ここまで出た主要単語説明 その6
●ユリアナ姫殿下襲撃事件
帝がユリアナと初めて会った時の事件の名称。
これはラルキア王国へ反旗を翻したベルガスが、クーデターを成功に導く為に計画したテロ行為。
概要は、ベルガスが兵士崩れのならず者達にユリアナ暗殺を依頼したものだが、その目論見は帝達によって阻止される。
この襲撃事件後、この一件はラルキア王国軍内外でも噂になっていた。
●栄誉黄金剣章
ラルキア王国国王、ゼルベル・ド・ラルキアが新しく作った勲章。
形は剣を模しており、中央にレガッタ・ブルーの宝石がはめ込まれている。
これは建国以来の国難を退けた帝達を讃える為にゼルベル・ド・ラルキアが特注で作らせた。
主に右胸に付ける。
●最優秀指揮官章
ラルキア王国軍の勲章の1つ。
形は菱形。
これは部隊を率いる校官(佐官)級の軍人が功績を挙げた際に授与される。
主に右胸に付ける。
●奮戦章
ラルキア王国軍の勲章の1つ。
形は丸形。
戦闘時に目覚ましい活躍をした者へ授与される。
青と白色のリボンに縫い付けられており、右胸に付ける。
●パラスト
ラルキア王国王都、ペンドラゴの第3城下街にある豪華な宿。
主に他国からの来賓や、地方貴族がペンドラゴに宿泊する際に使われる。
ラルキア城に勝るとも劣らない規模と設備をほこる。
●不可抗力的遭遇戦
ギルドの定めている規約の1つ。
これはギルド組員が正式に依頼を受理していない場合、または依頼中に受注した依頼の対象外の魔獣、別件の依頼で対象となっている魔獣に遭遇、撃退した際に発生する。
ギルドはこの場合、撃退した魔獣に討伐依頼が出ているかを確認し、依頼が出ていた場合は正規の規約に添い、討伐数等に応じた報酬金をギルド組員へ払い、上記の名の下に書類を処理する。
依頼が出ていない場合はギルドが新規に依頼を作り、通常通りに報酬を支払う。
●特別遭遇戦
ギルドの定めている規約の1つ。
これはギルドに登録していない人が、討伐依頼等が出ている魔獣を撃退・討伐した際に発生する。
この場合、ギルドに登録していない民間人への報酬金の支払いは認められていないので、任意でギルドに登録しギルド本部協議の元、討伐した魔獣のレベルに沿った級のギルド組員になるか、報酬金の受け取りを辞退するかの2つの場合に限られる。
●ギルド部隊 : 守護者
帝が隊長を務めるギルドの部隊。
副隊長にはセシル・イェーガー。
構成員にはドラル・グリュック他、レーヴェ、マリアから成る。
例外として、白狼・ロルフが加わっている。
●安らぎの草原
ラルキア王国の東に位置し、原始の森の近くにある大草原。
多種多様な魔獣が生息している。
広大で見晴らしの良い地形に目を付けた先先代ラルキア王国国王指導の元、約50年程前から軍の大規模演習や魔術研究機関が開発した魔法具の試験の場としても活用されている。
●グラースアイデ
小型の肉食魔獣。別名小さな荒くれ者。
コモドドラゴンに小さな角が沢山生えた様な見た目。
寒い時期になると活発化し、縄張りに入った者を躊躇なく襲う獰猛さを持つ。
常に5匹〜10匹の小規模な群れを作り、縄張り内で暮らしている。
●ローデンラント
ノースラント村から片道2時間程の距離にある大きな街。
ギルドの支部も有り、貿易の拠点として栄えている。
●クロコディール
体長2m程の中型の肉食魔獣。
巨大な顎と鱗に覆われた姿が特徴。
鰐の様な見た目で、体の表面は鱗に覆われているが、地面と接する腹の部分には鱗は無く攻撃には脆い。
基本的に群れは作らず単体で生息している。
●裏ギルド
表沙汰に出来ない仕事を請け負う、又は仲介する集団の俗称。
依頼を受け、行動する部隊は裏ギルド部隊と呼ばれている。
ユリアナを襲った没落貴族や兵士崩れの男達はこの裏ギルドの部隊。
●アッフェ
体長70cm〜90cm程の小型魔獣。
見た目はチンパンジーにそっくりで、長い手足が特徴的。
知能もそれなりに有り、石や木などを使い狩をする習性がある。
1匹の若い雄がボスとなり、数匹のアッフェと群れを形成する。
雑食性。
中には拾った鎧を纏い、武器を扱う知能の高い個体も存在する。
●シュティーア
白い体毛に覆われた牛の様な見た目の魔獣。
人間大陸全土に生息し、主に食用として飼われている。
●警務局
ラルキア王国の法と秩序を司る機関の名称。
主な任務は、事件性のある案件の調査や犯罪者の捜索または裁判等で、治安維持を任務としたラルキア王国軍と協同し、警邏や治安維持活動を行う事もある。
他にも民間でのトラブルの解決等も行う。
●白狗の光
ヴァルツァーが隊長を務めるギルド部隊。
構成員は獣人や龍人と言った亜人で構成されている。
●魔法玉
魔術研究機関所属のティナ・グローリエが開発した超距離通信用魔法具の名称。
現時点での性能は通話可能範囲半径1km、直径80cm、重量約40kg。
使用には2つの魔法玉を用意する必要がある。
対象の魔法玉に魔力を注ぎ込む事で、もう片方の魔法玉へ向け魔力の波が発生し、通話が可能となる。
●ラルキア王国軍 第1龍団所属 第1連隊駐屯地
ラルキア王国の西、エルド帝国との国境付近に有るラルキア王国軍の駐屯地。
常時1000人規模の部隊が国境の1区間の警備に従事している。
この連隊に与えられた主任務は、エルド帝国の動向を観察しエルド帝国軍が侵攻して来た場合はその身を盾として、近隣住民が避難するまでの時間を稼ぐ事。
並びに、ラルキア王国軍が反撃の用意を整えるまでの防波堤となる事である。
●エルド帝国軍
ラルキア王国の西に位置する軍事国家エルド帝国の正式な軍隊。
常時60万の兵から成る。
この60万の兵の内、純粋なエルド帝国民は約20万程で帝国内では正規軍、精鋭と呼ばれ、残りの40万は他大陸などから連れて来られた奴隷達である。
この40万の奴隷の兵達は奴隷軍と呼ばれている。
エルド帝国には正規軍・奴隷軍の他にエルド帝国皇帝直轄の近衛部隊【覇龍軍団】や、兵站を担当する兵站軍、諜報部隊、治安維持民兵組織等が存在するが、これらの部隊は皇帝直轄の部隊であったり、民間の有志の集まりである等の理由で、基本的にエルド帝国軍とは別の指揮系統の下活動している為、エルド帝国軍には含まれていない。
●人間大陸戦争、エルド・諸外国戦争
過去にエルド帝国とラルキア王国間で勃発した戦争の名称。
陣営は、エルド帝国対ラルキア王国を盟主とした人間大陸のほぼ全国家。
事の発端は帝国主義の名の下、エルド帝国軍が領土拡大を目論みラルキア王国へ侵攻した事が原因。
●反エルド帝国連合
ラルキア王国がエルド帝国に対抗する為に発案した軍事同盟。
この同盟を提案した背景には、ラルキア王国軍の壊滅的な人的被害が関わっており、これに危機感を覚えた先先代ラルキア王国国王がエルド帝国の敵対勢力や、エルド帝国に強制的に併合された土地の人々に協力を求めた物。
要請を受けた諸外国はラルキア王国を盟主とした同盟を結成する。
その後、同盟軍が建てた反攻作戦が成功しエルド帝国軍は連合軍へ降伏した。
●侵入禁止区域
ラルキア王国とエルド帝国の国境にある
堀から其々直径1km地点の事を指す。
( 城門と城門に繋がる真っ直ぐな道は例外 )
仮に民間人、ギルドの関係者がこの侵入禁止区域に侵入すれば、侵入した国の法律又はギルドの規約により厳しく罰せられる。
仮に武具で武装した者が侵入した場合は、侵攻した者が例え1人だとしても相手国への侵攻行為と見なされ、平和条約の名の下侵攻対象となった国は相手国へ宣戦を布告出来る。
上記の事態に発展した場合、その他諸外国は侵攻対象となった国と軍事同盟を結び、侵攻行為をした国へ宣戦布告する決まりとなっている。
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