164話 試練を乗り越えた先に
「第1部隊は正面から突入、第2部隊は右翼に、第3部隊は左翼に展開。
第4部隊は小屋の裏で待機。逃げた奴が居たら捕まえろ」
「了解っ!」
「ん‥‥‥」
「おう!」
「了解しました」
「「「「「イエッサー」」」」」
「行け! GO!GO!GO!」
バァァン!
「な、何だ!?」
「動くな! 俺達はギルド部隊ヴィルヘルムだ! お前達は完全に包囲されている! 無駄な抵抗は止めろ!」
禍々しい闇が蠢く大地に怒号が飛び交う。
俺は更に改良された魔通機‥‥‥ 黒電話の受話器の様な見た目からヘッドフォンの様な見た目に生まれ変わった魔痛機で、各ポジションに着いた部隊に指示を出した後、森の中にポツンと建てられた小屋のドアの鍵穴部分を【マスターキー】で撃ち抜き、力の限り蹴破った。
次の瞬間、完全武装の守護者隊員9名が室内へ雪崩れ込む。
室内には、黒い鎧を纏った15名の男達が居た。
「ゔぃ、ヴィルヘルムだと!? 」
「「くっ‥‥‥!」」
バァアン!
「今のは警告です。次は当てます。大人しく投降してください‥‥‥」
突然の来訪者に男達は慌てふためき、傍に立てかけられてあった剣に手を伸ばす。
その動きを、相棒のセシルが瞬時に阻止する。
俺と同様、セシルが持つサプレッサー付きのHK416Dの下部‥‥‥ アンダーバレルには【万能な鍵】が装着されていた。
このマスターキーとは文字通りの鍵の事ではなく、M4カービン銃等の下部に装着出来る小型散弾銃の事を指す。
俺やセシル他、突入部隊の第1分隊10名は、皆HK416Dのアンダーバレルにマスターキーを装着していた。
このマスターキーの正式名称は【M26 MASS】と言い、小銃に装着出来るだけでなく、ストックやグリップを付ければ5発の弾丸を発射出来る散弾銃として単体で使える万能な銃火器だ。
マスターキーと呼ばれる理由は、この銃はどんな扉でも( 錠前や錠を破壊し )開けられる【万能な鍵】の様だからだ。
セシルが小型散弾銃から放った弾丸‥‥‥ 主に扉の破壊で用いられるスラッグ弾は、男達の足元に大きな穴を作った。
「分かった‥‥‥ 投降する‥‥‥」
「よし。全員表に出ろ」
小型散弾銃の威力を見せつけられたリーダー格と思しき男の顔が強張る。
床に開いた巨大な穴が、今度は自分に空く様を想像してしまったのだろう。
リーダーと思しき男は俯き小さく呟くと、それにつられる様に、他の男達も力なく地べたに座り込んだ。
男達は降伏した。
これで今回の任務は完了した。
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「あ! お帰りなさーいミカドお兄さん!」
「お帰りなさいませ隊長さん」
「おう。ただいま」
「おぉ、さすがヴィルヘルム! 突入から賊確保まで10分と経っていない!」
「噂通りの実力ですね! 本当に助かりました」
「いえ、これが仕事ですから。では、後の事は任せます」
「はい。ご協力感謝します!」
「では、我等はお先に失礼します」
ヴィルヘルムは小屋に潜んでいた15名の賊を取り囲みつつ、森の中を少し歩いた。
数分歩いた所に、鉄格子がはめられた馬車が2台留まっている。その傍に彼等は居た。
俺達の姿を見た4名の男達と、依頼には参加出来ないが、せめて同行だけでもしたいと付いて来たリズベル・リリベル姉妹が安心した様な笑みを浮かべ駆け寄って来る。
ちなみにロルフは今回の依頼には同行していない。
今回の仕事はヴィルヘルム総員が参加している為、ロルフには無人になってしまう本部の守備を任せていたからだ。
守備を任せたと言っても、要は留守番なんだけどね‥‥‥
閑話休題。
俺達に駆け寄ってきた4人の男は、ラルキア王国警務局の制服を着ていた。俺は彼等の言葉に苦笑いで返事をしつつ、武装解除し手首を縄で縛った15人の男を引き渡す。
この15人の賊を捕縛し、警務局へ引き渡す。
これが今回、ギルド部隊守護者に与えられた依頼だった。
「ふぅ‥‥‥ 皆、お疲れ様〜」
「ん。セシルもお疲れさん」
「今回も何事もなく終わりましたね」
「皆の動きも良くなってる‥‥‥ 」
「だな! 僕達の名前も有名になってきてる様だし」
警務局の職員に賊を引き渡し、彼等が馬車で去るのを見送ると、セシルが一息ついて安堵の笑みを見せる。
それに応える様に、第2部隊を率いていたマリアや、第3・第4部隊を指揮していたレーヴェとドラルも同様に笑みを浮かべた。
「それにしても、まさか私達が賊の逮捕に協力する事になるとはね」
「仕方ありませんよティナさん。今、人間大陸の全国家は不安定な状況なのですから」
「そうだねぇ〜。戦争が終わったから平和になると思ってたけど、まだまだ平和には程遠い感じだし」
不意に、第2部隊でマリアと行動していたティナが呟く。
その呟きに、何処か楽しそうな声でリズベルとリリベル姉妹が言葉を返した。
今日は1月30日。
俺とヴァルツァーがユリアナに呼ばれ、オブザーバーとして参加した各国首脳が一堂に会した会議から2週間以上。エルド帝国との戦争から3週間が経過していた。
戦争が終結し、もうすぐ1ヶ月が経とうと言うのに、ラルキア王国並びに周辺国は不安定な状況にあった。
その理由は、エルド帝国軍の1部が新たにエルド帝国の皇帝となったバエル皇帝の停戦・鎖国宣言に異議を唱え、少なくない数の部隊が軍を離反、野盗と化してしまったからだ。
これは顔見知りとなったラルキア王国警務局の職員に教えて貰ったのだが、【1週間戦争】に参加していた全帝国軍は、停戦直後こそ疑問を感じつつも、一応命令には従い一旦エルド帝国へ撤退したらしい。
しかしその後、新皇帝バエルが改めて停戦・鎖国を宣言すると、帝国軍の1部は猛反発し、軍を離反。
盗賊となるか、または反乱軍と化したとか。
つまり、エルド帝国は現在内乱状態に陥ってしまっていた。
国の治安や統率が乱れれば、人の心は荒む。
今回の依頼を受けるにあたり、事前に聞いた警務局の職員の話では、先程俺達が捕縛した15人の男達も、元はエルド帝国軍に所属していた小隊だったらしいのだが、バエル新皇帝の停戦宣言に反発し軍を離反。
その後賊になった様だと言っていた。
今、このラルキア王国やエルド帝国の周辺諸国は、この様な元帝国軍の賊が跋扈する不安定地域になってしまったのだ。
この賊は、俺やヴァルツァーがユリアナに呼ばれ参加した各国首脳が集まり‥‥‥ 今後のエルド帝国への対応を決める会議、【新平和条約会議】が行われる数日前から既に存在し、1週間戦争終結から2週間が過ぎたあたりから、一部の地域ではこの賊に村が襲われる等の被害が出始めていた。
俺やヴァルツァーが新平和条約会議に呼ばれた理由は他にもあったのだが、最大の理由は、ギルド組員という立場から、この賊の対処策を考えて貰う為だったと、後日ユリアナは語った。
そして各国の首脳が集まるその場で採用されたのが、俺が提案した『各国の警務機関がギルドに依頼。並びに警務機関職員を同行させた場合に限り、ギルド組員に一時的な逮捕権限を与える』という物だった。
各国軍で組織された【反エルド帝国連合軍】は、またいつ襲ってくるか分からないエルド帝国軍の警戒、国境守備に人手を取られ、国内は手薄。
軍の代わりに治安維持を務める事となった各国の警務機関は、どこも必要最低限の訓練しか受けていなかった。
そんな警務機関の職員では、荒事に慣れた元軍人には勝てない。
そこで俺が適任だと判断したのが、魔獣と戦い、人々を守る為に体を張る集団。荒事に慣れた独立商業別連合だったと言う訳だ。
ゼルベル陛下を始め、各国首脳は俺の提案を絶賛し受け入れた。
余談だが、ラルキア王国を始めとした国家にも、数こそ少ないが1週間戦争勃発以前から賊は存在していた。
各国のトップは、元エルド帝国軍の賊を逮捕すると同時に、その他の賊も一掃する良い機会だと踏んだ様だ。
「はぁ、困ったもんだぜ」
「でもよミカド。ヴァルツァー達も頑張ってるみたいだし、近いうちに賊なんて居なくなるさ」
「そうね。連合軍も国境に常時大軍を置くって決定したみたいだし、減りこそすれ賊が増える事はないでしょう」
「うん。それにもしエルド帝国軍が変な動きを見せても、今度は他の大陸の軍も応援に駆け付けてくれる筈だし」
更に余談になるのだが、新平和条約会議の席で、もう1つの重要な案件が決まった。
それは、奴隷制度の破棄。奴隷の解放だった。
ここで、何故奴隷制度が廃止になったのか経緯を説明させて貰う。
エルド帝国と各国の戦争は僅か1週間で終わったとは言え、首脳陣は以前強大な兵力を有していると思われるエルド帝国軍との兵力差に頭を悩ませていた。
エルド帝国軍の有する詳しい兵力までは分からないが、少なくとも兵力は万単位で増えている。最悪な場合、連合軍全兵力よりもエルド帝国軍の兵力の方が多いのでは? と言うのが各国首脳の考えだった。
ラルキア王国の国王、ゼルベル陛下も同様で、以下に多くの兵力を確保し、優勢を保つべきか苦慮していた。
そこでヴァルツァーが不躾ながらと提案したのが、奴隷と呼ばれる人達の解放だった。
ヴァルツァーは奴隷と呼ばれる人達を解放し、同時にこれまでの行いを他大陸の人々に謝罪。賠償金を払い、望むなら其々の大陸に帰国させる事で他大陸の国々や人々に好感を持たせ、他大陸の国と友好関係を築き、援軍を送って貰える様にしようと力説したのだ。
この案を聞いた各国首脳の大多数は苦虫を噛み潰した様な表情を浮かべたが、最終的には他大陸と友好関係を結んでいた方がエルド帝国にプレッシャーを与えられ、かつ友好関係が築ければ貿易等でも利が有ると判断。
ヴァルツァーの案を受け入れてた。
この案件は【人間大陸の奴隷解放案件】と命名され、後日、ゼルベル陛下が率先して国内の奴隷の自由を確約し、奴隷解放を実施。
全種族との友好関係構築に尽力した。
この動きは1月下旬には人間大陸のほぼ全ての国家にも広がり、既にラルキア王国では、東大陸、北大陸に在る一部のエルフ族やドワーフ族の国家と貿易を開始するにまで至っている。
人間大陸の国家と、他大陸国家の関係は改善の兆しを見せていた。
尚、人間大陸の奴隷解放案件等が新たに締結されたこの会議は非公式で行われたのだが、人の口に戸は立てられず、ヴァルツァーはその正体こそ公になっていないが、後々『ヴァルツァーと言う人物が俺達を解放してくれた』と、巷の元奴隷達の間で噂になっていく事となる。
これは、ヴァルツァーが妹のイーリスの悲願でもあった奴隷解放を成し遂げた瞬間でもあった。
「んじゃ、そろそろ帰ろうぜ? 僕、腹減っちまったよ」
「レーヴェ、この時間にご飯を食べたら太るわよ?」
「っせぇな。動けば腹減るだろ普通」
「私は早く帰って寝たい〜」
「リリベル、貴女はもう少し緊張感を持ちなさい」
「でもさ〜 もう真夜中だよ? 眠くなるのは仕方ないじゃん〜」
「リリベルは兎も角、レーヴェは食い意地張りすぎ‥‥‥ どうせなら食べた分の栄養が胸に行かないで頭に行けば良いのに‥‥‥ 」
感慨深い気持ちに浸っていると、無事に依頼を終えた事で緊張感が解けたのか、レーヴェやリリベルが好き勝手な事を言い出した。
そんなレーヴェ達に、ドラルやマリア、リズベルが苦笑いを浮かべ声を掛ける。
「な、なにぉお!?」
「マリア、あまりレーヴェを焚き付けないの」
「でもドラルも少し笑ってた‥‥‥」
「へぇそうか。ドラルぅぅう?」
「やれやれ、相変わらず賑やかね」
「はいはい! 喧嘩しないの! 帰るよ〜! 」
「「「「「はーい」」」」」
「むぅぅ‥‥‥ 後で覚えてろよドラル! マリア!」
「レーヴェちゃん、帰ったら軽食を作ってあげるから少し我慢してね?」
「お! マジで!? ありがとセシル!」
レーヴェとリリベルの言葉を受け、リズベルやマリア、ドラルが言葉の応酬を繰り広げる。
今や、調子の良いレーヴェやリリベルと、冷静なマリアやドラル、リズベル達の姦しいやり取りはヴィルヘルムの名物となっていた。
その様子を微笑ましそうに眺めていたティナが声を漏らし、纏め役に落ち着いたセシルが場を収める。
この光景も、今はお馴染みとなった。
「よし。ヴィルヘルム、帰還するぞ!」
「「「「「イエッサー!」」」」」
このやり取りを眺めていると微笑ましい気持ちにはなるが、リリベルが言ったようにもうすぐ日付が変わる時間だ。
俺が全員に向け声を張り上げると、セシル他隊員達は元気に返事をする。
今日の依頼も誰1人欠ける事なく無事終えた俺達は、和気藹々と雑談に花を咲かせ、帰路に着いたのだった。
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「総員集合!」
「「「「サー!イエス・サー!」」」」
更に月日が流れた3月の中旬。ヴィルヘルム本部前の広場に俺の声が響く。
エルド帝国との戦争勃発で一時中断されていたミカド式・ブートキャンプが再開され、フル装備で広場をランニングしていたフロイラ他、新人隊員たちが足並みを揃え集合する。
彼女達は今日をもって、中断されていた3ヶ月の訓練期間を終える。
去年ヴィルヘルムに入隊した新隊員達総勢15名は、誰1人として欠ける事なく今日という日を迎えた。
正直な所、俺はエルド帝国との戦争を生き延びた彼女達に3ヶ月の訓練は不要と考えていた。
戦争勃発前直前には、彼女達の士気を上げる為にまだ訓練期間が残っているから死ぬなと発破をかけた訳だが、エルド帝国と戦い、その後賊確保の依頼等をこなして来た彼女達は既に1人前の戦士と呼んでも差し支えない。
しかし新人隊員達は、「中途半端で終わるのは嫌だ」「しっかりケジメを付けたい」と声を揃え、俺は残っていた2ヶ月強の訓練を再開したのだ。
ちなみに‥‥‥ 訓練を再開して2ヶ月を超えた頃異変が出始めた。
それは、戦争を経験し皆精神が図太くなったのか、半数近くの隊員は俺の罵倒や罵声を受けても嬉々とした表情を浮かべる様になった事だ。
それは別に良い。俺としても頼もしい限りだから。
しかし‥‥‥
この隊員は罵声を浴びせられると恍惚の表情を浮かべ、返事をする様になってしまったのだ。
俺、彼女達の開けてはいけない扉を開けてしまった気がする‥‥‥
「サー、隊員。どうかなさいましたか」
「‥‥‥ 何でもない。ゴホン! よく聞けひよっ子共! お前達は今日をもって全員訓練期間を終える!
しかし、お前達はひよっ子を卒業したに過ぎない!」
最近の新人隊員達の変化に苦笑いを浮かべていると、俺が無反応だった事を心配したのかファルネが凛とした口調で声を掛けてきた。
俺はワザとらしく咳払いをし、堅っ苦しい口調で能書きを垂れる。
「お前達はエルド帝国との戦争で勇敢に戦った!
あの僅かな訓練であそこまで見事な活躍をした事は褒めてやる!
愚図で愚鈍で鈍間な癖に良く戦った!」
「「「さ、サー!イエス・サー!」」」
アウリやシルシュ。そして先程凛とした口調で声を掛けてきたファルネ他、多くの隊員が顔を赤らめているが、俺は無視を決め込む。
この光景も、もう何時も通りとなっていた。
「能書きは終わりだ。さて‥‥‥ 諸君! 今ここに、ナイト級ギルド部隊ヴィルヘルム隊長西園寺 帝が通達する!
お前達は今日から、ヴィルヘルムの正式隊員だ!!」
「「「「うぅ…… やったぁぁ!」」」」
俺が声高らかに、新人隊員達の正式入隊を宣言すると、彼女達は惚けていた表情から一転。喜びを噛み締め、次の瞬間には喜びを爆発させた。
「やったぁぁあ! 私! 本当にヴィルヘルムの隊員になっちゃいました!」
「良かったねフロイラちゃん!」
「フロイラちゃんが皆を引っ張ってくれたから、私達も隊員になれたよ!」
「ファルネちぁぁん! わ、私乗り越えたよ!」
「うん! やったねアミティアちゃん!」
「ファルネちゃんが励ましてくれたお陰だよぉ!」
「やったです! これで正式にミカド隊長達と肩を並べて戦えるです!」
「これからも一緒に頑張ろうルールちゃん!」
新人隊員達は、満面の笑みを浮かべて仲間達と喜びを分かち合う。
常に皆の先頭に立ち、皆を引っ張ったフロイラや、訓練に挫けそうになったアミティア達は、嬉しさからか目に涙を滲ませていた。
だが、喜びに浸るのはまだ早い。
そろそろ準備を終えたセシル達が来るからだ。
「ミカド〜! お待たせ!」
「よし、良いタイミングだ! ほらお前ら! 喜ぶのはまだ早ぇぞ!」
「「「「「えっ?」」」」」
「ふふ、俺達からお前らにプレゼントだ! セシル!」
「はーい! さ、マリアちゃん達、用意しよう!」
「ん‥‥‥ 」
「おう!」
「はい!」
『うむ!』
「こちらに置いておきますね?」
「よっこいしょ〜! 」
俺はある準備を任せていたセシルやマリア、レーヴェにドラル、そしてロルフとリズベル・リリベル姉妹が広場の前に来るとニヤッと口元を歪める。
困惑した様子の新人隊員達を他所に、セシル達は俺の足元にひと抱えある木箱を次々と下ろす。
まだ本当の意味で3ヶ月の訓練期間が終わった訳ではなかった。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
約1ヶ月ぶりの更新です。
私事ですが、先週はバンドのライブがあり、練習がありお仕事がありと多忙な毎日で、執筆をしている余力がありませんでした。
今後数カ月は今のような状況が続くと思われるので、長い目で見守ってくださると幸いです。