ここまで出た主要単語説明 8
●第1連隊駐屯地
エルド帝国とラルキア王国の国境にあるラルキア王国軍の基地。
同駐屯地の眼前には広大な草原が広がっている。
小高い丘を段々畑の様に切り開き、高さ10mのレンガ製の城壁で丘全体を囲っている。
備蓄している資源を使えば、ある程度だが武具の生産能力がある。
エルド帝国軍が攻めて来た際には、籠城し敵の攻勢に耐え、後に到着する援軍と共に敵を撃退するというラルキア王国軍の方針に従い、援軍が到着後、共同で作戦を行える様に兵舎等あらゆる施設が余裕のある作りになっている。
同時に食料等も大量に備蓄している。
常時1000人規模の同連隊が駐屯している。
●魔通機
別名広範囲通話用魔法具。
魔術研究機関所属のティナ・グローリエが開発した広範囲通信用魔法具【魔法玉】を改良した物。
見た目は黒電話の受話器に酷似している。
元となった魔法玉と遜色ない性格を持つ。
●ラルキア王国征服軍
正式名称は中央征服軍で、ラルキア王国征服軍とは俗称。
エルド帝国皇帝ルシュフェール・ジーク・エルドラージがラルキア王国、並びにラルキア王国の周辺諸国を征服する為に侵攻させた。
隷下にラルキア王国を南部から征服する南部征服軍6万と、北部から征服する北部征服軍6万がいる。
●先遣軍
ラルキア王国征服軍・中央軍所属の軍団。
指揮官は覇龍7将軍序列3位のアスタロト大将軍。
正規軍2千と奴隷軍1万8千、そしてアスタロト直参の龍騎兵隊500の計2万500の兵から成る。
●特務兵站軍
ラルキア王国征服軍・中央軍所属の軍団。
指揮官は覇龍7将軍序列7位のグラシャ大将軍。
500人の正規軍から成る。麾下にラルキア王国王都ペンドラゴ攻略用大型魔法兵器【魔導兵】55体が加わっている。
●携帯式対戦車擲弾発射器
帝が対エルド帝国軍様に召喚したRPG7、パンツァーファウストの名称。
戦車を撃破する為に開発された火器。
●邪龍
南大陸、別名魔大陸に生息する魔獣。
蜥蜴に黒い鱗で覆われた翼が生えた様な見た目。
身体も硬質な黒い鱗で覆われている。
●正規軍
純粋なエルド帝国民で構成された軍の名称。
他国から誘拐した奴隷とは違い、有志で集まった自国民( 人間 )から成る為催眠は掛けられていない。
正規軍は黒く染められた鎧を着用する。
●奴隷軍
エルド帝国が軍に組み込んだ奴隷達から成る軍の名称。
正規軍とは違い、催眠をかけられている。
武具も正規軍とは違い粗末な物しか渡されていない。
●ベレッタ・ブレード
帝がマリア専用に開発したオリジナル武器。
銃身を伸ばしたベレッタ92FSに、ククリナイフを取り付けられる様にした物。
他に、グリップを斜めにしたり30発の9mmパラベラム弾が入るロングマガジンを装填する等工夫が凝らしてある。
●銃斧
マリア同様、帝がレーヴェ専用に開発したオリジナル武器。
全長は1m60cm程。
柄の内部が空洞になっており、銃斧専用に召喚した20mm炸裂弾を発射する事が出来る。
●魔導兵
覇龍7将軍グラシャが開発した大型兵器。
巨大な騎士の様な見た目をしている。
足首等の可動部は魔龍石を鉄と混ぜ生成された強固な鎖帷子を3重に重ね、可動部としている。
尚、この鎖帷子には術式が施されており、常時各部を繋ぎとめ、人型を保つ様に工夫されている。
背面が観音開きする様に作られており、使用する際はこの場所から人が乗り込む。
原動力は搭乗者の持つ魔力。
この魔力が魔導兵内部に張り巡らされた鎖帷子と反応し、搭乗者の意のままに操れる様になっている。
この為、内臓魔力の多い中級クラスの魔術師が搭乗する。
●C4爆薬
帝が魔導兵を破壊する為に使用した爆薬の1種。
粘土の様に柔軟である程度形を変える事が出来、高い安全性を誇る。
●戦車
第1連隊駐屯地にて使用されていた馬車や軍馬に即席の装甲を施した物。
装甲に使用した鉄板や盾は、第1連隊駐屯地の倉庫に武具の素材として保管されていた物を流用した。
●不死者族
南大陸固有の少数民族。
獣人に匹敵する高い身体能力と、エルフに匹敵する永い寿命を持つ。
様々な経緯があり、現時点で存命の不死者族はリズベル・ラ・ロード・シュテルプリッヒ並びにリリベル・ル・ロード・シュテルプリッヒの2人のみとなっている。
ボロボロになっても戦いを辞めない事から、畏怖の念を込めて狂戦士族とも呼ばれていた。
●龍角の陣
この世界の陣形の名前。
真上から見ると配置された部隊が三角形になっており、これが龍の角と似ている為この様に呼ばれている。
●攻撃・回復魔法
帝がレベルアップした事で使用できる様になったスキル。
●収納術
上記の攻撃・回復魔法同様に、帝がレベルアップした事で使用できる様になったスキル。
1度召喚した物をその場から消す事が出来る。
消した場合、召喚数はリセットされる。
●好感度アップ
このスキルを使うと、会話を交わした相手の好感度が上がる。
●獲得経験値増加
このスキルを使い敵を倒すと、取得出来る経験値が増える。
●剛力
腕力のみを劇的に上げるスキル。
●駿脚
現時点での効果は不明。
●超反射
現時点での効果は不明。
●交渉術
スキル使用後に交渉をした際、様々な交渉術が頭に浮かぶスキル。
また、交渉術が成功すると経験値が入る。
●魔弾の射手
現時点での効果は不明。
●言霊
上記同様、現時点での効果は不明。
●血の契り
不死者族に伝わる風習。
互いを戦士と認め合った者同士が、互いの血を大地に垂らす事で結束を強める事を目的としている。
他にも様々な意味が込められている。
●操師
エルド帝国軍の兵科の1つ。
催眠魔法具を使い奴隷軍を操り、指揮する者の名称。
操師1人で300から500人の奴隷を操る。
●操導師
エルド帝国軍の兵科の1つ。
操導師は其々5人から8人の操師を束ねる。
●暁闇の奇襲作戦
ラルキア王国軍が行った夜襲作戦。
この作戦は夜襲を行いエルド帝国軍の兵力を漸減し、援軍到着までの時間稼ぎをする事を目的とした物。
●壱型個人用暗視装置
帝が暗視装置【AN/PVS14】をモデルにアレンジした軍事品。
ヘルメットとバイザーが一体になっており、バイザーには夜間暗視装置と熱線暗視機能が組み込まれている。
バイザー側部に設けられたスイッチ1つで、夜間暗視装置と熱線暗視機能の切り替えが可能。
上記の機能を使用しない際は、バイザーを上げる。
●合言葉
暁闇の奇襲作戦の際、ラルキア王国軍が同士討ちを防ぐ為に使用。
【王国】と【栄光】の2つを使用する。
●フォネティックコード
帝が暁闇の奇襲作戦を行うに当たり、王国軍全部隊に周知させた物。
元は航空管制官が、単語の聞き間違いを防ぐ為の物。
今回はエルド帝国軍陣地を7×7のマス目に区切り、縦辺に数字、横辺に英単語を割り当てていた。
●S手榴弾
帝が召喚した非殺傷兵器。
安全ピンを抜くと催眠ガスを噴出する。
Sは【Sieep】のS。
このS手榴弾を使用する際には、謝って催眠ガスを吸わない様に様々な工夫が必要。
●多連装ロケット
132mm BMー13を1度に多数放つ事の出来る自走広範囲攻撃兵器の俗称。
通常、トラック等の荷台に発射機構を搭載するが、暁闇の奇襲作戦時はラルキア王国国内の丘に、鉄板の上に発射機構を乗せた物を帝が召喚していた。
●縛れぬ者達
エルド帝国軍特別迎撃隊。
優れた戦闘能力、魔法の才能を持つ獣人や妖精達から成る。
一芸に秀でた者達で組織されている為、他の奴隷とは違い金品をエルド帝国から受け取り軍務に服している。
●剣と骸骨の一団
縛れぬ者達副隊長のルリ・エルロッテが率いていた盗賊団の名称。
●8・8cmPaK43
ナチスドイツが発明した対空砲【8・8cmFIaK】を、対戦車用に手直しした大砲。
戦車の主砲としても使われ、ギルド部隊守護者の中でも最強の威力を持つ。