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新たな世界

世界転移書を使い異世界に転生したグレン

そこである一人の女勇者と遭遇する

自分が魔王と気づかれないように上手く話を合わせる最弱魔王であった




ーかつてこの世界には世界最強と謳われた勇者がいた

その男の名はグレン・ドラニス

世界を支配しようとする九つの魔王軍を

一人で壊滅させ、世界最強種のドラゴンの軍勢をたった10秒で倒した程の強者だったー


「・・・・・・」

この男の名はグレン・ドラニス

『元』最強勇者だった男だ

そんな男が今ある重大な問題に直面していた

「・・・・・・」

「ここ・・・・・・何処だ?」

グレンは巨大な森の中にいた

「まずこの森を抜けるか・・・・・・」

グレンは森の外を目指して歩いて行った

「それにしても・・・広い森だな・・・」

ガザガサ

「ガルルゥゥゥゥゥ・・・」

「また魔物かよ」

「あまり魔力は使いたくないんだけどな・・・」

グレンの魔力は100、魔法を一度使えば全て使い切ってしまい、また身体が動かなくなる

先程まで身体が動かずやっと動けるようになったのにまた動かなくなったら一溜りもない

「ガァァァァァァ!」

魔物が襲いかかってくる

「クッ・・・、どうする・・・」

と、その時、

《 光の矢【ライトアロー】》

ヒュンッー

グザッ

「グァァァァァァァ!!・・・」

バタン

突如として森の中から現れた光の矢によって魔物は倒れた

「君!大丈夫!」

光の矢が放たれた方向から女が出てきた

「大丈夫だ・・・」

「助けてけくれてありがと」

「気にするな、君が無事で私こそ何よりだ」

「君、名前は?」

「名前?俺の名は・・・」

「グレンだ」

「お前は?」

「私はシャーロット・フォン・ユーナ」

「シャーロット、助けてくれてありがと」

「いやいや、気にするな」

(親切な人だな・・・)

(この人は冒険者なのかな?)

「シャーロットは冒険者なのか?」

「冒険者とはちょっと違うな」

「?」

「一応勇者をやっている」

「へ〜、勇者か・・・勇者?」

今のグレンは魔王である

勇者と言えば魔王を倒し、世界に平和をもたらすもの

前の世界のグレンもそうだった

「勇者ってあれか?魔王を倒す的な」

「ざっくり言えばそうだな」

(・・・俺が魔王ってバレたら殺されるかもな)

「シャーロットは一人でこの森に来たのか?」

「いや、仲間達と一緒だ」

「お仲間は?」

「そうえばおいて来てしまったな」

(・・・・・・可哀想に)

「では、私は仲間の元へ戻るとしよう」

「助けてくれてありがとな」

「またね!」

シャーロットは深い森の中へと姿を消した

(・・・・・・バレなくてよかった)

「出口どっちか聞いとけば良かったな」


「あ!シャーロットいた!」

「おい!何も言わずに勝手に森の中へ飛び込んで行くな!」

シャーロットが森を抜けた先には仲間達がいた

「すまなかった」

「勇者様、誰をお助けになられたのでずか?」

「・・・・・・魔王かな」

「「「?!」」」

「例えだよ例え」

「なんだよ、ビックリさせんなよ」

「勇者様が魔王なんか助けるはずありませんもんね」

「・・・・・・」

(またいつか会うことになるだろう)

(・・・・・・世界最弱の魔王よ)

ガザッガサッ

「一体この森はどこまで続いてんだ・・・」

グレンはまだ森の中を途方もなくさまよっていた

「早く森を抜け出してこの世界がどんななのか見たいのに」

ゾッ

「?」

いきなり森の空気が変わった

変な寒気も感じる

「この感じは・・・・・・」

ガザガサッ

バタンッ

森の中から小柄な少女がいきなり現れた

(・・・・・・随分弱ってるな)

「・・・・・・逃げ・・・て・・・・・・」

「?」

ヒューッ

ズドーーン

空から巨体な魔物が飛んできた

『ヒトリモ・・・・・・ニガサナイ・・・・・・ニンゲン・・・・・・スベテ・・・コロス』

「ゴブリンか」

ゴブリン

森の中に生息する

正解は荒々しく人間の男には興味なく

食べてしまう

人間の女には性的感情を持っており

見つけた人間に繁殖させ、子孫を残していく

「・・・・・・この世界でもやはりお前らは下劣だな」

『ナンダ・・・・・・オマエ・・・・・・ジャマスルナラ・・・・・・コロス・・・・・・』

2話見て下さりありがとございました!!

前回の後書きでメインヒロインが出ると言いましたがシャーロットではないのでご注意を・・・・・・

次回はちょっとではなくドドンとメインヒロインが出て来ますのでお楽しみに!!


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