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最強勇者

最強勇者だった男の最弱魔王lifeが始まる

「・・・・・・つまらないな」

その男の周りには100体以上のドラゴンの死骸が転がっていた

「最強種のドラゴン共をたった10秒で倒してしまうとは・・・・・・」

「やはりこれを使うしかないか」

男は黒く淀んだ魔書を取り出す

ーー世界転移書ーー

この世に数多に存在するアイテムの中で唯一選ばれた物しか手に入れられない超激レアアイテムだ

「もうこの世界に悔いはないしな」

「この世界に俺を楽しませてくれる場所はもうない」

男は魔書を開く

《ベルゲ・ボルゾ・ギリメニト・・・・・・》

男は呪文を唱え出す

《カリム・テンテユオ・ネユヌハサ! 》

すると、当たり一面が光に覆われる

「次の世界ではもっと楽しめるといいんだかな・・・・・・」



かつてこの世界には世界最強と謳われた勇者がいた

その男の名はグレン・ドラニス

世界を支配しようとする九つの魔王軍を

一人で壊滅させ、世界最強種のドラゴンの軍勢をたった10秒で倒した程の強者だった

だがある日、突如としてこの世界から最強勇者は消えた

魔王軍の生き残りに倒されたのか

魔物に襲われ戦死したのか

なんであれ世界から勇者が消えたことは

世界に凄まじい影響を及ぼした

魔王軍が復活し、世界が支配され、九つの大陸へと別れた

魔王達が世界を占領すると魔物達も人間を襲い始めた

こうして世界は一度、魔王軍と魔物達によって滅びたのだった



ーバハムート王国西領地ー

ガシャンガシャン

「バハムート様、ご報告が・・・・・・」

「ん?・・・・・・どうした?」

「先程、ゲザルガ王国より新たな魔王が誕生したとの報告を受けました・・・・・・」

「何?新たな魔王だと?」

「分かった、下がっていいぞ」

「はっ!・・・・・・」

「新たな・・・・・・魔王」



「・・・・・・ッン」

グレンが起き上がる

「・・・・・・成功したのか?」

どうやらグレンは世界転移に成功したらしい

「ここは...森の中か?」

グレンは地平線まで広がる巨大な森の中にいた

「ほんとに世界転移したのか?」

「そうえばステータスどうなった?」

グレンはそう言うと徐に自分のステータスビジョンを映し出す

「まず職業は・・・・・・」

「魔王?」

「体力1000、魔力100、防御力10って・・・・・・」

「おいおいマジかよ・・・・・・」

「魔王に転生したと思ったらちょー弱ーじゃねーか」

「確かに前の世界はつまらなかったがこれじゃ新しい世界を楽しむ前にこの世界の勇者に倒されるじゃねーか」

「俺ってほんとついてないな」

この世界の生き物は全て魔力が存在する

魔力の量はそれぞれ異なるが魔力の少ない人間でも300はある

魔物は身体に宿している魔力が多いため1000以上が大体である

魔王にもなると10000以上はあるはずだ

「魔王なのにこの魔力って・・・・・・」

「世界最弱の魔王じゃねーか・・・・・・」

「これからどうするか・・・・・・」

ガサガサッ

「!」

⌜ガルルル・・・・・・!⌟

草陰から魔物が襲いかかってくる

「ちょうどいい」

「どんな魔法使えるか試して見るか」

(ガムルは確か炎に弱かったはず・・・・・・)

「なら・・・・・・!」

グレンは右手を前に翳す

《炎の咆哮<ファイヤーブレス> 》

すると、グレンが翳した手から炎の息吹が吹く

「?!」

あっという間にガムルの身体は炎に包まれた

「グギャォォォ!・・・・・・」

「よかった・・・・・・魔法は使えるそつだ」

「?!」

「マジかよ・・・・・・身体が動かねー・・・・・・」

グレンの魔力は100しかないため魔法を一度放つだけで魔力は半分以上失ってしまうのだ

「・・・・・・これからどうなることやら」


ーーこの世には九人の魔王がいた

だが、ある日突如として十人目の魔王が誕生した

だが、その魔王は世界最弱の魔王だった

これは世界最弱の魔王が世界最強になるまでの物語

これはある魔王の伝説の物語ーー

読んで下さりありがとうございます。

小説投稿は初めてなので色々分かりにくい表現や意味の分からない場面などたくさんあると思いますが暖かい目で応援してくださったら光栄です。

2話ではこの話のメインヒロインが終盤にちょこっと登場しますので是非お楽しみに!!


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