け口を大きく開けた。


「いまだ!」


 リックはシューマイを右手で掴み、厄災の地竜の口にほうり投げた。投げられたミャンミャンのシューマイは、厄災の地竜の口の中へと入っていった。シューマイを食べた厄災の地竜は、少し驚いたように目を見開き、口がモゴモゴと動かすのだった。


「リック! 厄災の地竜さんが、美味しいって顔してますよ!」

「えっ!? そのなの?」

「はい」


 シューマイを飲み込んだ、厄災の地竜が口を半開きする顔を見た、ソフィアが叫ぶ。リックにはよくわかないが、食いしん坊のソフィアが言う事ならおそらく正しいのだろうと彼は判断した。


「ほらほら! まだあるぞ!」


 厄災の地竜に向け、ミャンミャンのまずいシューマイを向けると、厄災の地竜が少し目じりを下げたような感じの、優しい目つきなりリックを見た。

 

「よし!」


 リックが走りだしてベッスポ砦の逆に向かうと、厄災の地竜は首だけを、後ろに向けるだったが、徐々に体の向きを変え、彼の動きについていこうとする。


「ソフィア! ビーエルナイツに俺のところに来るように伝えて!」

「ふぇ!? はい!」


 馬に乗ったビーエルナイツ達の元へ、ソフィアが駆けていって呼ぶ。リックの元にやってきたビーエルナイツにシューマイを渡す。


「この黒い箱の中の食材で厄災の地竜を誘導できる。これを使って厄災の地竜が元にいた場所まで誘導するんだ」

「はい! わかりました」


 リックからシューマイを受け取った、ビーエルナイツ達は馬を巧みに操り、厄災の地竜を誘導し始めた。ビーエルナイツを追いかけて厄災の地竜はリック達から離れていく。

 リックとソフィアはベッスポ砦に戻った。彼が戻ると、鳴り響いていた厄災の地竜の足音は、小さく遠ざかって行っているがわかった。


「厄災の地竜はどこに行ったのだ?」

「あぁ。ミャンミャンのシューマイの味が気に入ったみたいで元の場所に誘導してもらってるよ」

「おぉ! あの超げろまずシューマイすごいのだ!」

「うん。ミャンミャンのまずいシューマイはすごいよ!」


 ポロンとリックが楽しそうに笑って話す横で、ミャンミャンは腕を組んでリックを睨みつけていた。リックはミャンミャンの視線に気づかず興奮気味に彼女に話しかける。


「ミャンミャン! この砦のキッチンを使ってまずいシューマイをいっぱいつくってくれ」

「えぇ!? どうして?」

「いいから! 俺とタンタンとソフィアとポロンはミャンミャンが作ったまずいシューマイをメリッサさんやエルザさん達に届けるよ」

「なんで…… まずいまずい言われて私が作らなきゃ……」

「わかったよ。リックおにーちゃん。さぁお姉ちゃん頑張って! 王国の危機を救うんだよ」


 タンタンに手を引かれミャンミャンはキッチンに向かう。彼女はぶつくさ言っていたが、弟に王国の危機を救えと言われ、渋々キッチンへと向かうのだった。

 ミャンミャンのシューマイができると、リックとソフィア、タンタンとポロンと二手に分かれ、ミャンミャンのまずいシューマイをエルザ達に届け、シューマイを使って厄災の地竜を誘導できる事を伝えた。

 しばらくして…… エルザとロバートがベッスポ砦に順次引き返してくる。誘導がうまく行ったのだろう、嬉しそうな表情をし、リック達に近づいてくる。


「リック! ミャンミャンさん! やったわ! 各地に現れた厄災の地竜はみんな元にいた彼らの住処へと誘導できたわ。後数日ですべての厄災の地竜が元の場所に戻るでしょう」


 エルザは嬉しそうにリックの肩を軽く叩く。次にエルザとロバートはミャンミャンとがっちりと握手をする。横でポロンとタンタンも嬉しそうにしていた。なぜか握手をされたミャンミャンは複雑な顔をしている。


「リック! ココやメリッサさん達も戻ってきましたよ!」


 エルザに続いてメリッサ達も帰って来た。みんなすごい嬉しそうにし、リック達の元へとむかってやってくる。そしてエルザ達と同じように複雑な顔をしたミャンミャンと握手している。


「すごかったですよ! ミャンミャンさんのまずいシューマイのおかげで厄災の地竜に勝てました」

「うん。すごいねぇ。あんなに効果あるとはねぇ。ミャンミャンさんのまずいシューマイ! ねぇメリッサ?」

「本当だよ。ミャンミャンのまずいシューマイがグラント王国を救ったんだよ!」

「ほんとだよぅ! ミャンミャンのまずいシューマイはすごいねぇ!」


 ゴーンライトやイーノフ、メリッサにココ、みんな口々にミャンミャンの、まずいシューマイを讃える。ミャンミャンの顔が少しこわばる。リックはそれが褒められて彼女が緊張しているのだと思っていた。ポロンとタンタンとソフィアが、ミャンミャンに嬉しそうに笑顔で近づいてく。


「ミャンミャンの超げろまずシューマイは役に立ったのだ!」

「確かに異世界とか関係なくすごいまずさだったです!」

「でしょう!? あんなまずいシューマイを作れるお姉ちゃんは天才なんだよ。まさに王国の最終決戦兵器(リーサルウェポン)って感じだったでしょ!?」

「あぁ! 本当だよな! すごいまずさだったからね。まさにあれはグラント王国の最終兵器だよ!」


 タンタンの言葉に同意するリックだった。みんな口々に、ミャンミャンのまずいシューマイの威力について語っていく。


「(うん!? どうした?)」


 ミャンミャンがうつむいて拳を、震わせているのにリックが気付いた。


「(あっ! そうか! みんなから褒められてうれしいんだな。じゃあ俺も)」


 笑顔でうなずいたリックはミ、ャンミャンの背中を軽く叩いて声をかける。


「ミャンミャンやったね。君の作ったまずいシューマイがグラント王国を救ったんだよ」


 リックが声をかけても振り返ることなく、ミャンミャンはうつむいてプルプル震えていた。リックは褒められた恥ずかしくて、ミャンミャンが震えていると思いかわいいところあるなと微笑むのだった。


「リックさん……」

「うわ!」


 ミャンミャンが振り返り、リックに顔を向けた。その顔は目が吊り上がり眉間にシワが寄って怖く明らかに怒りに満ちていた。リックはなぜミャンミャンが、怒ってるのかわからず困惑する。

 

「さっきから! まずいまずいって! うるさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!」

「えぇ!? なんで? ちょっとミャンミャン? 痛いって!」


 頬を膨らませて目にうっすら涙を浮かべて、ミャンミャンがリックの背中をポカポカと叩く。リックがミャンミャンから叩かれるのを、見てみんな楽しそうに笑っていた。なぜかタンタンが一番嬉しそうに笑うのだった。


「ちょっと本当に痛いから!? ミャンミャン? どうしたの?」

「うるさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!」


 こうしてミャンミャンの活躍? によってグラント王国滅亡の危機は去った。彼女のシューマイは、グラント王国を救った食べ物としてあがめられ、そのレシピは国家機密として、管理され厳重に保管されることになった。また、ミャンミャンのシューマイは国宝と同じ扱いとなり、安易に食事として提供することも禁止された。これは決してそのまずさで、気絶する者が大量にでるからではない……

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