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第一話:琴浦誠

説明的な?感じです。

まずは情報を整理しよう。

私は「青春講座~恋と友情を俺に教えてくれ~」

といういかにも笑い狙いであろうタイトルの乙女ゲームに転生をしました。

分かった理由は簡単。私の名前と、物心ついた頃からの家族からのネグレクトである。


ネグレクト、とは少し言い過ぎたかな。祖母を筆頭とする、家族がただ無視をするだけだからね。

お手伝いさんはいるからね、育児放棄はしてないしてない。


何故、無視されているのか。それも簡単なこと。

琴浦コトウラ ミコトが長女だからである。

私はあくまで妹だから、“二番目”だから、区別をつけているのでしょうな。

ああ、ゲーム内の誠はぐれても仕方ないよ。だってこんな理不尽なことないもの。

しかも双子。それに同じ顔。変わるとこなんて何もないのに区別されて、愛してもらえないなんてそんな、私だって前世なかったら心折れるわ。ボキボキだわ。


命ちゃんは命ちゃんで、大変なんだろうけどね。誠は誠で、大変だったんだね。グスン。


それはさておき、ゲームの概要を説明しよう。


彼女は将来、瓶底高校(ビンテイガクエン)という学校へ行き、イケメンと親友になったり、恋仲になったりと、わりと普通の乙女ゲームのように過ごす女の子である。


ただ、告白して終わりというわけではない。

命ちゃんと付き合うには、命ちゃんに相応しい男じゃなきゃいけないのだ。

つまり、将来的に琴浦家を継ぐ覚悟でなければいけないということである。

この制度はびっくりした。


仲良くなるにつれ、遊びにいく数が増える命ちゃん。

それに不信がる祖母が人を雇い、命ちゃんをストーキングさせたり。

仲良くなった攻略相手を痛め付けたりと、イケメンが中々にひどい目に合うというものだ。

(ここが売りのポイントらしい)


心優しい命ちゃんは、大好きな攻略相手くんが傷つく姿を見たくないと、自分から離れていきます。


だけど、攻略相手くんはめげません。


が、ここで私の出番である!

祖母から初めて声をかけてもらい、しかも「誠だけが頼りなんだよ」と、弱々しい声であることを頼まれるのだ。


それはまあ、攻略相手くんを騙すのさ。双子だからそっくりなんだよ!


好感度が高いと、嘘だとばれる。

好感度が低いと、ばれない。


どっちにしても、誠は報われないけどね。



嘘だとばれて、二人の愛が証明されたとき、祖母は誠を家から追い出す。


ばれないとしても、祖母はまた誠を無視しだすのだ。

誠はやるせない気持ちのままふらふらと外に歩いて、車にひかれてしまうという結末だ。


友達も作れず家族にも愛されず、という不憫なキャラクターでありつつも

命ちゃんにいつも酷い言葉を浴びせたりするため、人気はでないのである。ま、まあ、罵声を浴びさせられて喜べれるのってイケメンからの罵声くらいですからね、乙女としても。


でも、ほんの一部からは愛されてるんですよ。

物好きもいますよね。なんて。

そんな誠には、案外たくさんのイベントがあります。


嫌がらせってほどにイベントがあります、はい。


嫌いなの?好きなの?それともヒロインの可愛さをそんなに売り出したいの?


ってくらい、誠が酷い扱い受けてるものがたくさん。


ですが、私には不思議でたまらないのです。

彼女がここまで嫌われるとは、一体何をしたのかと。


乙女ゲームじゃねぇよってものもありました。

一番心にグサッときた話は「階段で話しかけてきた命ちゃんを突き落とした」事件のあとの誠視点ですな。

学年全体からの無視。先生からも無視。あらゆる人から、存在を無視されてしまい、本当に自分は存在しているのかと不安になった誠が窓から飛び降りるものだ。


あれは怖い。ガチ怖い。なんで道端の人も無視するのかなというね、いや、こういう嫌われキャラが崩壊していくのを見てすっきりする人いるんだろうけどさ、あれはやりすぎじゃないかな…と思う。



と、まあ誠に関してはこんな感じですね。

はてはて、改めてみると完全な嫌われですね、絶望ですね、テンション上がりますね!

嫌われの話って最終的に攻略相手に好きになられたりとかで、なんやかんやで仲良しこよしのエンドとかばかりですが…

私は完全な嫌われ目指しますよー!

いやはや、中途半端で申し訳ないです。

こういう話を書きたいーってのはあるのですが、中々進まないもんですねぇ


ぼちぼち頑張ります

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