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第128話 恐怖の元凶

「ふぅ。ここはいつ来ても寒いし雪がたくさんだ。しかも寒いのに元気だなポロンは……」


 雪をみて嬉しそうに駆け出した、ポロンを後ろからソフィアが付いていくのを、リックは見守っていた。


「ポロン。雪は甘そうですけど食べたらちべたいですよ」

「知ってるのだ。そんなことしないのだ」

「うん。そんなことするのソフィアだけだよ」

「リックー!」

「うわ! ちょっとやめて! なんで!? 怒るの? あとポロンも!」


 頬を赤くして怒った顔をして、ソフィアはリックに雪をかけてきた。それを見たポロンは面白がってリックに雪をかける。怒っているソフィアだが、彼女が雪を食べたのは事実である。


「こらあああああああああああああ!!!! あんた達! 遊んでるんじゃないの! まったく」


 怒られて手を止めるソフィアとポロン。ポロンは怖かったのかソフィアの後ろに隠れる。呆れるメリッサの横で、ゴーンライトとイーノフも、呆れた顔をしていた。ビーエルナイツとの共同作戦に参加する為、リック達はエルザと一緒にテレポートボールで、彼女たちの拠点であるスノーウォール砦にやってきた。

 スノーウォール砦は小高い山の上にあり、リック達は砦入り口から少し離れた山道に到着し、砦を目指してみんなで歩く。リックはポロンが、どこかに勝手に遊びに行かないように手をつないでる。


「(でも…… エルザさんが普通にテレポートボールを持ってて驚いたよ…… 便利だから買っちゃったのって軽くエルザさんが言ってたけど…… テレポートボールって貴重で高いはずなのに……)」


 ポンと値段の高い道具を買える、ビーエルナイツの資金力にリックは感心するのだった。


「どうした!? ポロン?」


 手をつないで一緒に歩いていた、ポロンが手を離して砦を指をさした。


「ほわー! すごい大きい絵がかいてあるのだ! リック見るのだ」

「あぁ、確か城門に聖魔騎士大戦だっけ…… そんな小説の絵が城壁に描いてあるんだよね。完全にエルザさん達の趣味だと思うけど…… って!? あれ!?」


 砦でを見て止まるリック、以前に来た時は、壁の半分にしか描かれてなかった絵が増えていた。黒い騎士と白い騎士が描かれている壁と城門を挟んで反対側の壁に新しい絵が描かれていた。新しく描かれた絵は、幼い感じで青いネクタイで黒の学生服を、キッチリと着た真面目風な黒髪の男と、ノーネクタイでシャツの胸を開けて学生服を着崩した金髪の男が向かい合って描かれている。

 騎士たちの絵と一緒で、肩に手を置いて見つめって、距離が近い構図だった。


「城壁の絵が増えてる!?」

「あら!? 気づいた? そう、あれはゾーマの乱心という名作の絵よ」


 リック達に向かってエルザさんは自慢げに腰に手をあてていた。名作と言われたがリックは、そのゾーマの乱心というものを知らない。リックは以前、ソフィアが壁に描かれた、聖魔騎士大戦を知っていたので彼女に尋ねる。


「ソフィアはゾーマの心って知ってる?」

「いえ…… 知りません」

「えぇ!? こんな名作を知らないの? 兵士の癖に不勉強ね! まったく」


 何もしらないリック達に、不満そうに口をとがらせるエルザ。なお、その名作というのは、まったくもって兵士とは関係ない。


「あぁー。それ確かあたしの母親が子供の頃に流行った小説だよ。確か実家にあるよ」

「その本はどんな本なのだ?」

「えっ!? 呼んでないからあたしは知らないよ」

「あら!? ポロンちゃん知りたいの? なら私が……」


 ポロンがリックとつないでる、手の反対の手を握りエルザが話しかけてきた。


「そんなのいらないです」

「ちょっと何よ!? リック!?」


 危険を察知したリックは、ポロンとエルザの間に入って、話を遮るとエルザがリックを睨みつけてきた。リックはエルザを無視し、しゃがんでポロンと目線を合わせた。


「ポロン。このお姉ちゃんのお話は聞いたらダメだよ」

「話しを聞いちゃダメって…… リック! あなた段々私の扱いひどくなってない!?」

「ほぇぇ。話を聞いちゃダメなのか? 綺麗で優しい人なのだ!」

「あら。いい子ねポロンちゃんは? お姉ちゃんのお部屋でご本みる?」

「見るのだ!」

「ダメだって! ほら行くよポロン。今日は任務で来てるからね」

「ブウなのだ!」


 口をとがらせ息を吐いて音をたてるポロン、リックはポロンに嫌われてもエルザの影響を排除する決意をした。扱いがひどいと喚くエルザに、リックは心の中で自業自得だと叫び、軽蔑の目を向けるのだった。


「ほら砦に行くよ」

「行くのだ」


 ポロンの手を引っ張りリックはさっさと砦に向かう。砦が近づくと壁の下に人だかりができているのが見える。


「ここの壁画はゾーマの乱心…… 昔は…… 今日は以上です。ありがとうございました。」

「ありがとうございました!」


 たくさんの女の子がいっぱい集まっていて、壁画の下で一人の女性が何かの説明をしてるようだ。リック達が来たところで、ちょうど話が終わったみたいで女の子たちはバラバラと解散していく。


「あら?! あなた! 幼いのにもう男と手なんかつないで! そうじゃないわよ!」

「えっ!? なに?」


 さっきまで壁画の下で、しゃべっていた女性が、リックとポロンを見て叫び近づいてくる。彼女は白い布で髪を覆いた老婆だった。老婆は水色のケープ羽織り黒のロングスカートを履いて少し太め体型をしてる。しわの刻まれた顔についた綺麗な青い瞳を不機嫌そうにリックに向けていた。首をかしげるリック、彼は初対面であるはずの、老婆の面影にどこか見覚えがあったのだ。


「母上! 何を騒いでおられるのですか? あまり外に出られるとお体にさわりますよ」

「あーら。いいのよ! 若い子とこういう会話するのは楽しいのよ」

「いいから、戻ってください」


 砦からロバートが出てきて、老婆の肩を抱き砦に戻るようにうながす。リックは出て来たロバートに声をかける。


「ロバートさん。こんにちは」

「おぉ。リック。よく来てくれたな」


 声をかけられたロバートは右手を笑顔で挨拶をする。老婆はなぜかその光景をワクワクした表情で見ていた。リックは二人の顔が似ているのに気づいた。老婆に見覚えがあったのはロバートに似ているからだった。ただ、ロバートに似た老婆は行動がエルザだった……


「うん? その子は?」

「第四防衛隊の新人のポロンです」

「ポロンなのだ。よろしくなのだ!」

「よろしく。私はロバートだよ」


 ポロンが元気よくロバートに挨拶をした。ロバートは笑顔でポロンに答えていた。リック達の後ろにいたエルザが老婆に駆け寄る。


「ただいま! ヴァージニア師匠!」

「エルザ様お帰りなさい。この方たちは?」

「ほら、前に話した第四防衛隊の人達だよ!」

「あぁ! 皆様いつも息子がお世話になっております。ヴァージニアと言います」


 老婆が頭を下げる。彼女はロバートの母ヴァージニアだった。ヴァージニアはロバートの母親であり、アナスタシアの乳母だった。勇者カズユキの事件の際にジックザイルによって、城に幽閉されて人質に取られたが、冒険者ギルドのココによって救い出された。救出後はスノーウォール砦へと避難しここで生活している。なお、公式にはこの砦で静養しているアナスタシアの面倒を見るため滞在していることになっている。


「エルザさん!? 師匠って?」

「そうよ。ヴァージニア師匠が昔から私におすすめの小説とか教えてくれたのよ! だから師匠なのよ」

「もう師匠なんてエルザ様…… あっ!」


 話の途中で目を輝かせた、ヴァージニアはリック達から離れていった。


「(ふーん。ヴァージニアさんがエルザさんの師匠…… なるほどこの人がエルザさんがおかしい元凶なんだな)」


 ヴァージニアはゴーンライトとイーノフに向かっていき二人の手を握らそうとしていた。彼女の行動にイーノフとゴーンライトは、二人とも困惑していた。慌ててロバートがヴァージニアを止める。


「ほら、母上! みなさんお困りですから早く帰りましょう」

「えっ!? いやーよ! だってこれからゴーンライトさんとイーノフさんのこよい雅を……」

「いいから!! 行きますよ!」


 ヴァージニアはロバートに引きずられて砦の中に戻っていった。リックはロバートを見て彼の苦労を心の中で労うのだった。

 スノーウォール砦の会議室に、第四防衛隊とビーエルナイツの小隊長である、シェリル達六人が集められた。会議室には大きなテーブルがあって囲むように全員が立っている。


「みんな席について会議を始めるわよ」


 エルザの合図でみんな席にるく。エルザは会議室の前に立ち壁に地図を貼りだした。彼女の横にロバートがやって来て、何やら小声で話し始めた。

 二人の会話が終わると、エルザさんから作戦の説明が始まった。


「今回の作戦は奴隷商人達による違法奴隷売買網の壊滅です。特に最近この地域における奴隷狩りの被害が深刻です」

「奴隷狩り? グラント王国で?」

「そうです。ここ王国北部地域はホワイトガーデンという大きな町が中心で後は小さな村が点在しています。各村の防備は薄くて奴隷商人が好き勝手やっているようですわね……」


 エルザの話によると、彼女達がスノーウォール砦を手に入れる少し前から、王国北部地域の防備の薄い村が、奴隷商人に襲われるようになった。奴隷商人は村を襲い村人を拉致してしまう。捕まって奴隷となった村人は、北の帝国ローザリアの鉱山に送られるか、海を渡って別大陸へ輸送される。


「でも、そんなこと王都で聞いたことないですよ?」

「でしょうね。だってその奴隷狩りを支援してるのはホワイトガーデン町長のヴィガンだからね」

「えっ!? どういうことですか?」


 ホワイトガーデン町長ヴィガンが、奴隷商人と手を組んで、奴隷商人が村を襲うのを黙認しているらしい。さらに陳情に来た村人を、逆に投獄して奴隷商人に売ったりしてるとのことだ。


「埒が明かないからと、直接王都に陳情に行った村人や兵士が帰ってこないこともあったみたいね」

「えっ!? それって、つまり!? 王都にも協力者がいるってことですよね?」

「そうね…… いくら地域で一番大きな町でも一人の町長がここまでできることでもないでしょうから、王都にも協力者はいるでしょうね」

「しかし、あんた達はよく奴隷狩りのこともみ消されたのによくわかったね?」

「奴隷狩りが行われている話を知ったのは、ホワイトガーデンの防衛隊が陳情に来て訴えてきたからですわ。王都に話を持って行ってももみ消されたから助けてくれってね」


 ホワイトガーデンの防衛隊が、直接王都に訴えたのにもみ消され、スノーウォール砦に駐留していたビーエルナイツを頼って来たようだ。顎に手を置いてイーノフが真剣な顔して考えて口を開く。


「ヴィガンの裏には…… ジックザイルがいるってことですね」

「はい。地方から王都の陳情はだいたい騎士団が管轄しますから、ジックザイルに金を掴ませてもみ消していたんでしょう。でも証拠はありません。作戦の目的はその証拠をつかむためでもあります」


 壁の地図を指すエルザ、そこには今後の奴隷狩りの予定が描かれていた。ふとリックはここまで証言や証拠があればヴィガンは逮捕できるのではという疑問がよぎる。町長のヴィガンがいなくなれば、奴隷狩りも終わり解決するはずだ。


「エルザさん!? ここまでわかっているのなら、ヴィガンって人を捕まえれば解決するのでは?」

「もちろんこの情報を使えばホワイトガーデンの町長ヴィガンは逮捕できるわ…… でも、それじゃあジックザイルや奴隷商人は無傷じゃない。それに捕まってる村人たちは殺されるか国外に売られて、奴隷商人もほとぼりが冷めたころにまた戻ってくるでしょう」

「つまりエルザさんはヴィガンと奴隷商人の両方を?」

「そうよ。ヴィガンの逮捕じゃなく、私達が目指すのはここ王国北部から奴隷商人と町長を排除して村の人たちが安心して暮らせるようにすることよ」


 エルザが決意した表情で壁に貼られた地図を指さす。そこにはスジー村という名前と、明後日の日付が書かれていた。スジー村で明後日に襲撃が起きるということを意味する。リックはこんな詳細な情報を、どうやって手に入れたのか、疑問に思いエルザに尋ねる。


「エルザさんはどうやってここまで細かく計画を?」

「この計画の情報にはちょっとだけ、あなた達の隊長を頼らせていただきましたわ」

「隊長を頼る!?」

「はい。カルロス隊長の推薦のココさんは優秀でしたわ」


 ニコっと笑ってエルザはリックの質問に答える。ココを使って奴隷狩りの情報を集めたようだ。リックはすぐに納得する。ココは見た目幼女だが、ベテランの冒険者であり腕は一流だ。


「明朝から第四防衛隊はスジー村に向かってください。ビーエルナイツは気づかれないように村から少し離れて場所に待機。奴隷商人が村を襲ったらビーエルナイツが村に突入し第四防衛隊と挟み撃ちにします」

「わかったよ」


 メリッサがリック達を代表してエルザさんに答える。エルザが話しを続ける。スジー村で奴隷商人を迎え撃ち、生け捕りにして、今まで捕まえた村人の居場所を聞き出して救出する。最後はホワイトガーデンで、ヴィガンを逮捕しこの作戦は終わりとなる。


「じゃあ、みなさん明日からよろしくお願いします」


 会議が終わって本日は解散となった。明日から作戦開始となり、リックとポロンとソフィアは、スノーウォール砦で泊まることになった。メリッサはナオミちゃんがいるので明朝にまた来るらしい。

 なお、イーノフとゴーンライトはエルザさんやヴァージニア達から、ぜひ泊まっていけと言われていたが、すごい勢いで断り急いで帰っていった。しかも、ヴァージニアが睡眠魔法を使って、二人を眠らせて無理矢理泊まらせようとして、本気でロバートさんに怒鳴られていた。

 メリッサ達を見送ったリック達は、砦の三階にある部屋に通された。


「広いのだ!」

「えぇ。大きいですね」

「でも、いいのかな。こんな良いとこにとこに泊まって…… ここ明らかに来賓とかの部屋だよな……」


 リック達が通されたのは寝室とは、別に大きなテーブルとソファがある立派な部屋だった。寝室だけでも寮にある広間と同じくらいの広さがある。大きな部屋にポロンはうれしいのはしゃいで寝室に行きベッドで飛び跳ねだした。リックが慌てて注意をする。


「こら! ポロン、ダメだよ!」

「やーなのだ! もっと跳ねるのだ!」


 ポロン手を掴んで押さえると、いやいやってして手を、上下に振って逃げようとする。


「ダメだって!」

「やーなのだ!」

「うん!? ほら誰か来たよ」

「お客さんなのだ。私が迎えるのだ」


 ノックをする音がし、ソフィアが返事をして扉へ向かう。ベッドから下りたポロンはソフィアを追いかける。リックはポロンの後をついていく。

 扉が開いてティーセットが置かれた、銀色のワゴンを押して女性のメイドが入って来た。


「お邪魔します。お茶をお持ちしました」


 女性の声を聞いたリックが驚いた顔をした。リックはすぐに女性に声をかける。


「リーナさん!?」

「はい。こんにちはリック様。今回の任務中のリック様お世話は私がいたしますね」


 気品のある声のリーナが、スカートを両手で軽くつまんで挨拶をする。彼女は高い鼻と丸く綺麗な瞳は変わらないが、変装の為に髪の毛の色をいつもの金髪から薄い緑色にしていた。白いブリムを頭に着けて、青色でフリフリの膝上のちょっと短い、スカートのメイド服を着た彼女にリックは目を奪われる。


「かわいい……」


 思わずつぶやくリック、リーナに見とれてる彼を、ソフィアが睨んでいるが気づかない。


「お世話って? その格好は?」

「はい。アナスタシア様は公式には休養中なので私もちょっと自由にしてていいんです。だから、騎士をやったりメイドをやったりしてるんですよ」

「そうなんですね。よかった」


 上品な手つきてリーナがワゴンからテーブルにティーカップを移している。リーナは普段、影武者として、アナスタシアを演じているが、アナスタシアは現在静養中と公式発表ではされており、公の場に出ることはないので、リーナはここで自由に生活しているという。


「(うーん。エルザさんと比べると本物のアナスタシア様はこっちだと言いたくなる。いや…… 俺の中で本物はリーナさんだ! いいなぁ。あっ!?)」


 リックは茶を淹れるリーナをジッと見つめてにやにやと笑っている。リックの視線が気になったのか、恥ずかしそうにリーナは自分の体を見て彼に尋ねる。


「もしかして、この格好、にっ似合いませんか?」

「あっいや…… すごくかわいいです」

「うれしい! リック様に喜んでもらえてよかったです」


 顔を赤くして慌てた様子で、茶を淹れるとリーナはすぐに出て行ってしまった。リックは憧れのリーナが出て行って少し寂しそうな顔をする。


「じろじろ見すぎたかな…… でも…… かわいかったなぁ」


 後頭部をかきながらリックがつぶやく。手を止めたリックはメイド服のリーナを思い出し、口元が緩む。


「この!」


 にやつくリックは、ソフィアに思いっきり足を踏まれた。


「うわぁ! ソフィア!? 何するの!?」

「そっちこそ何ですか! リーナさんにデレデレして! しかもかわいいなんて言って!」

「ちょっと! 苦しいよ……」


 ソフィアが、リックの胸倉を掴み、激しく前後に振ってくる。


「違うってちょっとかわいいなって思ってみてただけで! 決してデレデレはしてない」

「うそです!」

「まっ待って! ポロンが…… 危ないから離れなさい」


 ポロンがソフィアの足元に来て、リック達を見上げ口を開けていた。


「ほぇぇぇ。これが修羅場というやつなのか!?」

「えっ!? ちょっとポロン!?」

「ほら! リックのせいでポロンが変な言葉を覚えちゃったじゃないですか!」

「えっ? 俺のせいなの……」


 この後…… リックはソフィアの機嫌がなおるまで謝り続けた。王都に戻ったら菓子をおごることになった。しかも、なぜかポロンの分も一緒に…… 作戦が始まる前に、大きな出血することが決まるリックだった。

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