うちゅうじんがきた
笑える短編小説をめぜして書きました。御笑覧ください。
「今日からこのクラスに転校生がくる」
教室に入ってきた先生が、朝の挨拶の後、そう言った
「山田くん、入ってきてー」
転校生が入ってきた
「「「「えっ」」」」」
たしかに転校生だった
学生服を着ていた
でも背が異様に低かった
頭がツルツルだった
目がアーモンドの形をしていて黒目だけだった
グレイじゃん!
あの典型的な宇宙人の!
両側から拘束されるやつ!
「ヤマダタロウデス」
お約束通り、片言で挨拶してるよ!
「あーっ、みんな、山田君はお父さんの仕事で外国で暮らしていたんだ
だからちょっとくらい日本語ができないとか、常識がずれているとかでイジメなんかしちゃだめだよ?」
<<<<ちがうだろ!>>>>
心の中で突っ込んだ!
クラスが一つになった瞬間だった
つづく