表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

02_姫川さん

姫川さんは優秀である。


「おい、佐藤、起きろ、大問2の3番」

「わかりません」

「はぁ~、山田」

「わかりません」

「姫川」

「When did you go to Europe?」

「正解だ.have you beenだと...」


クラス順位は覚えてないけれど毎回上位、先生に当てられると殆ど正解を答える。


姫川さんは友だちが多い。


「ひ~め~、ノート見せて~~~~!!板書間に合わなかったあああああ」

「いいですよ」


「ひめちん、昨日言ってた小説持ってきたよ」

「わ~~!!ありがとうございます!!」


「ひっめちゃーん」

「なっんですかー?みっほちゃーん」


呼ばれ方が安定していない。


姫川さんはかわいい。


「お前、いいよな姫川さんの隣」

「ん?」

「ん?じゃねぇよ。あんな可愛くて優しい女子が隣の席なんだぜ?なんも思わねぇの?」

「別に?」

「嘘つけ、どうせお前のことだからチラチラ見てニヤニヤしてるんだろ。そういうとこだぞ」


うぜぇ..

姫川さんは可愛い。

クラスの男女全員が可愛いクラスメイトの1位か2位に挙げるくらいにはかわいい。


そんなかわいい姫川さんと僕は今2人きりである。


「帰らないんですか?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ