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第五話:小さな子だから許されるって事

今じゃ遊べない子っているよね、異性の子とか。

子供の頃は知らない子と遊ぶのはざらにあったけど、大人になると知らない子に声をかけて一緒に遊ぶのはできないよね。っていう話ではないです。

すべり台にぶらんこ。ジャングルジムに鉄棒。小さい頃くらいにしか全力で遊べない遊具が並んでいる。すべり台をすべらない遊び方で遊んでいたのは良い思いでだな。シーソー?シーソーは敵だ。

シーソーって一人じゃ乗れないし、しかも一方が降りるときに片方にのった子を犠牲にしなければいけないという欠点があるよね。あれで友情が崩壊するパターンとか少なくないよね!え?ない?まじかよ…。



目の前にはそんな遊具達がある。楽園だわ。遊ぶしかないね、一人だけど遊べるもん!


「おい、だれだお前」


 さて何から手を付けるか…ふふふ、腕が鳴るぜ!


 「むしすんなよ」

 ぐい。

 「おおう」



  突然私の左手が何者かによって引っ張られた。誰だ、どこの刺客のものだ。私の背後に立てるとはこやつ…只者ではないようだな、気に入った。


話しかけられた現実に目をそらす私。だって話しかけられたの久々だもん、一週間ぶりなんだもん。やだ人見知りこっちに来ても治らないもんなんだね!転生した子って結構アクティビティになるよね、私もその類いに入るかと思ったけど検討違いでした、やっべ!


「ここは俺のテリトリーだぞ。なにかってに入ってきてるんだよ」


なるほど!よくある絡まれパターンですな!


「こっちみろよ!」


無視したと思われたのか肩を捕まれて無理やりそちら側へ向かされる。されるがままになっているのは特に意味はない。

だが顔をあげる勇気とかないです。恥ずかしいじゃん。目と目が合ったらどうしよう運命感じちゃう。


それにこの男の子の声聞いたことあるし。へい、お察しの通りこいつは乙女ゲー攻略組の一人です。


御子柴(ミコシバ) 真人(マナト)

この子を担当した声優さんが独特な声の持ち主すぎて、すぐわかってしまうのだ。まじやっべーわ。声優さんすごい、子供の頃からこんな声…あ、いや御子柴くんと本人様は違うから深く考えないでおこう。

しかしこんなところでエンカウントとか笑えないってば。フラグか?フラグなのか?どうせなら前の世界で建てたかったよね。


どう返答すればこのフラグは折れるのだろう。いや、たまたま出会っただけでこれはフラグではないのかもしれない。それなら大丈夫、私はただ公園で遊びたかっただけだからな。そうそう私やましい事なんてないから。目を合わすなんて余裕だし。びびってなんかないし。


ぐうんと顔をあげる私。力強く上げすぎたからか相手は目を目を剥いていた。ぷすす面白い顔してるー!


駄目だよ私。睨むんじゃない私。コミュ障なんて何の其のだ。でも目をあわせるだけで精一杯なんだ。もういい、意思の疎通なんてどうでもいいよ、公園は諦めようか。


くるりと背を向けて走った。私は逃げ足だけは何よりも早いことを自負している。特技と言っても過言ではないぞ、


「…っ、待てよ!」

はぁん!ぅゎょぅι゛っょぃ。

何こいつ早い。もう公園の出口ふさいできよったわ。詰んだ。


「…………」

「………………」


謎の沈黙。どちらも動かない。動いてもいいけどさっき全力疾走したから足痛いから無理。


地味にこの空気辛い。発言した方がいい?あ、男装してる今なら一人称「僕」がいいかな。


ふざけた事を考えている内に奴は何かを決意したのか、私の方をキッと睨むように見て言ったのだ。


「お、お、俺と遊べ!」


そうだ、捕捉説明をしておこう。御子柴 真人の属性はツンデレだ。

御子柴(ミコシバ) 真人(マナト)

属性:ツンデレ


ヒロインとは隣の席だなよろしくみたいに出会う。

ツンデレ故に友達少ない。


ちなみに、この作品の乙女ゲー攻略組の子は基本的に友達がいないというコンセプト。


見た目は白髪の猫目で

八重歯が似合うイケメンです多分。



Q.何か嫌われっぽくないんですけど…


A.それは作者の趣味です。未来に期待してください。てへぺろ

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