悪の道筋
リリカは幼きころに両親を失って軍に拾われた
リリカの魔力の量は桁違いだった。
ただ1つリリカには問題があった。
それは魔眼持ちだということ、この世において魔眼は忌み嫌われる力であるということ。
それでも軍は彼女を使った。
ある日リリカは任務から帰ってくるなり
ベットに沈んだ。
「もう嫌だこんな生活、毎日魔物の相手ばかり
軍は私のことを人だと思っていない。。。
こんな魔眼の力などなければ」
彼女の眼は魔法を見て自分のものにするというもの、この力のおかげで大抵すべての魔法がつかえる、自分の適性系統以外にも。
普通の魔眼と違うのは彼女は隻眼ということ。
隻眼はほかの魔眼よりも大きく異なる点がある、それは力だ。
上位魔法でも超上位魔法でもコピーできてしまうこと。
「明日も早いからもう寝ないと」
そんなことを思いながら目を閉じると何か部屋の前の廊下が騒がしいと気が付く。
「バローナが侵入してきたらしい!急げ!」
と男が声を荒げる。
バローナ聞く名前だなんでも国で一番大きな犯罪組織だとか
あまり活発ではないほうと聞いている
最近では上層部の偉い人が殺されたと聞いた。
外が騒がしいけど、早く寝ないとなんて考えている部屋の窓がパリンと音を立てて割れた何事かと思うと
窓には数人の外套で身を黒く染めた人たちがいた。
「敵しゅぅぅ」
と声を出そうとすると目の前が黒くなった
起きるとそこは地下室のような場所だった