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第155話 静かな侵略

 エルザの言葉を理解できない、第四防衛隊の面々は、黙って考えこんでしまった。首をかしげて、リック達の反応がないのを、不思議そうにエルザが見つめていた。リックは手を顔の近くに挙げてからエルザさんに声をかけ沈黙を破る。


「あっあの? エルザさん? 居酒屋チェーンってなんですか?」

「以前あなた達が追い払った勇者カズユキを覚えてる?」

「はい。確か俺達とは違う異世界からやってきた簡単に強くなるずるい能力を持った勇者ですよね」

「そうね。カズユキとは別の人達がまた異世界から召喚されたのよ。その異世界人達が作ったのが居酒屋チェーンよ!」

「えっ!? 異世界人が作った?」


 リック達が以前戦った勇者カズユキは、異世界から召喚された人間で、第四防衛隊が苦戦するほど強かった。その勇者カズユキと同様に異世界人が、またリック達の世界に召喚され居酒屋チェーンを作ったという。なお、エルザが人達って言っているように、今度は居酒屋チェーンを展開する会社丸ごと異世界に召喚された。


「でもよくあんた達は異世界から来た人間の情報を掴んだね?」

「偶然なんですけどね。王国北部の海岸沿いのザパパンの村に……」


 ザパパン村は以前リック達が、養殖クラーケンのタカクラ君を譲り受けた、王国北部地域の東の海岸にある村だ。エルザが率いるビーエルナイツは奴隷商人壊滅の功績により、グラント王国北部地域の警備や行政を担当しているため、ザパパン村は彼女達の担当区域となる。

 真剣な表情でエルザが話をする。二週間ほど前、ザパパン村の外れの廃屋に、人が住み着いているとの通報があった。ザパパン村の周囲は山賊や海賊が多く、それらの拠点になってはまずいと廃屋にビーエルナイツが突入した。

 だが、突入時に廃屋にいて逮捕した人間は異世界人だった。尋問したところ、居酒屋チェーンで働いていたが、逃亡してきたということだった。


「居酒屋チェーンから逃亡って…… 本当に何なんですか? 居酒屋チェーンって?」

「そうですわね。居酒屋チェーンというのは…… 異世界にある酒場で、色んな町で複数の店を構えるんだけど、どの地域でも同じ品物を出すらしいわ」

「なんだいそれ…… どうやってそんなことを?」

「料理は専門の工場が作ってそれを各町に配送するらしいですわよ」

「そんなことしたら料理が腐っちまうよ」

「えぇ。でも、異世界の技術で腐らずに保存ができるみたいですわ」


 エルザが居酒屋チェーンについて説明するが、リック達には理解できないことが多く、首をかしげるばかりだった。エルザは質問が終わると話を続ける。


「それで彼らが逃げた理由はノルマが厳しいらしくて…… 同じ異世界人でも彼らは奴隷のような扱いを受けるらしいわ」


 ノルマのせいで奴隷のような扱いを受け、逃げ出したいほど過酷な環境と聞いた。リック達は居酒屋チェーンが魔物のように思えて来た。腕を組んでエルザの話を聞いていた、カルロスが両手を下しエルザに尋ねる。


「まぁ…… なんとなくですが、居酒屋チェーンのことはわかりました。またジックザイルが異世界人を呼び出したのでしょうか?」

「いえ。今回は違うますわ。ジックザイルでもレティーナ王妃でもないわ。異世界人を呼び出した人間のめぼしはついてるけど確証はないのよ……」

「目星というのは?」


 エルザは少し間を開けてから、真剣な表情をしてカルロスの質問に答える。


「シーサイドウォールの城主ヴィーセル・グラントよ」

「ヴィーセル様……」


 ヴィーセルは先代の国王の弟で、グラント王国発祥の地であり東の守りの要でもある、シーサイドウォールを領地にしていた。彼は甥にあたる今の国王の事を、少し下に見ていて仲もあまり良く。外国と通じ反乱を企てているなどという噂が立つような聞かない人物でもある。


「まぁ。誰が彼らを呼び出したか今回の任務ではっきりさせるわ。それよりもこれを見て!」


 エルザは机の上に王国の地図を広げた。リック達は前かがみでカルロスの、机の上に広げられた地図を覗き込む。

 広げられた地図のところどころが丸で囲ってあった。囲まれているのは、ルプアナ、シーサイドウォール、ザパパン村、マサリ村、モロッカなどで、全て王都から東にある王国の主要な町や村だった。


「なんだいこれ…… 東の主要な町や村に丸がついてるけど?」

「これは来週から居酒屋チェーンの店が出来る町ですわ。ゆくゆくは王都や内陸の村まで進出するつもりなんですの」

「なんか問題あるのかい? 別に異世界人だろうが勇者カズユキみたいに暴れないなら、商売くらい決まりを守ってやらせてやりなよ」

「えぇ。もちろん我が王国の発展に役立つならそうしたいのですがね。実は……」


 エルザ達が異世界人の店を調べたところ、提供が早く味もそこそこで、何よりも値段が安いという。話を聞いたエルザは首をかしげる。


「なんだ。いいことばかりじゃないか。それのどこが問題なのさ?」

「はい。我々が支払ったお金はすべて異世界に転送されてしまいます。こちらの銀貨や金貨は異世界でも価値があるようです」


 話を続けるエルザ、居酒屋チェーンの食材は転送で異世界から、送られてくるためグラント王国で仕入れをすることはないという。エルザの話を聞いても何が悪いか、ピンとこないリックは腕を組んで考えこんでいた。


「(ふーん。それの何が問題か俺によくわからないぞ…… うん!? 隊長……)」


 カルロスは何かに気づいたのか、厳しい顔で顎を指でつまんでいる。エルザ顔をチラッと見たカルロスはゆっくりと口を開く、


「なるほど…… 彼らが商売を続けると僕達は搾取され続けるわけですね。それに食文化を侵されて異世界から間接的な支配と受けるということですか…… ヴィーセル様は異世界人との窓口でそれなりの地位を…… フッ。自分が悪くなりたくないあの人らしいですな」

「そうですわ。さすがカルロス隊長!」

「うーん!? あたしにはよくわからないな」


 頭の後ろに両手を回してメリッサが視線を天井に向ける。イーノフはカルロスの言葉を、理解したようでメリッサに解説する。


「つまりさ。樫の木の近くに、安くて珍しい酒場ができてお客を全部取られるってことだよ」

「なっ!? そんなことなったらあたしの家は大変じゃないか!」


 自分の実家に例えられ始めて事態を理解するメリッサだった。


「そうですわ。異世界人は町の酒場や食堂を潰すつもりです。そして店をつぶした後は値段を吊り上げるらしいですわよ」

「安くておいしいご飯がお外で食べらなくなっちゃいます!」


 ソフィアが悲しそうに叫んだ。ソフィアが叫んだような事態になれば、カルロスの言う通り、異世界人に支配されてるのと、変わらなくなってしまう。勇者カズユキのような目に見える武力で支配するのとは違う、おとなしく静かに侵食する文化的な侵略行為を、居酒屋チェーンは行おうとしているのだ。不安そうな顔したソフィアがリックの手をギュッと握る。


「(ははっ。大丈夫だよ。いきなり全部の食堂とか潰れたりしないよ。しょうがないな。ほら)」


 リックがソフィアの手を握り返し、ほほ笑むと彼女は安心した顔をした。エルザは二人の様子を見て眉間にシワを寄せた。


「そこ! イチャイチャしない!」

「えぇ!? なんですか?」

「違うの! そうじゃないのよ! 何でゴーンライトさんとかにしないの!!!」

「はぁ!?」


 エルザは前かがみになり、リックに顔を近づけてつめよって来た。急に名前を出され、ゴーンライトは変な顔をしてメリッサの後ろに隠れるのだった。


「本当になんなんだよこの人……」


 詰め寄るエルザにうんざりとした様子でつぶやくリック。カルロスがやれやれと言った表情をして口を開く。


「まぁまぁ、エルザさん! 話の続きをお願いします」

「あぁ! すいません。つい…… それで皆さまにお願いしたいことはですね」

「よし。わかったよ! じゃああたし達はその居酒屋チェーンをぶっ飛ばせばいいんだね!?」

「違います。なんでも力では解決できませんわよ。今のところ異世界人が王国に店を出すのに不正は行われておりません」

「じゃあどうすんだい? 不正してなきゃあたらしらには何もできないよ」


 メリッサの言葉に小さくうなずくリックだった。不正がなければ、兵士であっても手出しはできない。


「えぇ。だからまずは異世界人が不正をしてる証拠を手に入れますのよ」

「手に入れるって、じゃあ、強制捜査だね」

「いえ。もし異世界人にヴィーセルの息がかかってると、強制調査でもみ消されしまうので秘密裏に調査します」


 リック達の視線がエルザさんに向かう。視線に気づいた、エルザの綺麗なピンクの唇が、かすかに動いて口元が笑う。


「フフ。今回は第四防衛隊の皆様に潜入調査をしてもらいたいですの!」

「潜入調査って? どこにだい?」

「もちろん居酒屋チェーン! 月人(つきじん)にです」


 居酒屋チェーンの店名は月人という。エルザが話を続ける。異世界人は働いていた人が逃げ出し、開店するには人手不足らしく、冒険者ギルドなどにに依頼を出して人を集めているという。


「ははぁ。つまり我々が働いていた人間の証言通りに人を奴隷扱いするか調査するんですね」


 カルロスの言葉にエルザがニッコリと微笑んだ。


「えぇ。その通りです。グラント王国では奴隷は禁止ですわ。だから人間を奴隷のように扱っている証拠をつかむのですわ」


 潜入したリック達が異世界人が、人間を奴隷として扱ってるということを、確認し罪に問うようだ。リック達の顔を見渡したエルザは、シーサイドウォールの町の見取り図を取り出した。

 シーサイドウォールの町は城門から、まっすぐ大きな通りがあり、中心にある大きな教会へとつながっている。見取り図の教会の手前の大きな建物に丸がついている。エルザは丸がついた建物を指さす。


「ここが月人の本店ですわ。ここに異世界人のノゾムラ・ミノルという月人のリーダがいますわ。皆さまはこの本店に潜入していただきます」

「わかりました、でも、どうやって?」

「えっと…… ちょっとココ様に協力をいただいてですね」


 エルザ達はココに頼んで、月人から冒険者ギルドに来た、人材募集を差し止めている。リック達はその仕事を受けた冒険者として月人に潜入するのだ。

 

「ノゾムラから人材に一回会ってみたいと言われているので、明日みんなでシーサイドウォールの町に行ってください」

「わかりました」

「行くのはリック、ソフィア、メリッサさん、イーノフさん、ゴーンライトさんの五名です」


 ポロン以外を指名するエルザ。リックはすぐに手をあげエルザに尋ねる。


「エルザさん!? ポロンは?」

「フフ…… ポロンちゃんはちょっとね。異世界の決まりで酒場で子供は雇わないみたいなの。だからお姉ちゃんのこと手伝ってね」

「わかったのだ!」

「ふふ…… いい子ねぇ。リック! なにするんですの!」

「ダメですよ!」


 ポロンの頭を撫でるエルザさん、嬉しそうにしするポロンだった。隙を見てポロンのカードを取ろうして、リックに手をつかまれる、エルザだった。リックはこちらを睨むエルザを見ながら、彼女がポロンに変なことを教えないか不安になるのだった。


「じゃあ、お前さん達よろしくな」

「はい!」


 解散となりエルザはリック達に挨拶すると慌てて帰っていった。エルザを見送りに行くリックだった。


「もっとゆっくりしていけばいいのに。茶くらい出しますよ」

「ごめんね。時間がないのよ。今は王城に居る時よりやることがたくさんあるのよ。はぁ忙しい」


 忙しいと愚痴を言いながらも、エルザの表情は明るく充実したものだった。


「そうですか…… フフ」

「なによ。人の顔見て笑って…… 失礼じゃない?」

「あっ! いえ…… エルザさん。初めて会った時よりも今の方が明るくて楽しそうだからよかったなって」

「えっ!? もう……」


 少し恥ずかしそうにリックに、手をあげてエルザは挨拶をし、詰め所を後にするのだった。

 その日の夜。夕食を食べ終わってリック達は広間でゆっくりとしていた。ポロンが座っていたソフィアの膝に、頭を置いてウトウトとしているのをリックはうらやましそうに見つめている。ポロンが頭を置いてる、ソフィアの膝は柔らかくて気持ちいい。


「スー…… 今日は…… ポロンが勝ったのだ!」

「寝ちゃいましたね。すごく嬉しそうですね」


 ソフィアはポロンの寝顔を覗き込み、微笑みながら彼女の頭を優しく撫でている。


「うん。なんか俺にカードゲームで勝ったのが嬉しいみたいだね」

「リックは子供相手にすぐムキになって勝ちますからね」

「だって手加減してワザと負けたら悪いじゃない」

「それは大人げないって言うんです!」

「えぇ!? そうかなぁ……」


 大人気と言われ少し落ち込むリックだった。リックを見てソフィアが勝ち誇ったように笑う。


「そうです。大人な私はわざとポロンに負けますからね」

「本当? いつもポロンに負けそうになると必死で泣きそうになってるじゃん」

「リック!」


 ムキになって頬をプクっと膨らまし両手をあげるソフィアあった。


「うーん…… スー」


 騒がしくされうなるポロン。二人は同時に彼女に視線を送った。また静かに寝息を立てたポロンに、ホッと胸を撫でおろすリックとソフィアだった。ソフィアが口に指を置きリックの方を向く。


「しっーですね!」

「だね。もう俺が部屋に連れて行くよ」

「お願いします」

「じゃあおいでポロン」

 

 両手を伸ばしリックは、ソフィアの膝枕で寝ている、ポロンを抱きかかえた。リックはポロンを抱きかかえた、彼女部屋まで連れて行き、ベッドに寝かせて布団をかけた。


「おやすみ、ポロン! また明日ね」


 気持ちよさそうにベッドに寝ている、ポロンの頭を軽く撫でた、リックは広間に戻った。


「勝負ですよ!」

「えっ!?」


 リックが戻るとソフィアが、テーブルの上に聖魔騎士大戦のカードを広げ、自信満々な顔で彼の方をみていた。ソフィアはリックを目があうとテーブルの上を指さした。


「私が勝ったら今日一緒に寝てもらいます!」

「わかった。じゃあ俺が勝ったら?」

「うーんと…… 私が一緒に寝てあげます」

「負けても勝っても一緒に寝るの?」

「はい!」


 笑顔で嬉しそうに大きくソフィアが頷く。買っても負けてもソフィアと寝ることになるリックだった。勝負はなくても最近はずっと二人は一緒に寝ているのだが……

 リックはソフィアの、行動にあきれながらも、彼女の行動が可愛らしく見え喜んで、勝負を受けることにした。


「ほらやるよ」

「はい」


 リックとソフィアはカードゲームで勝負をした。数十分後…… こてんぱんにされ、悔しそうに目に涙を浮かべる、ソフィアがそこにはいた。


「やっぱりリックは大人げないです!」

「はっはっはっ! 勝負に手加減はダメだかね」

「ぶうぅぅぅ!」


 頬を膨らませてソフィアはリックを睨みつけるのだった。


「もう自分から挑んだのに…… そんなに睨まないでくれよ。ほら遅いから寝るよ」

「もう一回です!」

「だーめ! じゃあ一緒に寝ないよ」

「それはいやです」


 急いでカードを片付けたソフィアはリックの腕にしがみつく。腕を組んだまま、二人はリックの部屋に向かう。二人でベッドに入るといつもリックに抱き着くソフィアが反対側を向いてしまった。


「あれ!? どうしたの?」

「ぶう…… リックひどいです!」


 どうやらカードゲームでこてんぱんにしたことをまだソフィアは怒っているようだ。リックは軽く頭を撫でて彼女の機嫌をとる。


「そんなんで私は…… フニャ…… もっと!」


 気持ちよさそうな声をしてソフィアがこっちを向く……


「えっ!?」

「ごめんなさいの気持ちを見せるですよ!」


 ソフィアがリックの方を向き、目をつぶって唇を向けていた。リックはそっと彼女の頬に手を置いて、ゆっくりと自分の顔を近づける。触れ合った直後にソフィアの柔らかい感触と彼女のいい匂いがリックに伝わる。


「ほわー! またラブしてるのだ!」

「えっ!? ポロン?」

「ふぇ!? ポッポロン? どうしたです?」


 リックのベッドの横に、ポロンが大きく口を開け、驚いた表情をして立っていた。ソフィアとリックは、すぐに互いの顔を離し、ポロンの方を向く。リック達を見たポロンが怒った顔をする。


「今、トイレに行ってたのだ! いつも二人でばっかりずるいのだ。ポロンもするのだ!」

「こら! ポロンはダメだよ! 大きくなってから自分の好きな人にしなさい!」

「大丈夫なのだ。ポロンはリック好きなのだ!」

「こら! ポロンやめろ」


 ソフィアとリックの間にポロンが、無理矢理に入りこみ、リックに自分の顔を近づけ口づけをしようとする。


「ポロン! ダメです!」


 慌ててポロンを頭を押さえて止めるソフィアだった。ポロンはソフィアに止められると立ち上がった。


「ソフィアばっかりずるいのだ。交代なのだ!」

「いくらポロンでもリックは交代しません」


 ソフィアも立ち上がり、にらみ合いをした二人はつかみ合いを始めた。リックは、うんざりといった表情をする。


「やめろ! 二人とも! ほら…… ポロンも一緒に寝よう」


 ベッドの上で立って暴れるポロンとソフィアをリックは止めて、リックとソフィアの間のベッドを叩いて寝るように促す。


「ほんとなのか? 一緒に寝るのだ!」

「ふぇぇぇ!?」


 ポロンは笑顔になって、リックとソフィアの間に潜り込み、すぐに目をつむって寝始めた。首をかしげてソフィアがこちらを向いた。


「ポロンはしなくていいんですかね?」

「さぁ!? いいんじゃない? もう忘れたみたいだからさ!」


 リックとソフィアとポロンは、三人で並んで静かに眠りにくのだった。リックとソフィは、ポロンの上で手を握るのだった。

 明日からリック達はシーサイドウォールの居酒屋月人へ潜入である。

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